地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

刑務所から手紙

2016-01-15 19:23:11 | 日記
どうしようもない幼馴染
何度も悪い事をしては捕まり刑務所暮らしの原田(仮名)

若くは無いので、もう悪い事はしないだろう、、、と期待していたのですが。
ホンマ、、期待は裏切られるものです。

先ほど、その返事の手紙を書こうとしたのですが、
刑務所の住民との手紙のやり取りは検閲があるので、ある程度はソレを意識して書きます。

刑務所によって多少ルールも違うみたいですネ
違うと言っても本筋は同じなんですが、厳しいか緩いかの違いの方がソコの住民にとっては問題みたいです。

今回の刑務所は厳しい方らしく、手紙の内容もその事に終始していました。

例えば・・・
手紙を出せる相手の人数制限ですが、もし内容がダメだとその相手には即出せなくなり、
全体の制限数も減るみたいです。

つまり私の方からでも、内容に問題が有れば私とは手紙のやり取りが出来なくなり、
原田が手紙を出せる人数も減ります。

刑務所の暮らしで、風呂に入る時はタオルを左手に持ち、両手を大きく振って歩く。
ところが今回の刑務所は左手に持つ所までは同じなんですが、その手は静止したままで動かしてはいけない。

我々にとってはそんな簡単な事・・・と思うのですが
原田は今回の刑務所暮らしの前は七年間ほど違う刑務所で両手を振って歩いていたので、
その習慣が抜けなくて何度も注意を受けるみたいです。

単に手の振り方だけでも注意を受け、ソレを重ねると色々な事に影響します。

ルールを厳格に守っていると、段々と規制が緩くなるんですネ
手紙の回数が増えたり、面会の回数が増えたり、、、
そして彼らソコの住民にとっては最大の関心事・・・仮釈放に影響するのです。
・・・アメとムチですネ

暴力団員なんかは「満期いっぱい勤め上げる」と言うのがポリシーみたいな部分もあるみたいですが
そうで無い人達は一日も早く出たいわけで、
仮釈放の可能性がある時期に到達すると、日々その事ばかりを考えるようになるそうです。

私・・・昔からこの犯罪を繰り返す原田の事を見ていて感じるのですが

例えば・・
判決で懲役5年の実刑なんて言い渡すのなら、、、
懲役10年で執行猶予15年とした方が再犯の可能性は低いと思うのですが・・・。

懲役5年なら、真面目に務めれば仮釈放で4年程度で出所して、残りの一年程度の間に何もなければ自由です。
それに、この真面目にしなくちゃいけない仮釈放の期間は次の犯罪を実行するための準備期間みたいになってます。

ところが懲役10年で執行猶予15年だと、、、
15年間は微罪でも10年がプラスされる訳で、これはなかなか悪い事は出来ませんよネ

もし15年間、まともな生活をすれば仲間とも縁が切れそうです。

犯罪など無縁の人達にとっては刑務所暮らしなんて気が変になりそうと思われますが。
警察の留置所⇒裁判待ちで拘置所⇒刑務所と段階を踏むので、けっこう馴染むみたいです(笑)

原田の様に前歴者になると、その馴染み具合が「楽」をさせてくれるんでしょうネ・・・困ったもんです。

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