古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

チャリティコンサート

2011-05-13 21:57:25 | ルネッサンス・バロック音楽
今日は夜7時からの「オルガンとカンタータの会」のコンサート
に行こうと思い、午後NHKカルチャーのバロック講座が終った時、
家に帰って出直すかコンサート開演までどこかで時間を潰すか迷い、
結局帰らないで三越で絵の展覧会を観、楽器屋さんで楽譜を立ち読み、
本屋さんで立ち読みしてすっかり目が疲れてしまった。

さてコンサートは「オルガンとカンタータの会」の例会だが
特別に2ケ月まえの~東日本大震災の犠牲者をしのんで~という
ことでチャリティコンサートだった。場所は鎮魂の祈りにふさわしい教会。
それもいつも合唱練習に使わせていただいている仙台青葉荘教会の
響きのよい礼拝堂だった。

モーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」に始まり、讃美歌や
バッハの歌曲、コラールなどの演奏があった。最後は「主よ、人の
望みの喜びよ」
いつものように曲の合間には川端純四郎先生の解説があった。
入場料500円は全部宮城県に寄付されるそうだが500円では少し
安すぎのような気がした。
義捐金がなかなか被災者の元に届かない話を良く聞くが、一日も早く
役だってほしいと思う。

ここのオルガンも地震による損傷があったそうだが、今日はポジティブオルガンを
チェンバロ工房のKさんが調律しておられた。
帰り際にKさんから6月初め来日するクリストフ・ルセのチラシや最新CDまで
頂いてしまった。原発事故でキャンセル組が多い中、ルセの来日は嬉しいし、
とても興味深い。生演奏をやはり聴いてみたい・・。もっと年長のチェンバロ
界の重鎮ももうすぐ何回目かの来日。こちらの生演奏は一回だけ聴いたが、
今でもありありと思いだす。

コメント
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