古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

W.コーニッシュ

2013-01-09 16:55:30 | ルネッサンス・バロック音楽
今週の「古楽の楽しみ」はイングランドの音楽特集。
それもルネッサンス時代の比較的マイナーな作曲家ばかり。
今朝はコーニッシュの作品が4つも放送された。
「ああ、ロビン」と「サルヴェ・レジ―ナ」以外は初めて聴いた。

「ああ、ロビン」はシェイクスピアの「十二夜」の中で道化フェステが
歌う。1996年に作られたイギリス映画ではこの道化を映画「ガンジー」
のベン・キングスレ―が演じている。この映画は時代に忠実ではなかった
けど面白かったのでまた観たくなった。私の持っているCDではこの曲は
リュートで弾かれているので、プロ・カンツオーネ・アンティクワの
合唱は楽しめた。放送された作曲者不詳の3曲もよかったし、やはり
ルネッサンス期のイギリスの合唱曲は宝の山だ。
しばらく歌っていないし、そういう機会が訪れそうもないので聴くだけで
も少しずつ聴いていこうかと思う。

コーニッシュというとコーニッシュ・ペイストリーの方が
浮かんできてしまう私だが、このイートン・クワイヤブックからの数曲
入ったCDでコーニッシュという作曲家と「サルヴェ・レジ―ナ」と
シックステイーンという合唱団の存在を知った。まだ「あさのバロック」
時代ラジオから流れたシックスティーンの清澄な響きに魅せられて買った
シックスティーン第1号。でもあまりにマイナー曲過ぎて実はあまり
聴いてなかった。CDジャケットの絵はテームズ川からみたイートン校で
チャペルも見える。画家の名はわからない。コンスタブルではないようだし、
意外に新しいような気もする。カナレット(1697-1768)に似た構図の絵が
あった。こちらは1750年製。この時点ではカレッジが建設中のように
みえるのが不思議。


今日の放送では最古参のプロ・カンツィオ―ネ・アンティクワと
タリススコラーズ、そしてシックティーンとそれぞれ特色のある
合唱団の音色を楽しめて得をした。

明日も宗教曲はシックスティーンのタヴァナーとヘンリー8世作曲の
小品が聴ける。
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