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英国時間の2014年1月1日午後9時、ついに、ついに、ついに!
「シャーロック」第3シリーズ第1話 The Empty Hearse(空の霊柩車)が放送されました・・・・・・・
と、その前に。
つい先日入った超ビッグニュースをお知らせしておかねば。もうみなさんご存知と思いますが、
舞台『フランケンシュタイン』が日本でシネマビューイングされます!!!
2月14~16日、21~23日の週末2週にわたり、全国のTOHOシネマズで上映されます。第1週はベネディクトがビクター博士、ジョニー・リー・ミラーがモンスター。第2週が逆となります。くわしい日程と上映劇場はこちらのサイトでお確かめ下さい。
いや~・・・・・ほんとうにうれしい。悲願がかなったね。
あとはチケットがとれるかどうかが問題だ。お近くに上映劇場がない方も、ヤキモキされているかと思います。何とか観ることができるよう、健闘をお祈りします!
この件については、新情報を随時アップしていくことにして・・・
「シャーロック」です。シリーズ3です。
まず、何をさておいても声を大にして言いたいのは、
日本の放映日程を、一刻も早く決めていただきたい。
国営放送でも、CSでも、とにかくもうどこでもいいではないですか(と、いうわけにはいかないのでしょうが、大人の事情は)。とにかく、決まってほしい。一日でも早く放送してもらいたい。
がんばってくれているのは、AXNミステリーチャンネルさん。今日1月11日から、第1、2シリーズを一挙放送してくれます(吹替え)。
さらに、ホームズ生誕記念特集(誕生日は1月6日)として、過去の映画化作品や貴重なドキュメンタリーの放送もあります。ゲイティス師匠が愛してやまないビリー・ワイルダー監督『シャーロック・ホームズの冒険』も!
公式ページはこちらです:http://mystery.co.jp/osusume/201401.html#start
(ちなみに、今回放送される作品について、メルマガ「映画野郎」のコラム「いいをじゅんこの燃える!!バディ・ムービーの世界」でレビューを書いていますので、そちらもよろしければ鑑賞のおともに。)
『シャーロック・ホームズの冒険』
『シャーロック・ホームズとワトソン博士』
『SHERLOCK/シャーロック』「ピンク色の研究」
世界各国では、「シャーロック」S3の放映がぞくぞくと決まっています。BBCのiPlayerでは現在1話と2話を公開しています(英国国外からは視聴不可*)。9日からは、itunesでの有料ダウンロード(英語音声のみ)が可能になりました。
ネットストリーミングでリアルタイムに観た人口は、いったい世界中で何千万人いるでしょうか。英国でも、テレビドラマ視聴率の新記録をたたきだしたらしいです。
この地球規模のシャーロック祭りに、日本もくわわりたいじゃないですか!?
・・・ボヤキもまた、おいおい言い募っていくことにして、とにかくシリーズ3です。
先月あたりから、予告編の乱打、クリスマスに放送されたミニエピソード、ドキュメンタリー放送と、BBCの宣伝攻勢がすごかった。それまではネタバレを一切遮断していたわたしも、情けないことについに折れて、年末はもういろいろバンバン見ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c0/bf42c2bb7484795e428e38956bfa79d9.jpg)
BBCがロンドン市中に霊柩車を走らせて#Serhlocklivesの宣伝をしたのは、一ヶ月ほど前でしょうか・・・はやなつかしい気さえします・・・
結果的に、それが良かった。ちょっとずつ心の準備ができたから。
だいたい、テレビドラマの新シーズンを見るのに、こんなに緊張したことってない!2年間、わたしの場合は1年9ヶ月ですが、くるおしいほどの思いで、ひたすら待ち続けたのですからね・・・
年始のあれこれな用事が一段落した1月6日、1話と2話をまとめて観ました。
ネタバレは絶対にしたくないので、内容にはいっさいふれない感想を、ひとまずは記しておくことにします。以下、ネタバレはありませんので、安心して読み進めてください。
ちなみに、1話と2話の和訳をしてくれているブロガーさんがいます。ファンの間では有名ですね。Much Ado About Benedict Cumberbatchさんの和訳専用タグにリンクをはっておきます。ぜひこの訳を見ながら、本編をダウンロードして観ていただきたいなと思います。
それにしても「シャーロック」・・・
これは すごい ドラマだ ・・・・・!!!!!
そりゃとっくの昔にわかってたことだけど、期待をはるかに上回る、というか、期待してたのと全然違う展開というか、それでいて期待通りというか・・・
映画やドラマを制作するすべての人は、「シャーロック」を研究するべきだと、わたしは真剣に思いますね。たぶんもうされてるでしょうが。脚本、編集、カメラワーク、照明、衣裳、音楽。映像のひとコマひとコマを、時間をかけて研究すべきです。これは、その価値のあるドラマだから。
すでに各話4、5回観ていますが、飽きません。いや、正直言うと、初見では、前2シリーズほどの「ドッカーン!!」な衝撃はなかったんです。セリフも聞き取れないところがほとんどでしたし。だから内心「今期はリピート鑑賞するほどのクオリティじゃないのかもしれない・・・」と、不安もよぎっていた。
が、しかし。第3シリーズ、わたしは「スルメシリーズ」と呼ぼう。くりかえし観ればみるほど、おもしろくなる!
なぜかと考えるに、まず、コナン・ドイルの原作への細かい引用が、非常に多い。観るたびに「これはアレか!」と気づかされるおもしろさがある。もちろん、出典をしらなくても、全然おもしろいんですよ。でも知っていると倍返しで(は違うかw)おもしろいわけです。
さらに、心理描写がすごく細かい。セリフで説明するのではなく、一瞬の表情や、視線、画面の構図や色彩などによって、各キャラクターの心理をきめこまかく表現しているのです。それを、文字通りワンショット単位で読み解いていくという、観客にとってはこれ以上ないおもしろさがあるわけです。
今期は演出家が交替して、3話すべて異なる演出家が担当しているのも見所ですが、それがうまく競争意識につながったのか、1話と2話を観るかぎり、じつに細かい所まで配慮のゆきとどいた演出がなされています。
ミステリーの謎解き以上に、映像の読解や心理描写の分析がおもしろいのです。それを大いに助けてくれているのが、世界中のファンダム。
超知的な世界のシャーロック・ファンダム---日本のファンダムが言うところの「欧米の姐さんがた」---が、すでにSNS上で、ものすごくハイレベルな分析を展開している。ドラマの放送とほとんど同時進行で、ファンダムによる研究がおそろしいスピードで進んでいるんです。
それらを参考にしながらドラマに戻ると、またあらたな発見が・・・という、ゾクゾクするような展開となっているわけ。
わたしは「シャーロック」の放送をリアルタイムで経験するのは初めてだから、いまあらためてシャーロック・ファンダムの底力をみせつけられて、圧倒されています。
このあたりの事情は、ぜひこれから、当ブログのAca=Fanのカテゴリーで、ガシガシ紹介していかねばなりませんね。
itunesで観たり、和訳を参考にオリジナルにあたったりしているファンのみなさんも多いと思います。もしみなさんさえよければ、ネタバレありレビューもやります。コメント欄にご意見をお寄せ下さい。
あ~結局「死を呼ぶ暗号」のフレーム・バイ・フレームも頓挫したまま・・・続きもやっていきたいですので、気長におつきあいのほど・・・
12日はとうとう最終話 His Last Vow が放送されてしまう!
あ、でもね・・・あくまで1、2話を観たかぎりでの印象なんですが・・・シリーズ3はもしかしたら、シリーズ4へのつなぎなんじゃないか?という気も、してます。“本番”はむしろシリーズ4で、それはあまり時間をおかずに放送されるかもしれない・・・あくまで憶測ですが!
Holmes & Watson - since 1895 (SH trailer 2013)
(*海外のネットストリーミングが視聴可能になるソフトもありますので、さがしてみてください。ソフトの安全性や有償か無償か等を、かならず事前におたしかめください。選択は自己責任でおねがいします)
米国のコアなファンは殆どiplayerを使って見ているんだと思います。このソフト面白いですね。これをオンにしてFacebookに行くとイギリスからログインしましたか?っていうのが出て来るんです。結局私の視聴はイギリスの視聴として数えられてるわけです。米国では1/19からですが、視聴率を上げたいので5度目をTVでみるつもりです。
今回のシャーロック、少なくとも1,2回では、役者達のアドリブというか、自由に動ける空間が広くなっているような気がします。マーティンもベネディクトも実に伸び伸びと演じているような気がしました。
私は米国ではいつもリアルタイムですが、イギリスとのリアルタイムは初めて。インタビューも含めてマーケティングのうまさ、重層性に舌を巻いています。
またこのシリーズのファンダムとの接し方はとても新しい方法で革新的だなと思います。
また今シリーズのベネディクトは自信にみちて美しいです。
あけましておめでとうございます。
今年も、太平洋を挟んだそちらとこちらで、ミーハー道を極めましょう!
ところで、シーズン3が「スルメ・シリーズ」とは、言い得て妙です。語りたい場面は山ほどあるのですが、ネタバレにならない部分だけ触れさせて下さい。
おっしゃるように、作者二人が『シャーロック・ホームズ』オタクだけあって、原作の要素が至る所に出てくるのは、子供の頃からのシャーロッキアンとしては、感謝感激です。
また、セットやプロップなどもとても凝って作ってあるので、たとえ画面に大きく映らなくても、映像作りの奥の深さが感じられるところがとても好きです。
実は出典が思い出せないのですが、モファットとゲイティスは、探偵ドラマ(the detective story)ではなく、探偵についてのドラマ(the story about the detective)を作りたいのだと、最初から語っていたそうです。今回のシリーズは、それがさらに掘り下げられた内容だったので、「スルメ」になったのではないでしょうか。
創作する人はevolveしてゆくものであり、同じパターンに留まっている事に意味はありません。また、番組がevolveしてゆく過程で、全ての視聴者を喜ばせることはあり得ないでしょう。今回のシリーズでは、人間関係と登場人物の性格発展に焦点を当てたが故に、このドラマが息長く続いてゆくような気がしたのは私だけでしょうか。
それにしても、主役二人の素晴らしい演技は何度観ても飽きません。今回は、モリーとレストラード、マイクロフトの描き方に深みが出たのが、個人的には嬉しかったです。
ところで、『フランケンシュタイン』が遂に日本上陸ですね。できれば両方のバージョンを観て頂きたいのですが、もしどちらか一つ、ということであれば、ベネディクトのクリーチャー版をお薦めします。彼のクリーチャーは、何度観ても圧倒されます。本当に素晴らしい舞台です。どうぞ、楽しんで下さい。
同感です~!マーティンがほんとすばらしいなあと思うんですが、
E2のふたりののびのびした演技はたまりませんね。
>インタビューも含めてマーケティングのうまさ、重層性に舌を巻いています
わたしも、かなりびっくりしました。
「シャーロック」人気を考えたら、宣伝なんてしなくったってみんな見るでしょ!と思うけど、
人気にあぐらをかかずに、あれだけ手のこんだ宣伝をするのはすごい。
しかも、それがいちいち楽しいんですよね、こちらにとっても。
インタラクティブ・トレイラーとか、すごいなあって。
きゃはは^^
>セットやプロップなどもとても凝って作ってある
ですよね。準備に2年間かけられるとはいうものの、テレビのレベルをこえてると思います。
そんじょそこらの映画よりもしっかり作ってますね。
E2のセットの美しさがすばらしい~
>探偵についてのドラマ(the story about the detective)を作りたい
あ、それわたしもどこかで読みました。まさにそうなってますよね。
>人間関係と登場人物の性格発展に焦点を当てたが故に、このドラマが息長く
まったく同感です。この傾向が、S3でさらに深まった気がします。
原作も、実はミステリーは穴だらけなんですよね。
それより、事件に関わる人々の人間ドラマがおもしろい。
でも、ホームズとワトソンの関係については、ドイルは意識的か無意識にか掘り下げてなくて、
そこをモファティスがついたというか。
脇役たちの魅力もはんぱないですよね。
モリーのシーンは、何度観ても目頭が熱くなってしまいます。
ハドソン夫人の存在も大きいですよね、特に第2話・・・
『フランケンシュタイン』、もちろん両バージョン観ます!
ありがたいことに、大阪ではふたつのシネコンで上映してくれるので、複数回見れると思います。
目に焼き付けます(笑)
わたしも2話の映像の方が好きでした。
1話もスタイリッシュで良かったですけれどね。
それにしても、監督の過去作品まで掘り起こしているまゆみさん、すばらしすぎます!
乾杯!!!!!!
乾杯!!!!!!