自民党の役員に続き、内閣の大臣人事がほぼ確定しました。
その報道を受けて、立憲の枝野幸男代表は今まで
「自民党は変わらないし、変われない。」と繰り返していたのを
「表紙だけ変えても、中身は変わらない。」と表現が変化しました。
これは少なくとも表紙(人)は変わったと認めています。中身は予想屋じゃないのですから、これからの仕事ぶりを見ないと判断は出来ません。
岸田内閣では13人の初入閣と当選3回の議員が3名も入っています。
これは過去の例から見ると非常に珍しく、当選3回で大臣になるのは1人でもニュースになります。
しかも、その3人は政治家としてよく勉強会に参加して努力している人達で、単純に若いからと言う理由ではありません。
自民党の実力者、二階・麻生・安倍の3人の扱いも、よく見るとそれらの影響を抑え込んでいる。
党の幹事長に高市を、内閣の官房長官に萩生田を望んだ安倍。
いずれも総理・総裁に次ぐNO2のポジションです。
それを幹事長には甘利(麻生派)、官房長官には松野博一(細田・安倍)にしました。
一見、麻生と安倍に配慮しているように見えますが、甘利は当初より麻生派に在りながら河野を応援せずに岸田の選挙対策顧問として岸田を支持していた。
内閣の要であり首相に一番近いポストの官房長官には、安倍の希望にのって高市に投票せずに、最初から岸田に投票した松野を選んだ。同じ派内に有っても安倍から遠い人です。
自民党で長年にわたり実力者として君臨してきた安倍・麻生・二階の3人を全員バッサリとは現実的に無理です。そんな事をすれば党が割れてしまい、元も子もなくなります。
二階は選挙前からバッサリと切り
麻生は党に預け、行政の中枢である内閣から遠ざけた
そして、3人の中で一番若い安倍に対しては、閣僚の人数を一人減らし、重要ポストから安倍色の濃い人を遠ざけて、安倍元首相の影響力は落ちたと仲間に知らしめた
この人事はかなり前から考えていた感じがします。
多少の変更は有ったでしょうが、それなりに「岸田人事」を組むことが出来たと思います。
個人的には評価したい
後は選挙の最中に週刊誌に攻撃される大臣が出ない事を祈るだけです
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