『タナカヒロシのすべて』
(All About Hiroshi Tanaka 田中誠監督 2004 日本)
タナカマコトのすべて。(すいません監督、ついがまんできなくて…)
田中誠監督最新作『おばちゃんチップス』が、現在公開中です。
公式サイトは→http://obachan-chips.com/
田中宏(鳥肌実)、32才。独身。千葉県在住。かつら工場の経理課勤務。両親とネコと同居。恋人 . . . 本文を読む
『間宮兄弟』(森田芳光監督 2006 日本)
『明日の記憶』を早く観なきゃならないんだけど、まだしばらくあちこちで公開されているみたいなので、大阪では今週いっぱいでレイトショーにまわってしまう『間宮兄弟』を先に観ました。
待望の森田芳光新作だぜ!
これ、森田芳光ファンにはたまらない一本でしょうね。ある意味集大成というか、森田芳光が原点に立ち返ったような。
彼の作品をまだすべて観ているわけで . . . 本文を読む
『乱』(黒澤明監督 1985 日本)
黒澤作品、まだほんのちょっとしか観ておりません。『乱』を観た理由、それはただただ若き日の萬斎さんが出演しているから。純粋ミーハー鑑賞、でございます(笑)。
なので、あれやこれや言うのははばかられます。とはいうものの、やはり思ってしまうことはあるわけで・・・(ちょっち長くなりますすみません)。
80年代以降の黒澤作品に対しては、かなり厳しい評価があるのは . . . 本文を読む
『陰陽師』(滝田洋二郎監督 2001 日本)
先に続編をレビューして、順序が逆になってしまいましたが。
萬斎ブームに湧いているファイアー家では、ここ数日ずっと『陰陽師1、2』の映像が垂れ流されっぱなしです。
**ネタばれあり。
時は平安。鬼や魑魅魍魎が跋扈する世界。左大臣の娘が帝(岸辺一徳)の側室となり、身ごもる。陰陽神・道尊(真田広之)は、その子こそが未来の帝となると予言。先に娘(夏川 . . . 本文を読む
『陰陽師2』(滝田洋二郎監督 2003 日本)
いまなぜか野村萬斎がマイブームとなってます。
取り上げますのは『陰陽師』の続編の方。
**ちょっぴりネタばれしてます**
時は平安。空に異変(皆既日食)が起きて以来、都では人々が鬼に喰われる事件が起きていた。右大臣藤原安麻呂(伊武雅刀)の娘・日美子(深田恭子)は「鬼もおそれるおのこ姫」と呼ばれる男勝りな姫。彼女も、空の異変以来、夜な夜な屋敷 . . . 本文を読む
『陰陽師2』(滝田洋二郎監督 2003 日本)
いまなぜか野村萬斎がマイブームとなってます。
取り上げますのは『陰陽師』の続編の方。
**ちょっぴりネタばれしてます**
時は平安。空に異変(皆既日食)が起きて以来、都では人々が鬼に喰われる事件が起きていた。右大臣藤原安麻呂(伊武雅刀)の娘・日美子(深田恭子)は「鬼もおそれるおのこ姫」と呼ばれる男勝りな姫。彼女も、空の異変以来、夜な夜な屋敷 . . . 本文を読む
櫻の園(中原俊監督 1990 日本)
学生のみなさん卒業おめでとう記念。
櫻花学園演劇部。創立記念日恒例のチェーホフ「櫻の園」上演を前に、交錯する彼女たちの想い…
部室いっぱいになだれこむ、春の陽射し。白いカーテンを揺らす微風。風にのって踊るように吹きこんでくる桜の花びら…
もうろうとした、やさしい、でも息苦しい春の日、満開の桜を見上げていつも思い出すのは、この映画です。
…桜の季節には . . . 本文を読む
転校生(大林宣彦監督 1982 日本)
わたしには、「故郷」がありません。
もちろん、生まれた町という意味でのふるさとなら、あります。だけどその町は、焼け付くような望郷の念をおこさせる町では、残念ながら、ありません。
だから、そんな故郷をもっている人が、うらやましい。
そして、わたしには「青春」がなかった。中学時代は自己嫌悪の殻に閉じこもり、高校時代はその反動で、ただぼんやりとなげやりに . . . 本文を読む
『時をかける少女』(大林宣彦監督 1983 日本)
バレンタインデーに、切ない運命の恋の物語。
何度観ても、いや何度も観るほど心に沁みる映画というのはあるわけで。
この映画も、わたしにとって、そんな一本です。
80年代にジュブナイルだった人は、みんな観てるでしょうね。
原田知世のかわいらしさに参ったり、ラベンダーの香りに感傷的になったり、尾道に憧れたり、手の傷をたしかめてみたり…
. . . 本文を読む