とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

モリス・レスモアとふしぎな空飛ぶ本

2012年01月30日 15時43分35秒 | バスター・キートンと仲間
サイレントづくしの今年のオスカーの記事でも紹介した短編アニメーション映画『モリス・レスモアとふしぎな空飛ぶ本』(The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore)があまりにもすばらしいので、あらためてとりあげます。 バスター・キートン、サイレント映画、本、オズの魔法使い・・・遠い過去に眠る宝物たちへの深い愛情を、最新の技術によってやさしく、あ . . . 本文を読む

とんねるずイズム5「男男-4」

2012年01月29日 02時26分41秒 | とんねるずコント研究
連載記事「とんねるずイズム」のシリーズ内シリーズ「男男」も、今回で4本め。 ずいぶん長々とひっぱってきました。 最初の記事で「今回のテーマは手強い!」と書きました。男同士のコンビというものの存在論的な意味についてかんがえてみたい、というのがこのシリーズのもくろみであったわけですが、確かに、テーマとして手強い。「バディもの」を視座にした今回のアプローチはあくまでひとつのアプローチにすぎず、これ . . . 本文を読む

『ディーン&ミー』 第1章(1)

2012年01月28日 17時53分34秒 | 『ディーン&ミー』翻訳出版企画
第1章  トルーマンと、アイゼンハワーと、ジョー・マッカーシーの時代に、僕たちはアメリカを自由にした。第2次大戦後の10年間、ディーンと僕は単にショウビジネスの歴史上もっとも成功したコンビ芸人というだけではなかった---僕ら自身が、歴史そのものだった。  思い出してみてほしい---戦後のアメリカは、ずいぶんとおカタイ国になってしまっていた。ラジオには検閲がかけられ、大統領は帽子をかぶり、 . . . 本文を読む

サイレントづくしの今年のオスカー

2012年01月26日 02時19分24秒 | バスター・キートンと仲間
2012年アカデミー賞のノミネート作品が、きのうついに発表されました! すでに、映画賞としての価値そのものよりも、単なる祭りとしてのおもしろさしかなくなってきている昨今のアカデミー賞。あまりに保守的な選考にうんざりさせられたり、授賞式自体の視聴率も伸び悩んだり。 昨年秋に授賞式のホストとして正式決定していたエディ・マーフィが、彼を推薦したプロデューサーのアフォ発言のために降板させられ、結局 . . . 本文を読む

ガラガラHAPPY

2012年01月25日 03時21分22秒 | とんねるずの歌
たまには、こんなものも。 とんねるずの動画はアップできないので、代わりといっちゃあナンだけど。 香港で90年代に大人気だったラップコンビ軟硬天師がカバーした「ガラガラヘビがやってくる」の広東語バージョン「ガラガラHAPPY」! 老人院-軟硬天師 城市獵人(成龍)theme 途中で「吉野~」って言ってるように聞こえるのは空耳か? ジャッキーと後藤久美子が主演した映画『シティハン . . . 本文を読む

とんねるずイズム5「男男-3」

2012年01月20日 21時21分19秒 | とんねるずコント研究
TBSラジオJUNK「バナナマンのバナナムーンGOLD」ポッドキャスト、みなさんもうお聴きになったでしょうか? 昨年12月23日放送分にタカさんがサプライズゲストとして登場しました。 参照記事→時代を先取るニューパワー 前も書いた通り、タカさんの話の中に、とりあげたいぞポイントがあまりに多過ぎるため、いっこいっこコツコツと拾っていく他ない状態であります。 今回、タカさんが後輩芸人にむけて . . . 本文を読む

拝啓 ブルース・リー様

2012年01月14日 03時28分45秒 | 香港的電影
いま、この瞬間にも、こうしてあなたにむけて手紙を書いている人は、きっと世界中に何十万人、何百万人もいるでしょう。 出す宛もなく便箋にしたためている人、インターネットのかたすみでつぶやいている人、あるいは、ただ胸の奥であなたへの想いを静かにあたためている人・・・ 世界中にいるそんなひとたちにまじって、わたしにも書かせて下さい。 今日、あなたの映画を観ました。 『ドラゴンへの道』(猛龍過江/Th . . . 本文を読む

聞かれてないけど初回の感想(追記あり)

2012年01月12日 01時26分18秒 | その他
年が明けて、大河ドラマの初回放送があると「ああまた今年の日常が始まるんだな」なんてなことを感じます。新年の風物詩ですな。 と、まるで大河ドラマのハードコアファンみたいな枕から始めましたが、実を言うとここ数年の大河は観たり観なかったり、いやほぼ観ないほうが8割9割を占める感じできてるので、大河を語る資格はわたしにはまったくありません。最近は、日曜8時といえば「イッテQ」と決まってましたし。 . . . 本文を読む

『ディーン&ミー』プロローグ後編

2012年01月09日 17時20分22秒 | 『ディーン&ミー』翻訳出版企画
プロローグ前編翻訳は→こちら  いつもの通り、僕らはそこで握手をした。だがその夜は、観客のあいだに歓声ではなくこんなつぶやきが広がった。 「ひょっとしたら、もう一度やりなおせるんじゃ?」  ざわめきは、巨大な振動となって、建物全体をふるわせた。  もったいぶった様子もなく、いつも通り淡々と、ディーンは三曲つづけて歌った。そこへ僕がわりこんでいって、お約束のネタが始まる。 「長々と歌ってくれて . . . 本文を読む

実り多き年になりますように

2012年01月08日 13時39分45秒 | その他
フェイスブックで最近お友だちになった方から「外国の友だちが日本の古典芸能に興味をもっているが何か知りませんか」とおたずねがありました。 そうですねえ、とかんがえてみてふと、自分が伝統芸能をまったく観てないことを思い出した(汗) それでもうーんと頭を絞ってかんがえて、「そういえば」と出て来たのは「三番叟」です。 数年前、狂言の野村萬斎さんと歌舞伎の市川染五郎さんが一緒に舞うのを偶然テレビで観 . . . 本文を読む

時代を先取るニューパワー

2012年01月06日 18時28分39秒 | とんねるずの言葉
昨年のクリスマス以来、ものすごい話題になっているポッドキャスト「バナナマンのバナナムーンGOLD」。 ようやく聴きました。 タカさん、語りましたねえ。 話題になるの、よくわかります。 ラジオを通してタカさんの声を聴くということ自体、うれしいというか。「した」を見ててノスタルジーを感じることは最近はほとんどないんだけど、ラジオだとどうにも懐かしさを感じてしまうのは不思議です。ラジカセのスピー . . . 本文を読む

北の国から2012(略)ミター!したー!新春2時間半SP

2012年01月06日 00時43分02秒 | とんねるずのテレビ
あけおめです!ことよろです! 考えてみると、すごい年末年始でした。 12月29日 → 年末2時間半スペシャル 1月2日  → スポーツ王5時間スペシャル 1月5日  → 新春2時間半スペシャル わずか一週間のあいだに、とんねるずを10時間も見れた! 例年、お正月はスポーツ王しか出演番組がないから、松の内にこう何度も会えるのは実にうれしいですね。 というわけで「北の国から2012~男 . . . 本文を読む