flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[航大機]宮崎空港に無断着陸

2007-06-29 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 訓練中の小型機が、宮崎空港の管制塔から着陸許可を受けないまま着陸。いつもは有視界飛行で飛ぶ事が多いが、この日は視界が悪く管制から航空機の位置を知らせるためのトランスポンダーを入れ、滑走路の手前(海上)の決められた場所で、通過した事の報告を求められていたが、結果無視し、そのまま着陸してしまった。
 いくら不慣れな、想定外の悪天候とはいえ、教官が2人も同乗して何という事でしょう。いつも通りの『思いこみ』飛行だったのでしょうか?
 滑走路上に他機がなくて良かった! では済まされない!


<関連リンク>
独立行政法人 航空大学校


[航空トラブル:航空大機が空港に無断着陸 /宮崎] 6月29日16時1分配信 毎日新聞
 国土交通省は28日、宮崎空港上空で訓練をしていた航空大学校(宮崎市)の小型機が、管制の許可を得ずに滑走路に着陸するトラブルがあったと発表した。滑走路には他の飛行機は駐機しておらず、けが人はなかった。
 同省によると、トラブルがあったのは27日午後4時10分ごろ。小型機は同校の学生が操縦し、学生1人と教官2人が同乗していた。同機が空港滑走路に着陸訓練をしようとしたが、視界が悪かったため、管制官は同機に高度や速度を管制に伝える「トランスポンダー」のスイッチを入れたうえで、滑走路前の所定位置を通過した際は管制に通報するよう求めた。小型機はスイッチを入れたものの、位置通報をしなかった。このため、管制官は着陸の許可を与えなかったが、同機はそのまま着陸した。
 同校の訓練機は位置通報が不要な好天下で飛ぶことが多く、視界が悪い状況での着陸に不慣れなことが原因とみられる。

[新千歳管制ミス]本当に大惨事寸前だった!(続報)

2007-06-29 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 この管制ミスは、本当に大惨事寸前に回避されたものだった!
離陸滑走中のスカイマーク機は、時速170キロで滑走路を横断している全日空機に気付き、離陸を中止。何が危機一髪だったかと簡単に説明します。

離陸許可を得た航空機は、まず機長の左手、副機長の左手でスラスト(アクセルのようなもの)を前方に押し、エンジンの出力を約半分程度上げ、スタビライズ(安定稼働)を確認。その後コンピュータであらかじめ計算された離陸出力のボタン(TO/GA)を作動させ一気に速度を上げて行きます。
離陸中止を決意した際の速度170キロですが、ノットに直すと92ノット。あと数秒で離陸決心速度(V1)となり、両パイロットはスラストから手を離し離陸動作に専念します。離陸中止があと数秒遅れていたら・・・

<関連ブログ>
[管制ミス]危機一髪、あわや大惨事に!(新千歳)


[<滑走路ニアミス>離陸直前、別機横断で急ブレーキ 新千歳] 6月28日13時46分配信 毎日新聞
 27日午後9時10分ごろ、北海道・新千歳空港で離陸のため滑走を始めた羽田行きスカイマーク730便(ボーイング767型)の機長が、滑走路前方を横断しようとしている羽田発全日空79便(ボーイング777型)に気づき、急ブレーキをかけて停止したため、衝突を免れた。管制業務を担当する航空自衛隊は管制ミスを認めており、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は28日、調査官3人を現地に派遣し、調査に乗り出した。
 スカイマーク機の乗客乗員158人、全日空機の乗客乗員246人に、けがはなかった。国交省などによると、停止した際、両機には1000メートル以上の距離があった。スカイマーク機は停止直前に時速約170キロまで達していた。全日空機は、隣の滑走路に着陸した後、駐機場に向かおうとしていた。同じ管制官がそれぞれに許可を出していたという。事故調は管制官らから詳しく事情を聴く方針。【長谷川豊】

[中国国際航空]気分がすぐれないので欠航と機長

2007-06-29 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 機長は決して肉体的な病気ではありません。乗客から出発が遅れた事に対する謝罪を求められた機長が気分を害し、フライトをキャンセルしてしまったのです。
 出発が遅れた原因は、当該機が大幅に遅れて到着したためで、この機長に責任はないのですが、もう少し大人の対応が出来なかったのでしょうか?
 また、キャビンでのトラブルは通常、チーフパーサーが行いますが、収集できず機長の登場となったのでしょう。また夜11時過ぎの発生、と言う事は飲酒され感情を抑えきれなかったお客様もおられた事でしょうね。
 機長はキャプテンとしてのプライドが、お客様へのお詫びする事を邪魔したのか・・・
 乗客とくにファーストクラスのお客様も「俺を誰だと思ってるんだ!」的に酒の力も借り怒ったのか・・・

怒りの発端は、登場開始のズ~っと前から起こっていたと思います。待たされるお客様への航空会社側の対応が起こしたトラブルだったような気がします。運輸業ではなく、サービス業だという事を忘れないでいて欲しいですね。

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中国国際航空


「気分がよくない」から欠航!乗客のクレームに機長ご機嫌損ねる?―広東省 広州市 6月28日23時33分配信 Record China
 2007年6月25日、広東省広州市の空港から上海へ飛び立つはずだった中国国際航空の国内便CA1838が、離陸直前に機長の「気分がよくない」を理由に欠航となった。話の顛末があまりにお粗末。さて一体誰が悪いのか?
 2007年6月25日、広東省広州市の空港から上海へ飛び立つはずだった中国国際航空の国内便CA1838が、離陸直前に機長の「気分がよくない」を理由に欠航となった。乗客は3グループに分かれ、それぞれ別便で翌朝までに上海へ到着した。機長の気分悪くなった顛末というのがあまりにもお粗末。さて一体誰が悪いのか?
 くだんの飛行機は夜8時半に出発予定だったが、到着が遅れたため、夜11時にようやく搭乗が始まった。ファーストクラスの乗客が遅延に腹を立て、クルーに謝れと迫った。キャビンアテンダントは頭を下げたのだが「お嬢さんでは話にならん、機長を出せ」と要求。他の乗客にも大声で同意を求めたことから、エコノミークラスの乗客をも巻き込む騒動が10分以上続いた。【 その他の写真はこちら 】
 そこへ機長が登場。謝るのかと思いきや、片手を腰に、もう片方の手で例の乗客を指差しつつ、怒りを爆発させてしまった。機長がコックピットを出てきては出発どころではない。一時間以上言い合いが続き、最終的には「機長の気分がよくない」を理由に欠航となってしまった。乗客は賠償金として500元(約8000円)を受け取り、別便で上海へ向った。
 乗客側は、機長が「機嫌を損ねた」を理由に欠航するとは何事かと怒りは収まらない。一方の航空会社側は、乗客との接触はキャビンアテンダントの仕事であり、機長はコックピットを離れてはいけない規則、しかも今回のような緊急事態では欠航も止むを得ないとコメントしている。(翻訳・編集/WF)


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