有名な猫の絵で長谷川りん二郎の名前を知った人も多いと思う。
そういう私もこの絵が宮城県美術館の洲之内コレクションのうちの一つ
になるまでは全く知らなかった。今回県美術館で他の作品もたくさん見られる
ので楽しみにしていた。
建物入口にあったポスターは猫の眠る赤いバックが下まで延長され、ちょっと
こんなことしていいの、と思った。同じ赤ではないが、赤とグレーに
分割されたバックがこの絵の特徴になっていると思うのに・・・。
おまけに「吾輩には髭がない」とも余計なことが書かれている。エピソード
が先行しているのにさらに強調することはない、とちょっと怒りを抑えて会場に
入ったが、お昼どきを過ぎていて腹がすいてはじっくり鑑賞できぬ、と特に
美味しくもない日替わり弁当(ご飯がまずい!)を食べていざ、展示会場へ。
時間がとまったような不思議な絵が多い。身の周りの品を並べてただ
ひたすらに描いていたいという画家の偏執的な欲求が感じられる。そこには
世間に阿るようなものはなく、ただ純粋な絵ごころだけがあった。
猫の絵が代表作のようにされているのは画家も洲之内徹氏もどう思うのかなと
ふと思った。
展示会場を出たところで「眠り猫の写真コンテスト」というのをやっていた。
猫達が家に来る前なら素通りするところだったが、みることにした。
見始めたら読売新聞記者と中学生のグループが近付いてきて、私が写真を
みているところを撮影させてもらい、あとでインタヴューを受けて
くれませんか?と言われた。記者という仕事を実際にやってみるという
課外授業のような「教育的」なものらしいので、「まあ、いいか」と
思い受けることにした。最後に名前に年齢、職業までいう羽目になったので
ちょっとまずかったが。
思えば昔同じこの美術館で幼い娘といて撮影させてくださいと言われ、その時は
ローカルニュースに流されたのだが、まだヴィデオを持ってなくて残念ながら
証拠はない。
そういう私もこの絵が宮城県美術館の洲之内コレクションのうちの一つ
になるまでは全く知らなかった。今回県美術館で他の作品もたくさん見られる
ので楽しみにしていた。
建物入口にあったポスターは猫の眠る赤いバックが下まで延長され、ちょっと
こんなことしていいの、と思った。同じ赤ではないが、赤とグレーに
分割されたバックがこの絵の特徴になっていると思うのに・・・。
おまけに「吾輩には髭がない」とも余計なことが書かれている。エピソード
が先行しているのにさらに強調することはない、とちょっと怒りを抑えて会場に
入ったが、お昼どきを過ぎていて腹がすいてはじっくり鑑賞できぬ、と特に
美味しくもない日替わり弁当(ご飯がまずい!)を食べていざ、展示会場へ。
時間がとまったような不思議な絵が多い。身の周りの品を並べてただ
ひたすらに描いていたいという画家の偏執的な欲求が感じられる。そこには
世間に阿るようなものはなく、ただ純粋な絵ごころだけがあった。
猫の絵が代表作のようにされているのは画家も洲之内徹氏もどう思うのかなと
ふと思った。
展示会場を出たところで「眠り猫の写真コンテスト」というのをやっていた。
猫達が家に来る前なら素通りするところだったが、みることにした。
見始めたら読売新聞記者と中学生のグループが近付いてきて、私が写真を
みているところを撮影させてもらい、あとでインタヴューを受けて
くれませんか?と言われた。記者という仕事を実際にやってみるという
課外授業のような「教育的」なものらしいので、「まあ、いいか」と
思い受けることにした。最後に名前に年齢、職業までいう羽目になったので
ちょっとまずかったが。
思えば昔同じこの美術館で幼い娘といて撮影させてくださいと言われ、その時は
ローカルニュースに流されたのだが、まだヴィデオを持ってなくて残念ながら
証拠はない。