古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

リコーダー発表会

2014-06-23 20:32:00 | ルネッサンス・バロック音楽
昨日は丸一日本村レッスン発表会を聴いた。
本村先生お薦めの「古今オランダの農民歌と踊り」を演奏する方が
はやめに出演されるというので最初から腰を据えて聴いた。
7時間あまり(休憩を挟んだとはいえ)こんなに長くリコーダー演奏を
きいたことはなかったが全然飽きなかった。
「古今オランダ農民の歌と踊り」は旋律のみでオランダ語のタイトル
だけついているので「笛の楽園」を思い出す。
この旋律に低音部の1声を先生がつけデュオ曲とし、今回初演された
というわけだ。何しろ900曲以上もあるというからよさそうな曲の
発掘作業も大変だ。笛の楽園風にmodo1modo2のような変奏曲を作っても
面白そうだだ、さらに大変な作業。
近江楽堂の良い響きに助けられてどなたの音も伸びやかに高らかに聴こえた
大人の発表会だとものすごくあがってしまう人がよくいるのに皆さん
堂々としてらしてびっくりした。

バロック作曲家でダッラーバコという作曲家を初めて聴き、他の曲を
探したくなった。唯一の現代曲シュテープスの「7つの笛の踊り」は
不協和音の美しさに惹かれた。トリオやカルテットもあったので
チェンバロやガンバの他、弦楽器管楽器も入る賑やかなアンサンブルも
あった。リコーダー2本のトリオソナタはありそうでなかった。

最後の合奏講座有志のセルミジの「花咲く日々のある限り」のみ
出場した。前日の特訓のせいか(でも半数しか参加しなかった
のにかかわらず)難なくまとまってよかった。先生の入魂の指揮の
おかげかもしれない。
ずっと日の目をみなかったテナーリコーダーの記念すべき出番にもなった。
安い楽器なのだが思ったより悪くなさそうなのでこれからはもっと
出番を増やしてあげたい。


コメント
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