とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

タナカヒロシのすべて

2007年02月05日 20時22分57秒 | 日本的電影
『タナカヒロシのすべて』 (All About Hiroshi Tanaka 田中誠監督 2004 日本) タナカマコトのすべて。(すいません監督、ついがまんできなくて…) 田中誠監督最新作『おばちゃんチップス』が、現在公開中です。 公式サイトは→http://obachan-chips.com/ 田中宏(鳥肌実)、32才。独身。千葉県在住。かつら工場の経理課勤務。両親とネコと同居。恋人 . . . 本文を読む

間宮兄弟

2006年06月21日 20時35分30秒 | 日本的電影
『間宮兄弟』(森田芳光監督 2006 日本) 『明日の記憶』を早く観なきゃならないんだけど、まだしばらくあちこちで公開されているみたいなので、大阪では今週いっぱいでレイトショーにまわってしまう『間宮兄弟』を先に観ました。 待望の森田芳光新作だぜ! これ、森田芳光ファンにはたまらない一本でしょうね。ある意味集大成というか、森田芳光が原点に立ち返ったような。 彼の作品をまだすべて観ているわけで . . . 本文を読む

2006年05月04日 20時11分08秒 | 日本的電影
『乱』(黒澤明監督 1985 日本) 黒澤作品、まだほんのちょっとしか観ておりません。『乱』を観た理由、それはただただ若き日の萬斎さんが出演しているから。純粋ミーハー鑑賞、でございます(笑)。 なので、あれやこれや言うのははばかられます。とはいうものの、やはり思ってしまうことはあるわけで・・・(ちょっち長くなりますすみません)。 80年代以降の黒澤作品に対しては、かなり厳しい評価があるのは . . . 本文を読む

陰陽師

2006年04月29日 13時51分57秒 | 日本的電影
『陰陽師』(滝田洋二郎監督 2001 日本) 先に続編をレビューして、順序が逆になってしまいましたが。 萬斎ブームに湧いているファイアー家では、ここ数日ずっと『陰陽師1、2』の映像が垂れ流されっぱなしです。 **ネタばれあり。 時は平安。鬼や魑魅魍魎が跋扈する世界。左大臣の娘が帝(岸辺一徳)の側室となり、身ごもる。陰陽神・道尊(真田広之)は、その子こそが未来の帝となると予言。先に娘(夏川 . . . 本文を読む

陰陽師2

2006年04月28日 14時06分11秒 | 日本的電影
『陰陽師2』(滝田洋二郎監督 2003 日本) いまなぜか野村萬斎がマイブームとなってます。 取り上げますのは『陰陽師』の続編の方。 **ちょっぴりネタばれしてます** 時は平安。空に異変(皆既日食)が起きて以来、都では人々が鬼に喰われる事件が起きていた。右大臣藤原安麻呂(伊武雅刀)の娘・日美子(深田恭子)は「鬼もおそれるおのこ姫」と呼ばれる男勝りな姫。彼女も、空の異変以来、夜な夜な屋敷 . . . 本文を読む

陰陽師2

2006年04月28日 14時06分11秒 | 日本的電影
『陰陽師2』(滝田洋二郎監督 2003 日本) いまなぜか野村萬斎がマイブームとなってます。 取り上げますのは『陰陽師』の続編の方。 **ちょっぴりネタばれしてます** 時は平安。空に異変(皆既日食)が起きて以来、都では人々が鬼に喰われる事件が起きていた。右大臣藤原安麻呂(伊武雅刀)の娘・日美子(深田恭子)は「鬼もおそれるおのこ姫」と呼ばれる男勝りな姫。彼女も、空の異変以来、夜な夜な屋敷 . . . 本文を読む

櫻の園

2006年03月01日 17時37分34秒 | 日本的電影
櫻の園(中原俊監督 1990 日本) 学生のみなさん卒業おめでとう記念。 櫻花学園演劇部。創立記念日恒例のチェーホフ「櫻の園」上演を前に、交錯する彼女たちの想い… 部室いっぱいになだれこむ、春の陽射し。白いカーテンを揺らす微風。風にのって踊るように吹きこんでくる桜の花びら… もうろうとした、やさしい、でも息苦しい春の日、満開の桜を見上げていつも思い出すのは、この映画です。 …桜の季節には . . . 本文を読む

転校生

2006年02月25日 17時28分03秒 | 日本的電影
転校生(大林宣彦監督 1982 日本) わたしには、「故郷」がありません。 もちろん、生まれた町という意味でのふるさとなら、あります。だけどその町は、焼け付くような望郷の念をおこさせる町では、残念ながら、ありません。 だから、そんな故郷をもっている人が、うらやましい。 そして、わたしには「青春」がなかった。中学時代は自己嫌悪の殻に閉じこもり、高校時代はその反動で、ただぼんやりとなげやりに . . . 本文を読む

時をかける少女

2006年02月14日 17時21分49秒 | 日本的電影
『時をかける少女』(大林宣彦監督 1983 日本) バレンタインデーに、切ない運命の恋の物語。 何度観ても、いや何度も観るほど心に沁みる映画というのはあるわけで。 この映画も、わたしにとって、そんな一本です。 80年代にジュブナイルだった人は、みんな観てるでしょうね。 原田知世のかわいらしさに参ったり、ラベンダーの香りに感傷的になったり、尾道に憧れたり、手の傷をたしかめてみたり… . . . 本文を読む