天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

それぞれの宇宙

2004年12月01日 | 中島みゆき


翔く人の語る未来は 見つめる人の未来より大きい
翼の風が開く扉は 希望の色に染まる世界
時は駆け足で昨日から明日へ
人はその中で 愛と夢と生きる祈りの今日をとり出す
それぞれの心の それぞれの宇宙を
併せてひろげる

ふり仰ぐ人の描く世界は うつむく人の世界より明るい
未知なる時代に道は続いて 信じる胸に地図が浮かぶ
つなぐ指先は60億の微笑み
人はその中で 愛と夢と生きる祈りの歌を伝える
それぞれの心の それぞれの宇宙を
併せてひろげる


(1987)