古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

コンサートシーズン

2018-04-11 15:16:30 | ルネッサンス・バロック音楽

新緑の美しい季節が到来。竹林が立てるさわさわした音も柔らかい。

ついでにタケノコは出ていないかと目を凝らしたら、発見。タケノコ前線も北上中。

4月になってから時間の経つのが加速して、もうはや10日過ぎとなった。

まだ先、と楽しみにしていたコンサートも次々と。

 

昨日はビーバーのロザリオのソナタの後半 9~15番+パッサカリアの

コンサートに行った。リナ・トゥール・ボネと彼女率いるムジカ・アルケミカの

豪華通低陣(チェンバロ、ポジティフオルガン、ガンバ、テオルボ、ハープ)。

ビーバーのロザリオソナタは今までにも何回も聴いたことがあり、「古楽の楽しみ」

でも最近聴いたような気がする。調弦が本来のGーDーAーEでなく変則的なこと

でも知られ、ヴァィオリニストには凄いストレスなのではないかと思うが、

聴いている分には美しいメロデイや超絶技巧や描写音楽ならではの分かりやすさ

もあり、類をみない魅力的な作品になっている。ヴァイオリンの音の表情が

多彩で、重厚な響きから儚げな音色まで楽しめ、曲が終わるとあちこちから

溜息が聴こえた。聴衆も異様なほど静かに聴き入っていた。

才能ある音楽家たちの息の合ったアンサンブルを同じ場で(それも最前列で)

聴くことができて幸福感を味わった。

なお、前半1~8曲はBSクラシック倶楽部で6月8日朝5時から放映予定とのこと。

見逃せない。

 

 

 

コメント
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