大学入試センター試験を皮切りに本格的受験シーズン到来。私の子供はまだ5年生でのんびりムードなのだが、首都圏では4年生ぐらいから中学受験の為に既にスタートが切られている…ということで、ここあたり受験熱の地域差を感じる次第。
大学入試と言えば、また証拠にもなく、政府は現在の大学入試センター入試に代わり、複数回受けられる「達成度テスト」の導入、一発勝負の入試を見直し「人物本位」の選抜を目指すとの方針を打ち出したらしいのだが、その頃、受験することにある親視点から言わせてもらえば、変な制度改革は止めて欲しい…と言ったところ。
しかし、このような受験の制度改革のニュースを聞くと、いつも思うのは「本当に問われるべきは、私立大学、特に文系学部の入試なんじゃないかな…。」ということ。
なにしろ、大学生の4分の3近くは私立大学に通っていて、その内、所謂私立文系が数的にも圧倒的なのだ。まぁ、国公立に落ちた者も私立大学に行くので、大学入試センター試験も重要は重要な訳だが、数的に圧倒的に多い私立文系入試をやはり問うべきだと思うのだ。
…で、私立文系入試だが、ご存じのとおり、基本、文系でも5教科を受けなければならない国立大学と違って、外国語、国語、社会の33目受験がメインで、数学は選択科目となっている例が圧倒的。(数学を必須としているのは今や上智大学だけとのこと。)
10数年前に「分数が出来ない大学生」という本が話題になったが、それから全く改善されていないばかりか、大学全入時代を迎え、一般入試を受けて入る学生数が半分を割り…と事態は悪化するばかり。
大学時代、経済学部で、さっぱり勉強もしなかった私が言うのも説得力がないのだが、純粋な文学部ならいざしらず、経済学部や経営学部、商学部や社会学部など社会学部系で数学が必須科目でない…などというのはどう考えてもあり得ないだろう。
経済学部の教授の中には「今の学生は数学も出来ず、授業にならない…。」などとのたまう者もいるようだが、「数学を受験科目に入れていない貴方達の責任でしょ。」としか言いようがない。
まぁ、「大学事務局側から、数学を必須科目にしていまうと、受験生が減って手数料が入らないという圧力があって…。偏差値も数値的に下がるし…。」という言い訳があるのかもしれないが、「そんなの理由になる訳ねーだろ…。教育者としての良心はないのか?」と言いたいところ。(私たちは研究者なんで…とでも答えるのだろうか?)
この問題については、やはり私立のトップ校である早稲田大学に考えてもらうしかないんじゃないだろうか。
昔は慶応大学の経学部、商学部は数学2Bまで必須だったような気がするが、表面上の偏差値で早稲田より低く見られてしまう…ということから慶応大学も90年代に数学必須を外してしまったらしい。(「分数が出来ない大学生」より。天下の慶応大学が情けない話である。)
官学(東大)とは違う個性的な人材を採りたかった…という歴史的経緯などがあって、今のような受験科目になっているのかも知れないが、今や早稲田大学の教授達も、「数学が必須科目である必要性はない。」と思っている人はいないだろう。
私は「数学が出来ない人は論理的思考能力が弱い」とまでは思わないし、決して数学万能主義者ではないのだが、社会人になれば、数字からは逃れられないのが現実だし、受験科目にない(選択科目)ことで、早々に数学を捨てる判断をしている(それ自体は合理的だとは思うが)生徒が大量にいることを考えると、その悪影響は計り知れないのではないだろうか?
まぁ、実際には、一般入試を受ける比率さえ半分を割っているので、受験科目を云々しても意味がないのかも知れないが、私立大学入試について、まじめに考えた方が良いんじゃいかな…と思う次第である。
確かに昔の受験はテンション高かったですね。特に国立大学は一発勝負でしたしね。
理系は分からないのですが、文系の場合、国立の試験科目と私立の試験科目、出題傾向が全然違うので併願するのが大変なんですよね。
これからもよろしくお願いします。
同級生で大学に受からなかったら自衛隊に行くと言ってて実際行ったやつとか、税務大学校に行ったやつがいましたが、私はとにかく国公立大学の希望学部に絶対入りたいという信念があったので、親に頼んで自宅浪人させてもらいました。(私立は無理だし行きたくも無かった)
国公立と滑り止め私立を複数受けるひとが多かったですが、別にうらやましくは無かったです。
東大も推薦採用というのは、ちょっとどうかな…という気がしますが、人数的には少数に止まるのでしょうし、あくまで一般入試が主力、推薦、OAが半数以上を占める私立大学とは違うんじゃないですかね…と思いたいですね。
昔は大学入試はしっかりしていたという日本の大学の評価ですが、それが崩れているのは如何なものかな…と言うのが正直なところです。
これからもよろしくお願いします。
単なる私の主観ですが、早慶以下私立大学は生き残りのためには何でもやるというのが本音でしょう。
いろんなタイプの学生を入学させて出来のよい者だけを卒業生扱いするのも有りだとは思います。
東大までが推薦を採用することから国公立もそういう方向に行くから、私立はダメとは言えなくなるでしょう。
一番凄いのは私立文系のトップ校でしょうね。東大・一橋の落ちから、専願一般入試組、OA入試、推薦、附属校からの入学組、それにスポーツ推薦枠…まさにカオス。企業人事担当者ってどう判断するのでしょうかね?
少子化で大学側も大変なのはわかりますが、これまで入学してくるレベルがバラバラというのは学校の価値を下げると思うのですが…。
これからもよろしくお願いします。
ただしスポーツで入った人はまったく基準が違うので別です。
そういうひとは私の大学には今もいないはずですが。
確か小和田雅子さんも帰国子女枠ですね。そして父親のいる外務省で、花形の北米課…、一般入試の方は複雑な心情の様ですね。
最近は地道な努力で…と言うのは流行らないですが、良いことなのか悪いことなのか…どんなものなのでしょうね?
こらからもよろしくお願いします。
あと短大から医学部に編入した元女子アナがクイズ番組で、裁判所の順番(地方、高等、最高)がわからなかったのは衝撃でした。
東大にはやはり少数とはいえ推薦入試は導入して欲しくはなかったですね。まぁ、今でも帰国子女枠というのはあるみたいですが…。
社会は不公平に満ち溢れてますが、それが幻想であったとしても、国立大学だけは広く門戸を開けておいてもらいたい…と思っております。
これからもよろしくお願いします。
まぁ、今持っている2つの腕時計を長く使っていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
多くのOBもさぞ嘆いていることでしょう。
そのうち私立のAOみたいに一発芸で東大に入れたりして
就職については面接で決めるしかないと思いますが、私も大学入試に面接を取り入れることには反対ですね。何しろ基礎学力が大事な訳ですし…。
まぁ、いろいろ入試の事についていろいろ語っている訳ですが、現状は推薦、OA入試が半分を占め、偏差値操作が横行…ということで、既に形骸化しているのかも知れません。
私立大学はともかく、国公立大学については公平性を保って欲しい…と思っています。
これからもよろしくお願いします。
私の会社はバブルのとき中途採用を多く採りましたが、何度も面接をしたにも関わらず、かなり問題のある人物が複数私の部署に配属されて問題になっていました。
大学は学問をするところなので、単に学力で選考するだけで何がいけないのでしょう?
私も大学に入って勉強しなかったですね~。授業の出席率はイチローの打率よりも低かったんじゃないかな…。
今の大学生はまじめに勉強しているみたいですね。基本的には良い事だと思いますけどね。
これからもよろしくお願いします。
文系理系というくくりは時代に合っていないと思いますね。ほかの国ではだいたい人文系・社会科学系・自然科学系の3つに分類していますし。
私は職場でいろいろな学部出身の方と付き合いがありますが、確かに学部によって思考方法が違っているかも…と思うことがありますね。
これからもよろしくお願いします。
数学ができなくて留年するとか中退することはまず無いそうですが。
理系のおごりじゃないですが、報道系番組などで出演者が非論理的なことをよく言うのは、ほとんど文系だからなのかな?と思います。
数字ではなく感覚でモノを言うのも彼らの特徴です。
(犯罪が昔より増えているなど)
逆に言えば文系のほうがしゃべりは上手いとは言えます。