東京TC 4歳牡馬 レッドバルトーク
(フサイチミニヨン13)
Fusaichi Mignon 13
- 父: ジャングルポケット
- 母: フサイチミニヨン
- 母の父: サンデーサイレンス
- TYPE: 牡・黒鹿毛
- BIRTHDAY: 2013.04.02
- BREEDER: ノーザンファーム
大舞台を彩り続ける屈指の名門、
強力ニックスが新たな歴史を創る
フサイチミニヨン13の馬体ポイント
馬体解説
父ジャングルポケットは現役時代フレーメンを見せることが有名。これは臭いに対して唇を引き上げる生理現象で、普通の馬以上に鼻が利くと推測でき、産駒が何でも興味を示し若さが抜けるのに時間がかかるのは、その発達した機能のせいかもしれません。本馬も耳や尾の動きは若く、鼻孔から上唇にかけて振るわせる仕草を見せ、性格は父似。走る方へ集中してから強くなるタイプです。首の下方が僅かにたわんでいるのも父譲りで、発達した下行胸筋と連結。肩甲横突筋や上腕頭筋の下部にも厚みがあり、前脚の回転力の強さが伺えます。臀部は臀端から飛端にかけて綺麗にカーブしクッション性を完備。肩甲骨の角度は中距離系で、胴にも適度にゆとりがある体型。大物血統の母系からも、年齢を重ねて変身していく楽しみがあります。
(馬体解説/関西競馬エイト 鈴木由希子)
配合診断
半姉アンブロワーズ(父フレンチデピュティ)は新馬-函館2歳Sを連勝し、阪神ジュベナイルフィリーズでも2着と健闘しました。母フサイチミニヨンは現役時代未勝利に終わったものの、兄弟にフサイチコンコルド(日本ダービー)、アンライバルド(皐月賞)、ボーンキング(京成杯)などがいる良血で、産駒成績によって自身の良血を証明しました。2代母は名牝の誉れ高いバレークイーンです。「ジャングルポケット×サンデーサイレンス」は、トールポピー、ジャガーメイル、アヴェンチュラ、ダイワファルコンなどを出しているニックス。この配合は2代母の父にスピードタイプや軟弱な血が入ると減点で、いかついNorthern Dancer系や、ヨーロッパ型の重厚な血、スタミナに秀でた血を入れるとうまく行く傾向があります。本馬の2代母の父はSadler's Wellsなので悪くないでしょう。ただ、同時にNureyev≒Sadler's Wells 3×3というクロスが生じ、このクロスは力強さを伝えるだけに、ダートを得意とする馬になる可能性もあります。このあたりは実際に馬を見て判断するしかありません。芝・ダート兼用の中距離タイプ。
配合解説:望田 潤 / 栗山 求
美浦・大竹正博厩舎
2017.10.12
(大竹厩舎)
厩舎周りを曳き運動。
大竹調教師「昨日に続き厩舎周りを曳き運動で調整しています。運動中の脚取りはスムーズですし、まだ馬体重は461キロと数字上は戻っていませんが、飼葉の食いはレース前よりも良いですよ。当初は放牧に出す予定でいましたが、今日の感じなら続けて使っても大丈夫そうなので、もう少し厩舎に置いて判断させてもらいます」
2017.10.11
(大竹厩舎)
厩舎周りを曳き運動。
大竹調教師「使った後なので厩舎周りを曳き運動で調整しています。3コーナー辺りまでは悪くなかったのですが、勝負処で馬が走る気をなくしてしまうという悪いところが出てしましたね。タフなレースになりましたが、厩舎に帰ってからも元気はありますし、歩様に気になるところもないですよ。それでも京都までの輸送もありましたし、この後ドッと疲れが出る可能性もあるので、一旦放牧に出して立て直しを図りたいと思います」
2017.10.09
10月9日レース後コメント(7着)
草野騎手「飛越の際に3回前の馬にカットされましたが、余り気にしていない様子でそれほど影響はなかったと思います。道中は隣に馬がいてもずっとフワフワしていて、脚もたまっているのですが、勝負所でそれを全て帳消しにするくらい走るのをやめてしまいました。能力がある馬だけにもったいないのですが、外から馬が来るのを待ってやめているような状態で、この辺りが改善されないと厳しいと思います」
2017.10.05
(大竹厩舎)
厩舎周りを曳き運動。
大竹調教師「昨日追い切ったので厩舎周りを曳き運動で調整しています。時折チャカついてはいましたが、歩様などはしっかりしていましたし、飼葉もしっかり食べていましたよ。レースの件ですが、当初は東京で使う予定だったのですが、土曜日はあいにくの雨予報。先週、障害練習をした時に少し緩んだ馬場を気にしていましたし、草野騎手と相談して、できれば雨の中でレースを使うのは避けたいと判断しました。月曜日の京都なら晴れの予報ですし、良い馬場で走らせてあげたいので、予定を変更して月曜の京都競馬に回ることにします。鞍上は変わらず草野騎手でいきます」
※馬体重475キロ。
2017.10.04
(大竹厩舎)
ダートコースを半周後、ウッドコースで追い切り
W 53.0-38.9-13.3 強め
外セレノグラフィー馬なりを4F0.9秒追走1F併せ0.2秒遅れ
草野騎手「今日はウッドコースの追い切りに乗せてもらいました。ダートコースでは少しチャカついていましたが、ウッドの追い切りでは下ろしがけから落ち着いて入れましたし、ハミは多少噛むところはありましたが、折り合いも付けられたと思います。追ってからの反応も良く、最後まで良い動きをしてくれました。息も出来ていますよ。先週金曜日に障害練習をした時は、雨で緩んだ馬場を少し気にしてはいましたが、促せばしっかり飛んでくれました。良い雰囲気でレースに臨めそうですね」
大竹調教師「稽古でそう動けるタイプではありませんが、本数を重ねて良い状態に仕上がって来たと思います。状態も整いましたので、予定通り今週の東京を草野騎手で使います。障害転向後、2戦はローカルでのレースでしたが、今回は本場の東京コース。どこまでやれるか未知数なところはありますが、自分の走りを出来ればチャンスはあるので良い走りを期待しています」
2017.09.28
(大竹厩舎)
厩舎周りを曳き運動。
助手「昨日追い切ったので、今日は曳き運動での調整でした。運動中も集中してしっかり動けていましたし、歩様も良かったので、今のところ追い切った反動はありませんね。煩いところを見せずに落ち着きもありますし、飼葉も残さず食べていますよ。予定通り明日障害練習をやります。今週の馬体重は477キロでした」
2017.09.27
(大竹厩舎)
ダートコース半周後、ウッドコースで追い切り
9/24(日)坂路 57.6-42.6-27.6-13.7 馬なり
9/27(水)ウッド 53.9-38.9-13.3 馬なり
中ストリートオベロン馬なりと4F併せ0.2秒遅れ
外ミラクルローカス馬なりと4F併せ0.2秒遅れ
助手「ダートコースで体をほぐしてから、ウッドコースにて3頭併せで追い切りました。下ろしがけから少し気を張りながら走っていましたし、道中も他馬を気にして集中できていませんでした。最後も内側に入れた時に右にモタれていて、修正すると今度は左側に行こうという素振りが見られました。追っつけていた分、遅れる事はなかったので、動けていたとは思いますが、もう少し馬自身がピリっとしてくれば良いですね。今のところ脚元の方も落ち着いているので、金曜日に障害練習の予定になっています」
大竹調教師「もう少し集中して走れればとは思いますが、この馬なりには動けているのかなと思っています。来週がレース予定なので、金曜日から障害練習を始め、今週末、来週と追い切りを消化してレースに向かいます」
2017.09.21
(大竹厩舎)
ダートコースを半周後、ウッドコースにて単走で追い切り。馬体重479キロ。
ウッド 草野J 69.3-53.5-39.5-13.6 馬なり
草野騎手「今週もウッドコースで単走で追い切っています。ペースは先週と変わらないくらいでしたが、今日は下ろしがけから気抜くようなところはなかったですし、馬も気分良く走れていましたね。ペースがそこまで速くないので、直線では少しフワッとして止めそうになっていましたが、舌鼓を使えばもう一度走る気になってくれました。トモの感じは良くも悪くも平行線ですが、追い切りを重ねつつ体は仕上がって来ています。障害練習は来週から始める予定になっています。レースの予定も決まったので、しっかり作っていきたいですね」
大竹調教師「来週から障害練習を始める予定ですし、ビッシリやってトモに疲れを残したくないので、今週もウッドで70-40くらいにしておきました。まだ気持ちの波がある馬ですが、促せば進んでいきますし、息遣いも徐々に良くなっている印象です。あと2週間あれば出走できる状態まで仕上がると思いますので、東京1週目を草野騎手で使うことにします」
※10月7日(土)東京4R・障害未勝利(D3000m)を草野騎手で予定。
2017.09.20
(大竹厩舎)
ダートコースを1周後、坂路1本。
坂路 68.2-50.0-32.8-16.0 馬なり
助手「ダートコースを1周してから、坂路を1本軽めに乗りました。全休日明けだったので厩舎周りの乗り運動の時からテンションが高く、チャカチャカしていましたね。それでも、坂路に入ってからは力みが取れたのかスムーズに動けていましたし、上がりの運動では大人しかったです。今のところ脚元含めて体調面に問題はなく順調に進められています。明日追い切る予定です」
2017.09.14
(大竹厩舎)
ダートコースを半周後、ウッドコースにて単走で追い切り
ウッド 53.7-39.7-14.3 馬なり
草野騎手「ウッドコースで単走で追い切りましたが、下ろしがけから1頭という事もあってフワフワしながら走っていましたし、道中は力んで力任せに走ってしまうところがありました。ただ、前半はそんな感じであまり集中して動けませんでしたが、スピードを上げていくところでは、速くはありませんが反応もありましたし、気持ちも切り替えて最後まで気を抜くようなところはなかったですね。トモの入りにグッとくるようなところはなかったものの、1本目の追い切りにしては悪い感じはしませんでした。息の方もこれから本数をやっていけば出来てくるはずですよ」
大竹調教師「テンの入りから気が乗らなかったようで、動きにスムーズさがなかったですね。それでも4コーナー手前からは動けていましたし、最後まで気を抜かなくなっています。障害練習も取り入れながら追い切り本数を重ねていき、使う番組は草野騎手と相談しながら決めたいと思います」
※馬体重は478キロ
2017.09.13
(大竹厩舎)
ダートコースを1周半。
助手「明日追い切る予定なので、今日はダートコースを1周半乗る調整です。先週に比べて落ち着きが出て来ましたし、体もしっかりしています。まだ予定のレースは決まっていませんが、今の感じならジックリ攻めていけそうなので良い状態に仕上げていけると思いますよ。体調面も良好です」
2017.09.07
(大竹厩舎)
ダートコースを1周半
大竹調教師「昨日帰厩させました。今日は運動初日なので、草野騎手を背にダートコースを1周半乗って調整しています。昨日の雨で馬場が悪かったのですが、脚を取られるようなところもなかったですし、元気はありますが、うるさいという感じはしなかったですよ。今週末か来週から追い切りを始めていき、今のところ東京開催で使う方向で考えています。トモが疲れやすい馬なので、レースまでの障害練習は2、3回程度に抑えて、やり過ぎないようにしたいと思います」
2017.09.06
(松風馬事センター→大竹厩舎)
今日、美浦トレセンに入厩しました。
2017.09.01
(松風馬事センター)
この中間もロンジングを行ってから角馬場に入れ、周回コースにて1セットF20秒で乗り込んでいます。馬体重は481キロと安定してきました。本日来場した大竹調教師からは「明日の検疫で帰厩させたかったのですが、どうしても3歳未勝利馬を入れなければならず、来週入れることになりました。前回の事を踏まえて、今回は入厩後すぐにペースを上げずに慎重に立ち上げていこうと思います」とのコメントがありました。
2017.08.25
(松風馬事センター)
この中間もロンジングを行ってから角馬場に入れ、周回コースにて1セットF20秒で乗り込んでいます。大竹調教師からの指示で、昨日右上腕部の裏側にショックウェーブ治療を行いました。本馬は来週の検疫で美浦トレセン・大竹厩舎へ帰厩する予定です。馬体重478キロ。
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