天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

貢献

2008年11月05日 | 不易
求めよ、さらば、与えられん。捜せ、さらば、見いだされん。門をたたけ、さらば、あけてもらえん。すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。

Ask, and it shall be given you; seek, and ye shall find; knock, and it shall be opened unto you:For every one that asketh receiveth; and he that seeketh findeth; and to him that knocketh it shall be opened.~(マタイによる福音書7章7~11節)

「米百俵の精神」こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないでしょうか。新世紀を迎え、日本が希望に満ちあふれた未来を創造できるか否かは、国民一人ひとりの、改革に立ち向かう志と決意にかかっています。~01年5月7日の小泉首相所信表明演説より

改革なくして明日はありません。国民の支持なくして改革は実行できません。改革の原動力は国民一人ひとりであり、改革が成功するか否かは、国民の強い意思と政治家の断固たる行動力にかかっています。日本社会には、新しい時代に挑戦する意欲と「やればできる」という自信が芽生えています。改革を止めることなく、勇気と情熱を持って、日本の明るい未来を築こうではありませんか。~05年9月26日の小泉首相所信表明演説より

みなさんなしでは、何も起こり得ません。社会に貢献するという新しい意欲、自分を捧げるという新しい意欲がなくては、何も起こり得ないのです。It can't happen without you, without a new spirit of service, a new spirit of sacrifice. だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分たちだけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。So let us summon a new spirit of patriotism, of responsibility, where each of us resolves to pitch in and work harder and look after not only ourselves but each other.~2008.11.04オバマ勝利演説より

世界を動かしている信念 ~04年基調演説まとめ

2008年11月05日 | オバマ
 04年民主党の大統領候補となった(結果的に、ブッシュ大統領に敗れた)ジョン・ケリー上院議員の広報担当が、新進気鋭のオバマ氏(当時イリノイ州議会議員)の存在を知り、基調演説に大抜擢しました。自らが原稿を書いたこの演説によって、一夜にして全国区となったオバマ氏はその秋の上院選で圧勝し、4年後の大統領選への軌跡が本格的に始まりました。

 以下、04年7月27日民主党大会におけるオバマ氏の基調演説の要所。

 私たちのプライドは、200年以上前に作られた独立宣言で要約されている、非常に単純な根拠に基づいています。「私たちは、すべての人は平等に造られているということ、奪われることのない権利を創造主から与えられているということ、生命、自由、幸福追求を共有しているということ、という自明の真実を保持しています。それこそが、アメリカの真の特質であり、人々の夢へのシンプルな信頼であり、小さな奇跡への固執なのです。
 今年、今回の選挙で、私たちは私たちの価値観と公約を再確認することを求められています。難しい現実に対して、それを保持することを求められています。そして、私たちがどのように、私たちの先人の遺産と次世代への約束をどのように調整するかを求められています。そして親愛なるアメリカへ - 民主党員、共和党員、無所属の人たち -私は今晩あなた方に言います。私たちはもっとなすべきことがある、ということを。
 ジョン・ケリーは理解しています。共同体、信頼、そして犠牲の理想を。なぜならそれこそが彼の人生を定義しているからです。繰り返し繰り返し、私たちは、彼が、より簡単で利用可能なものより、厳しい選択をするのを見てきました。ジョン・ケリーは、信じています。アメリカが、一生懸命働けば報われる国であるということ。ジョン・ケリーは、信じています。世界の羨望を浴びる国にしている憲法に定める自由を。そして、彼は決して、私たちの基本的な自由を犠牲とすることはないでしょう。そして、私たちを分かつために信仰をくさびとして使うことはないでしょう。ジョン・ケリーは、信じています。危険な世界で、戦争が選択肢のひとつではあるに違いないが、それが決して1番目の選択肢ではない、ということを。

 彼は、私たちの一部の人が成功するということでは、十分でないことを知っています。なぜなら、私たちの有名な個人主義と並んで、アメリカンサーガにはもうひとつの要素があります。私たちはひとつの人間として繋がっているという信念。それは、私は私の兄弟の保護者、私は私の姉妹の保護者であるという、世界を動かしている基本的な信念です。それは、個人的な夢を追い求めることを許しながらも、ひとつのアメリカの家族としてまとめているものです。
 おおぜいの中のひとり。“E pluribus unum.”Out of many, one.
 それでも私たちが話をするけれども、私たちを分断させようとする者たちがいます。どんな政治的なものもやってしまう情報戦の達人やネガディブ広告の名人たちです。しかし、私は彼らに今晩、宣言します。自由主義者アメリカというものもなく、保守主義者アメリカというものもない、あるのはアメリカ合衆国だと。黒人のアメリカというものもなく、白人のアメリカというものもなく、ラテン系アメリカというものもなく、アジア系アメリカというものもない。そこにあるのは、ただアメリカ合衆国である、と。
 博識な人は、細かく分類分けすることを好みます。赤い合衆国、青い合衆国。共和党の赤い合衆国、民主党の青い合衆国。しかし、彼らのために、私も情報を入手しました。イラク戦争に反対した愛国者と、それを支えた愛国者がいます。私たちは、ひとつの人間であり、私たち全員で、星条旗に忠誠を誓い、私たち全員で、アメリカ合衆国という国家を守っているのです。

 私はここで、盲目的な楽観主義を述べているのではありません。見て見ぬ振りをすれば、失業問題が去り行くとは思っていません。話題にしなければ、医療保険問題が解決するとは思っていません。それは、意図的な無視です。そうではありません。私は、今、もっと本質的な何かについて話しているのです。
 その希望は、奴隷たちがたき火を囲み、自由を歌ったときのものです。その希望は、移民たちが遠くの海岸を目指し、旅立ったときのものです。その希望は、若き海軍大尉が勇敢にメコン・デルタをパトロールしたときのものです。その希望は、製粉労働者の息子が、ありがちな自分の未来に反抗したときのものです。その希望は、おかしな名前のやせっぽちの子どもがアメリカには自分のための場所もある、と信じたときとまた同じものです。
 なんという大胆な希望でしょう!結局、それは私たち、この民族の基礎となっている神の最も素晴らしい贈り物なのです。目に見えない信念、未来はもっと良い日々であるという信念なのです。
 今晩、もしあなたが、私が感じているのと同じエネルギーを感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ危機感を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ情熱を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ希望を感じているならば、もし私たちが、なすべきことをするならば、私はなんの疑いもありません。この国は約束を取り戻し、長かった政治的な暗闇から輝かしい日々を取り戻すでしょう。

厳しい選択 ~04年基調演説より(対訳)

2008年11月05日 | オバマ
 私たちのプライドは、200年以上前に作られた独立宣言で要約されている、非常に単純な根拠に基づいています。「私たちは、すべての人は平等に造られているということ、奪われることのない権利を創造主から与えられているということ、生命、自由、幸福追求を共有しているということ、という自明の真実を保持しています。」Our pride is based on a very simple premise, summed up in a declaration made over two hundred years ago,“We hold these truths to he self-evident, that all men are created equal. That they are endowed by their Creator with certain inalienable rights. That among these are life, liberty and the pursuit of happiness.” それこそが、アメリカの真の特質であり、人々の夢へのシンプルな信頼であり、小さな奇跡への固執なのです。That is the true genius of America, a faith in the simple dreams of its people, the insistence on small miracles.

 今年、今回の選挙で、私たちは私たちの価値観と公約を再確認することを求められています。難しい現実に対して、それを保持することを求められています。そして、私たちがどのように、私たちの先人の遺産と次世代への約束をどのように調整するかを求められています。This year, in this election, we are called to reaffirm our values and commitments, to hold them against a hard reality and see how we are measuring up, to the legacy of our forbearers, and the promise of future generations. そして親愛なるアメリカへ - 民主党員、共和党員、無所属の人たち -私は今晩あなた方に言います。私たちはもっとなすべきことがある、ということを。And fellow Americans – Democrats, Republicans, Independents – I say to you tonight: we have more work to do.

 ジョン・ケリーは理解しています。共同体、信頼、そして犠牲の理想を。なぜならそれこそが彼の人生を定義しているからです。John Kerry understands the ideals of community, faith, and sacrifice, because they’ve defined his life. 繰り返し繰り返し、私たちは、彼が、より簡単で利用可能なものより、厳しい選択をするのを見てきました。Again and again, we’ve seen him make tough choices when easier ones were available. ジョン・ケリーは、信じています。アメリカが、一生懸命働けば報われる国であるということ。John Kerry believes in an America where hard work is rewarded. ジョン・ケリーは、信じています。世界の羨望を浴びる国にしている憲法に定める自由を。そして、彼は決して、私たちの基本的な自由を犠牲とすることはないでしょう。そして、私たちを分かつために信仰をくさびとして使うことはないでしょう。John Kerry believes in the constitutional freedoms that have made our country the envy of the world, and he will never sacrifice our basic liberties nor use faith as a wedge to divide us. ジョン・ケリーは、信じています。危険な世界で、戦争が選択肢のひとつではあるに違いないが、それが決して1番目の選択肢ではない、ということを。And John Kerry believes that in a dangerous world, war must be an option, but it should never he the first option.

おおぜいの中のひとり ~04年基調演説より(対訳)

2008年11月05日 | オバマ
 彼は、私たちの一部の人が成功するということでは、十分でないことを知っています。He knows it’s not enough for just some of us to prosper. なぜなら、私たちの有名な個人主義と並んで、アメリカンサーガにはもうひとつの要素があります。For alongside our famous individualism, there’s another ingredient in the American saga. 私たちがひとつの人間として繋がっているという信念A belief that we are connected as one people. それは、私は私の兄弟の保護者、私は私の姉妹の保護者であるという、世界を動かしている基本的な信念です。It’s that fundamental belief – I am my brother’s keeper, I am my sister’s keeper – that makes this world work. それは、個人的な夢を追い求めることを許しながらも、ひとつのアメリカの家族としてまとめているものです。It’s what allows us to pursue our individual dreams, yet still come together as a single American family.

 おおぜいの中のひとり。“E pluribus unum.”Out of many, one.

 それでも私たちが話をするけれども、私たちを分断させようとする者たちがいます。どんな政治的なものもやってしまう情報戦の達人やネガディブ広告の名人たちです。Yet even as we speak, there are those who are preparing to divide us, the spin masters and negative ad peddlers who embrace the politics of anything goes. しかし、私は彼らに今晩、宣言します。自由主義者アメリカというものもなく、保守主義者アメリカというものもない、あるのはアメリカ合衆国だと。Well, I say to them tonight, there’s not a liberal America and a conservative America – there’s the United States of America. 黒人のアメリカというものもなく、白人のアメリカというものもなく、ラテン系アメリカというものもなく、アジア系アメリカというものもない。そこにあるのは、ただアメリカ合衆国である、と。There’s not a black America and white America and Latino America and Asian America; there’s the United States of America.

 博識な人は、細かく分類分けすることを好みます。赤い合衆国、青い合衆国。共和党の赤い合衆国、民主党の青い合衆国。The pundits like to slice-and-dice our country into Red States and Blue States; Red States for Republicans, Blue States for Democrats. しかし、彼らのために、私も情報を入手しました。But I’ve got news for them, too. イラク戦争に反対した愛国者と、それを支えた愛国者がいます。There are patriots who opposed the war in Iraq and patriots who supported it. 私たちは、ひとつの人間であり、私たち全員で、星条旗に忠誠を誓い、私たち全員で、アメリカ合衆国という国家を守っているのです。We are one people, all of us pledging allegiance to the stars and stripes, all of us defending the United States of America.

もっと本質的な何か ~04年基調演説より(対訳)

2008年11月05日 | オバマ
 私はここで、盲目的な楽観主義を述べているのではありません。見て見ぬ振りをすれば、失業問題が去り行くとは思っていません。話題にしなければ、医療保険問題が解決するとは思っていません。それは、意図的な無視です。I’m not talking about blind optimism here – the almost willful ignorance that thinks unemployment will go away if we just don’t talk about it, or the health care crisis will solve itself if we just ignore it. そうではありません。私は、今、もっと本質的な何かについて話しているのです。No, I’m talking about something more substantial.

 その希望は、奴隷たちがたき火を囲み、自由を歌ったときのものです。その希望は、移民たちが遠くの海岸を目指し、旅立ったときのものです。その希望は、若き海軍大尉が勇敢にメコン・デルタをパトロールしたときのものです。その希望は、製粉労働者の息子が、ありがちな自分の未来に反抗したときのものです。その希望は、おかしな名前のやせっぽちの子どもがアメリカには自分のための場所もある、と信じたときとまた同じものです。It’s the hope of slaves sitting around a fire singing freedom songs; the hope of immigrants setting out for distant shores; the hope of a young naval lieutenant bravely patrolling the Mekong Delta; the hope of a millworker’s son who dares to defy the odds; the hope of a skinny kid with a funny name who believes that America has a place for him, too.
 なんという大胆な希望でしょう!The audacity of hope! 結局、それは私たち、この民族の基礎となっている神の最も素晴らしい贈り物なのです。目に見えない信念、未来はもっと良い日々であるという信念なのです。In the end, that is God’s greatest gift to us, the bedrock of this nation; the belief in things not seen; the belief that there are better days ahead.

 今晩、もしあなたが、私が感じているのと同じエネルギーを感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ危機感を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ情熱を感じているならば、もしあなたが、私が感じているのと同じ希望を感じているならば、もし私たちが、なすべきことをするならば、私はなんの疑いもありません。Tonight, if you feel the same energy I do, the same urgency I do, the same passion I do, the same hopefulness I do – if we do what we must do, then I have no doubt. この国は約束を取り戻し、長かった政治的な暗闇から輝かしい日々を取り戻すでしょう。This country will reclaim its promise, and out of this long political darkness a brighter day will come.