[ANA]全席ビジネスジェット明日就航

＜コメント＞
　導入コンセプトは、『やすらげる日本の味』

ANA（全日空）は明日９月１日より、成田－ムンバイ線に全席ビジネスクラスのジェット就航となる。料金は平日４３万円、週末４７万円。
※成田－ムンバイ線の詳しい情報

JALは先日、羽田－伊丹間でのファーストクラス導入を発表しました。国内航空各社はVIPの取込を本格的に開始したようだ。利用者はいかに評価をくだすのか、導入後の反応が気になるところです。


全日空ビジネスジェット　成田－ムンバイ便あす就航　需要取り込み試金石 8月31日8時33分配信 フジサンケイ　ビジネスアイ
　全日本空輸（ＡＮＡ）は３０日、高いビジネス渡航需要が見込まれる成田－ムンバイ（インド）路線開設を９月１日に控え、同路線の機内サービスを報道陣に公開した。
　同社が就航させるのは、全３６席ビジネスクラスの「ＡＮＡビジネスジェット」（ボーイング７３７－７００ＥＲ型機）。すでに、３月に就航した中部－広州線でビジネス２４席、プレミアムエコノミー２４席の「ＡＮＡビジネスジェット」を使用しているが、全席をビジネスクラスとするのは世界でも珍しい取り組みだ。
　２００１年以来、６年ぶりにインド路線に再参入する同社が、日本とインドを往復する日本人ビジネスマンに提供する機内サービスのコンセプトは「やすらげる日本の味」。
　インドでビジネスを展開する日本企業１５社を対象にアンケートを実施したところ、「多忙な中で機内だけでもくつろぎ、おいしい食事を楽しみたい」という要望が高かったという。
　同路線独自の機内食は、黒毛和牛、九州産黒豚、シーフードの３種類から選べるメーンメニューと、ご飯、みそ汁など従来の懐石和食・フレンチ洋食の枠にとらわれない「日本の味」にこだわった。
　座席は高級感のあるレザーシートを使用し、幅が２０・６インチ、ピッチも６１インチとゆったりと座れる。シルクの最高級ブランド、ＣＯＣＯＯＮ（コクーン）社製の掛け布団や枕も用意し、快適な眠りをサポートする。
　また、通常はファーストクラスのみで提供しているアメニティーポーチを同社のビジネスクラスとしては初めて提供。定番のアイマスクや歯ブラシに加え、マウスウオッシュ、ウエットティッシュ、ボールペンなどが入っている。
　初年度の目標平均搭乗率は５割と低めだが、同社は「ビジネスジェットは利益追求ではない『需要開拓型』航空機」（広報室）と説明している。予約状況は、９月１日の初号便がほぼ半分で、９月中は３割程度という。
　先行する中部－広州線は、目標４割に対し平均搭乗率が２～３割と、ビジネスジェット導入当初は厳しいのも事実。
　日印間のビジネス渡航需要をどこまで取り込めるかが、今後のビジネスジェット普及のカギを握ることになりそうだ。（門倉千賀子）