古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

早めに雨が。

2010-05-23 21:27:27 | 古楽器
今朝は曇り空、朝6時半に花火があがった。地区の運動会だ。
予報では夕方から雨だったのに、昼前から既に非情な雨が
降り出した。運動会は中止になってしまったのだろう。
満開の「都忘れ」が雨に打たれてこちらも可哀そう。

今日はチェンバロレッスン。このところの定例朝の畑仕事は止め、
まず調律に30分。普段は15分で済ますところを、やはり
チェンバロレッスンとなると念入りに。4フィートも使う人が
いるかもしれないし。実際はなかったが。
土いじりをしているせいか手が荒れて爪の汚れもよくとれない。
こういう手ではチェンバロに似あわないのだが、バロック時代の
やんごとない身分ではないのでしょうがない。
10時前に先生が見え、しばらく談笑していたら時間が過ぎ、
まず私のレッスンが始まった。

8月初めに山形で発表会があるのでこのところずっとF・クープラン
の第11組曲一筋だった。全曲は結構長いのだが、これにプラスして
ルイ・クープランの「パバーヌ」も入れることになった。
この嬰へ短調という、バロックでは珍しい調性の珠玉の名品。
チェンバロを弾かなければ出あわなかっただろうと思うと感無量。
ずっと弾き続けていたい曲。
チェンバロでディミュニエンドするのはかなり高等技術だが、
オーバーレガートや指使いを工夫すれば効果はある。先生の技を
真似しようとするがなかなか至難の技。指先と耳に神経が集まって
くるのが感じられたと思ったら少しは出来るようになってきた。
本当に微妙なタッチの違い、間で音楽が生き物のように変化
していく。
「パヴァーヌ」はルネッサンス時代の沢山の舞曲をはじめとし、
フォーレやラベルの「パヴァーヌ」もそれぞれ憂いを帯びていて
とても魅力的だ。

この他、今日は通低曲としてパーセルの歌曲2曲をもらった。
盛りだくさんだ。パーセルの歌は合わせたかったので楽しみ。
あと2ケ月余りあるけれど、何が起こるか分からないので
出来るときにやっておいて間際に焦らないようにしようと思う。
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