天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

十日夜神迎え

2016年11月09日 | 秋は夕暮れ
 年に1度、出雲大社(島根県出雲市)に集まる八百万(やおよろず)の神々を迎える「神迎(かみむかえ)神事」が旧暦の10月10日にあたる日の夜、国譲りの舞台とされる同市の稲佐の浜で営まれる。
 浜辺にしめ縄で囲った斎場が設けられ、神々が訪れる目印となるたいまつがたかれる。笛や太鼓が鳴る中、白装束の神職が、神々が宿るとされるサカキを祭壇に厳かに奉じ、祝詞をあげる。
 その後、サカキは白布の帳に覆われ、出雲大社まで約2キロの「神迎の道」を、大勢の氏子や観光客とともに進む。旧暦10月は、神々が留守になるため神無月といわれるが、出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ばれる。




 出雲神在祭は、神無月十日夜から十七日まで。稲佐浜で天地の神々が国譲りの合議を行い、大国主命が出雲にお社を造ってもらうことで天地の神々が縁を結びました。これにより、荒ぶる海の神、須佐之男命も治まり、地は安定した収穫が得られるようになりました。
 神無月十日夜はまた、葉月十五夜、長月十三夜に継ぐ名月、三の月とも。

 はらはらと 走る雑仕や 神迎  阿波野青畝

 十七日出雲をお発ちになった神々は、各地には神無月晦日に御帰りになります。各地方では、神無月晦日に神待ち、神迎え。世界でも10月31日年がわりの時期、地域があり、ハロウィンはそのお祭り。カボチャに灯りは、月への感謝。そして、仕舞う月(霜月)、仕走る月(師走)へと移っていきます。


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