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[8・12日航事故]遺族連絡会の活動記録を自費出版

2006-08-01 | 業界ニュース
 日航機123便8月12日の事故から今年で21年となります。多くのナゾを残したこの日航機墜落事故でしたが、遺族連絡会の活動記録が自費出版される事となりました。ボーイングの事故に関する発表では、尻もち事故の修理が不十分であり、そのために圧力隔壁への異常が原因とされているようですが、はたして本当だったのでしょうか?
 既に旅客機として、B747-100SRは国内で就航していませんが、基本構造は現在のダッシュ400と変わらない(構造上のことです)。
事故を正面から見据え、再びこのような事が起こらないようにと思っています。
※写真は事故機ではありません

☆日航123便の真実
☆日航123便の飛行ルート

(毎日新聞) - 8月1日3時19分更新
 85年の日航ジャンボ機墜落事故の遺族でつくる「8・12連絡会」による活動記録「旅路 真実を求めて」が1日、自費出版される。遺族会の結成、日本航空や運輸省(当時)幹部に対し刑事処分を求めた東京地検への告訴、そして無念の不起訴処分――などがつづられている。編集した連絡会事務局長の美谷島邦子さん(59)は「この21年間の活動記録を、後世の空の安全に役立てたかった」と話している。
 美谷島さんは事故で二男(当時9歳)を失った。2年前、「連絡会で作った資料を埋もれさせてはいけない」と執筆、編集作業を開始。事故からちょうど20年だった昨年、一般市民から寄せられた「事故当時は幼少期。詳しい話を知りたい」という投書に後押しされたという。前書きには「旅はこれからも続く。ひとえに真実を求めて」と記した。
 活動記録は、21年間にわたる会報をもとにしたA4判80ページで、計3000部を出版。
 年表や写真約50点も交え、85年の事故発生から、遺族と3万人以上の市民による刑事責任追及の動き、不起訴決定に対する抗議や、今年に入って新たな犠牲者を出さないよう求めた要望書の提出までをまとめている。
 特に90年7月、前橋地検が一部の遺族向けに不起訴理由を説明したことについては10ページを割いた。遺族は「原因は事故調査委員会の報告でしか分からない。それ以上のことは法学部出身の我々には分からない」「有罪の確信がないと起訴しない」などと言われたという。
 こうした発言が一般向けに語られるのは初めてで、美谷島さんは「事故の全容解明システムそのものが本当に妥当だったのかを問うためにも掲載したかった」と語る。
 税込みで1冊1000円。問い合わせは、上毛新聞出版局(027・254・9966)。【種市房子】