クリスマススペシャルということで(?)きっかり20年ぶりに『天狗のホルマリン漬け』(集英社 1985)を読む。
この本は、裏『大志』とでもいうか…あ、でもこちらの方が先に出版されたし、こちらはとんねるず自身が(ほぼ?)書いているから、こっちが「表」かな?ということは、『大志』が「裏・天狗のホルマリン漬け」か…
そんなことはどうでもよい。『天狗のホルマリン漬け』、まさにとんねるずの青春の記念碑的著作です。昔キャーキャー言いながらページをめくった思い出がよみがえってきました。
書かれたのは、彼らが「夕やけニャンニャン」「二酸化マンガンクラブ」をやっていたころですね。学生時代の(苦い)思い出から、赤裸々な告白手記「私を通り過ぎていった女たち」(という題ではないですけど)、処女小説にイラスト、衝撃のヌードなどなど…もりだくさん。そうかあ、タカさんは理科係だったんだ。だから学園コントで「ワニ口クリップもかたづけとけよ」とかのアドリブがすらっと出せるんだな。
ふたりの自筆原稿を見ると、それぞれの個性がよく出ています。
タカさんは、原稿用紙一マス一マスをきちっと律儀に埋めている。書かれている文章「床屋」も、幼い頃の哀感にじみでる内容で、なおかつ彼の神経質なところも出ていて、タカさんらしい。文章も良くて、才能感じさせます。
一方、ノリさんの方はまさに自由奔放。用紙のマス目なんて気にせず、イラスト満載でネタ的なノリさん不思議ワールド(そしておもしろい)。下ネタもバンバン。
イラストといえば、掲載のイラストはすべてノリさんが描いています。初めて読んだ当時も「ノリさん絵うまいなー」と思いましたが、いまや彼はアーティストなのですよね!それと、この当時のノリさん、セクスィ~!(今ももちろん)
それぞれの個性が如実に出た内容ですが、共通点も発見しました。それは、観察力のすごさ。学生時代の同級生たちや、まわりの業界人を、ほんっとに細かく観察しているのが驚きです。これは彼らの天性なのか、芸人になってから身につけた技術なのか?
それと、驚くことにこの本にはコント台本が2本掲載されています。「アイドル」と「空港ゲート」。これは、どこで演じてたんだろう?「コラーッとんねるず」かな?わたしはそれ見てなかった(というか地方はやってなかった?)んで、わからないんですが。「アイドル」はかなりブラックで、とんねるずらしいネタです。「空港ゲート」もおもしろいけど、何となく作家さんが作ったような雰囲気も…
"カリスマ"とんねるずを知るには最適の一冊です。
この本は、裏『大志』とでもいうか…あ、でもこちらの方が先に出版されたし、こちらはとんねるず自身が(ほぼ?)書いているから、こっちが「表」かな?ということは、『大志』が「裏・天狗のホルマリン漬け」か…
そんなことはどうでもよい。『天狗のホルマリン漬け』、まさにとんねるずの青春の記念碑的著作です。昔キャーキャー言いながらページをめくった思い出がよみがえってきました。
書かれたのは、彼らが「夕やけニャンニャン」「二酸化マンガンクラブ」をやっていたころですね。学生時代の(苦い)思い出から、赤裸々な告白手記「私を通り過ぎていった女たち」(という題ではないですけど)、処女小説にイラスト、衝撃のヌードなどなど…もりだくさん。そうかあ、タカさんは理科係だったんだ。だから学園コントで「ワニ口クリップもかたづけとけよ」とかのアドリブがすらっと出せるんだな。
ふたりの自筆原稿を見ると、それぞれの個性がよく出ています。
タカさんは、原稿用紙一マス一マスをきちっと律儀に埋めている。書かれている文章「床屋」も、幼い頃の哀感にじみでる内容で、なおかつ彼の神経質なところも出ていて、タカさんらしい。文章も良くて、才能感じさせます。
一方、ノリさんの方はまさに自由奔放。用紙のマス目なんて気にせず、イラスト満載でネタ的なノリさん不思議ワールド(そしておもしろい)。下ネタもバンバン。
イラストといえば、掲載のイラストはすべてノリさんが描いています。初めて読んだ当時も「ノリさん絵うまいなー」と思いましたが、いまや彼はアーティストなのですよね!それと、この当時のノリさん、セクスィ~!(今ももちろん)
それぞれの個性が如実に出た内容ですが、共通点も発見しました。それは、観察力のすごさ。学生時代の同級生たちや、まわりの業界人を、ほんっとに細かく観察しているのが驚きです。これは彼らの天性なのか、芸人になってから身につけた技術なのか?
それと、驚くことにこの本にはコント台本が2本掲載されています。「アイドル」と「空港ゲート」。これは、どこで演じてたんだろう?「コラーッとんねるず」かな?わたしはそれ見てなかった(というか地方はやってなかった?)んで、わからないんですが。「アイドル」はかなりブラックで、とんねるずらしいネタです。「空港ゲート」もおもしろいけど、何となく作家さんが作ったような雰囲気も…
"カリスマ"とんねるずを知るには最適の一冊です。
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