エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

SVXなのです

2005-05-27 | 
この車に乗っています。
(写真と自車の仕様は異なります)


自分もそれなりに想いはありますが、既にいろんな人が膨大な論評をされているので何を書いても今さらですね。

実は富士重工というメーカーにはほとんど思い入れはありません。
このSVXに惚れたのはジウジアーロのデザインが全てで、中身は直4だろうがFFだろうが一向に構わなかったのです。
(スバリストに聞かれたら半殺しにされそう?)

平成5~6年頃、購入を検討していた頃は結構迷いました。
VersionLほど装備いらないし(CDとか4WSとかABSとか…)VersionEだと内装がなんかヘンだし(シートが2トーンで何となく受け入れ難かった)…なかなか決断できずにいたところ。

「この価格で如何でしょう」とフラッグシップらしからぬ破壊的CMで出てきたのがS40IIという特別仕様車でした。

確かにお値段はお安く、レガシィの最上級グレードと同じくらいでしたから一気に突き動かされました。
(何しろ元々内容にこだわりがありませんでしたので)

カタログをもらってくると、内装は生地こそ安っぽいもののさっぱりしたグレーで、不評だった木目インパネも同様のグレーに塗られ、全体に自分の抱いていたイメージ(ひたすら理性的、という)にほぼ100%合致していたので即購入決定。

決断に至るまでに一度も試乗していませんが、要するにデザインが全てでしたので問題なし。


ただ技術のスバルの関心事は残念ながら内装には無かったようで、納車された車は内装の表皮の巻きつけが不完全で下地が一部見えてしまっていたり(これは当然交換してもらいましたが)グローブボックスの蓋の成型がいまいちなのか一部ラインが合っていなかったりと少々不満は残りました。
あと、これは不具合ではありませんがエアコン吹き出し口の作りが妙に簡単だったり。
純正オーディオの安っぽさには「どうせ入れ替えるからいいや」と安直に構えていましたがどうしてどうして、そこらの店では作業してもらえず現在に至っています。
まあ音自体はクセがなくて非常に聴きやすいんですがね。

このあたり、例えばトヨタなんかだと絶対そういう不満は起こさせないと思うのですが、しかしトヨタほどお客様スリスリなのはちょっと嫌ですね。(気難しい?)
日産は「我々はこれが便利だと思った。よって諸君も便利だと思って使いなさい」という感じだし。
(このあたり、まったく勝手なイメージで語ってますが)
実はマツダの中庸さというか、そこそこさというかマジメさと気配りのバランス加減が結構好きでしたね。
(今のマツダは軽薄なスポーティさに走ってしまっていてちょっと…ですが)


それはさておきこの車、あまり出回らなかった割にいろいろ書かれていますが、中には「本当に実車を見て言ってるの?」と思われるような記述を見たことがあるので、少し触れておきます。

・「全面がガラスで覆われているのでルーミーな室内」
ガラスで覆われているのはあくまで外側でして、中に乗ればしっかりしたピラーがガッチリ立ってますので印象はごく普通だと思います。

・「(曲率の大きいガラスのせいで)視界が歪む」
少なくとも自分の車についてはそんなことはありませんでしたが。
ただ製造上の問題で一部にそういう車はあるようです。

・「ホイールカバーの設定」
そんなモンねぇよ!って感じですが。
実はこの記述は「J's Tipo」誌別冊にあったものです。
この雑誌はわりと記事のウラを取ってない事が多いですね。
ていうかライターが手近な資料をもとにやっつけ仕事で文を書いてる感じがします。
ついでに苦情を言うと、マツダ・エチュードを珍車コーナーに載せるのは別に構わないのですが、写真がいつも鉄ホイールの最低グレードなのは何故?



そんなこんなで、まるで猫可愛がりしていたので所有歴が11年にして走行距離はまだ4万km。
当分は変わらず地味に乗り続けていきたいと思っております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする