甲子園での熱い戦いをする高校野球を楽しく見ている私ですが、、、
どうしても好きになれない監督が・・・
今年に限らず 「もう少し選手の自由にやらせれば・・」と感じる監督も存在しますが、
まぁ、そのチームはその方法でここまで来たのだろうと思い解決しています。
今回出場しているチームの監督で、、、、
ハッキリ言います、、、、慶応の監督です。
この監督は以前に自分のチームの方針として「長髪は自由」・「練習時間の制限」を紹介していました。
それはそれで良いと思いますが・・・
その表現が、私には「坊主頭」・「長時間の練習」をやってる高校野球部を批判しているようにとれました。
選手の「坊主頭」については日本高野連と朝日新聞が、加盟校3818校からアンケートをとり、2018年には76.8%あった「坊主頭」が、今年の6月の調査では26.4%に激減しています。
今となってはさほど意味のない事となりました。
慶応の野球部は全国から入部者を募集し、その中から優秀な子供たちを選びます。
慶応は何年か前に推薦時の成績の評価基準を少し下げてから、優秀な選手が集まりだした。
そんな事は何処の私立高校でもやっている事なので、特に慶応をどうこう言うことは無いように思えますが・・・
慶応高校はその生徒の99%を超える確率で、慶応大学に内部進学できます。
これは大きな人参で、「慶応大学」のブランドは超一級品です。
野球で慶応高校に入学できれば、ほぼ大学は慶応ボーイです。
全国から能力の高い良い選手を選び放題のチームです。
そんな選手を集めてする練習と、他の高校の練習方法とは同じでは、どうにもならないのは明白です。
高校野球の選手を子供に持つ親が、高校3年間の出費を公開していました。
それによると野球部関係だけで3年間に60万円余りの出費でした。
その中には見えない経費は入っていません。
今大会で清原氏の息子が選手として出場しているので、応援に駆け付けている清原氏がテレビなどで映し出されていますが。自分の子供を応援するために個人で行く交通費などは60万円の経費に含まれていません。
親の苦労を知る子供が、自分で丸坊主にしている子供も存在する事を、この監督は知らないのでしょうか。
慶応高校の野球部の様に、他校との練習試合にバスではなく、一人往復2万円はかかる新幹線で行く様なチームは特別なチームだと感じないのでしょうか。
超・個人的な感覚ですが。
古い形の考え方の中には問題も多く理不尽な事は多々あります。
しかし、その理不尽な規律の中で練習してきた元野球部の人たちは、その事を楽しそうに話してくれます。
また彼らは社会に出て、必ず経験する理不尽なことに対しても対応する能力を持ち、先輩や上司の理不尽な行為によってウツになったり、最悪自殺したりすることは有りません。
私は一高校野球ファンとして、慶応野球部の監督に言いたい。
貴方たちの方針は尊重しますが、そうでない人たちの方針を批判するのはどうかと思います。