とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

M-1グランプリ2005

2005年12月25日 18時12分40秒 | 日本的笑世界
いや~、今日はすごいもの見てもうた・・・

今夜は、9月から予選が行われていたM-1のグランプリ決定戦が生放送されました。
グランプリは、ブラックマヨネーズ。

・・・
笑った!!!

彼らは・・・すごい!こんな笑わせられ方は、やすしきよしの漫才以来だ!
しかも一回戦より決勝戦のネタの方がもっとおもしろかった!
間断なく笑わせられて、もう涙流してました、わたし。
おもしろいの半分、感動半分。まさにこの漫才は、感動です。
例によって、いままで彼らの事まったく知らなかった・・・

ネタもすばらしいし、ふたりのコンビネーションがまた良い!
グランプリで名前が呼ばれた時、ふたりががっしりと握手をかわしていたのが、とても印象的でした。もらったトロフィーもきちんと相方に見せて・・・ふたりの間に確固とした信頼関係が築かれているのが、伝わってきました。

どうやら片方の人は、年々お髪のほうが少なくなっているらしく、容貌もかなり劇的に変わっている(笑)みたいなんですが、漫才の中でそれをネタにしなかった所がエライ!と思いました。

もう片方の人は、お顔の皮膚がちょっぴり凸凹なのが特徴で、いちおうそれはオチとして使われていたけども(「いつも行く皮膚科の先生に云々」)、このオチもまた、渋いな、と。というのも、そこへ行くまでの過程があんまりにもおもしろいために、オチでまで笑いをとる必要がないのです。「俺たちゃ忍者だ」のオチについての考え方と同じようなものだと思いました。オトすんじゃなく、しめる。

彼らは、相手の言ったことを、ひねってつっこむ時のひねり方が、尋常じゃないです。この感覚は、きっとこの人達でなければ出せないんでしょう。あと、ここぞと言う時に平手打ちかますのも、とても良いです。

決勝戦の他の2組もものすごくおもしろかったけど、ちょっとブラックマヨネーズは違う次元にいましたね。これぞ漫才や!というような。「梅田から堺まで行っても勝負つかんやんけ!」は笑ったなー!


笑い飯は、トップで出て決勝に残ったのだからすごい。本物ですね。ふたりともマリリン・モンローになっちゃうってアイディアがいいなあ。コンビ二人のルックスが違い過ぎなのもおもしろい…もちっとぴしっとすれば、もっとかっこいいんじゃないかなあ。なんか今はかっこよくも悪くもなくて、中途半端かな…

麒麟は、一回戦のネタがめちゃくちゃ良かった。審査員にも絶賛されてました。いいコンビですね。えー声の方の人の「アホ!」とかつぶやく瞬間的なつっこみがみょうにおもしろい(笑)けど、決勝戦はそれを多発しすぎてた。

南海キャンディーズは、ちょっと緊張してたかなあ?でも、子供番組のパジャマのコーナーにお姉さんが出て、お姉さんのドロドロの私生活を見せる、ってところ、笑ったなあ。

チュートリアル、良かったんだけどなあ~決勝出てほしかったなあ~。なんかギリギリの所で勝負する笑いだったですね。バーベキューの具材を刺す順番にアートを見い出す…ってすごいよね。松ちゃんがすごい高得点だったのもうなずける。「ホームページもってんの?」「放り込んでくれ!」が良かった。ハンサムな方がボケとは意外でした。


また来年が楽しみになってきました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿