天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

正しさは文学作品に

2017年10月15日 | Weblog
 ノーベル文学賞カズオ・イシグロの原作を森下佳子脚本でテレビドラマ化した「わたしを離さないで」が再放送されるようです(DVDも出ています)。基本的人権について考えさせられる作品です。

 真実という登場人物が、街頭で煙草を吸いながら人権を訴えるシーンが印象的です。自治体の殆どが出している禁煙条例が違憲であるとのメッセージなのでしょう。テレビ報道が政治家はじめ著名人の言葉を間違っていても正せず放送する中で、あるいは正しいことでも視聴率のためにはよくないと採用されない傾向の中で、文学作品としてなら正しいことを伝えられるということではないでしょうか。

 煙草を吸う人、安倍氏、籠池氏、加計氏などを声高にいじめる人を報道する場合には、それを人権侵害、違憲行為だと注釈を入れなくてはなりません。

 今度の選挙では愛のない人たちが減りそうな情勢で、国民の多数はちゃんとわかっているようです。