今朝の「古楽の楽しみ」はゲオルグ・ムファットの「パッサカリア」が放送された。
チェンバロで聴く機会が多いが元はオルガン曲。なかなか良かった。
オルガン講座では最初から足鍵盤で苦労しているので手鍵盤だけで
弾ける曲はありがたい。でも足鍵盤は練習しなければ弾けるようにはなれない
ので目下必死で練習に通っている。課題曲はあるが他にもたくさん弾きたい曲が
あり、2時間の練習もあっというまに過ぎる。
バッハのオルガン曲は以前は6つのトリオソナタBWV525~530くらいしか
BWV番号と曲と一致しなかったのが少しわかりかけて来た。
「プレリュード「フーガ」「トッカータ」「ファンタジー」「コンチェルト」の名曲がある中、
初心者としてはBWV553-560「8つの小プレリュードのフーガ」が
必須のようだが内容的には少し物足りない。
今練習中の課題曲BWV590「パストラーレ」は牧歌的な癒される曲
なのだが、心穏やかに足鍵盤もすらすらと足が動くように弾けるようになるには
まだ相当に時間がかかりそうだ。BWV591に「小さな和声の迷宮」という一風変わった
小品がある。Ⅰ楽章「入口」Ⅱ楽章「中心」Ⅲ楽章「出口」。Ⅰ楽章の7小節目で早くも
迷路へはいりこんでしまう。想像力を掻き立てられる面白い曲だ。話のタネにもなりそうな曲。
おまけに足鍵盤が出てくるのはⅢ楽章の最後8小節だけ、それも同じ音を延ばし、カデンツが
あるだけなので楽。しかし真正バッハかどうか、偽作説あり、
J.D.Heinichen 作かもしれないということだ。迷宮いり?
「古楽の楽しみ」では公開録画の募集2回目をしている。人が集まらないようだ。
http://www4.nhk.or.jp/kogaku/29/