地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

嫌いな高校野球の監督

2023-08-22 19:30:43 | 日記

甲子園での熱い戦いをする高校野球を楽しく見ている私ですが、、、

どうしても好きになれない監督が・・・

今年に限らず 「もう少し選手の自由にやらせれば・・」と感じる監督も存在しますが、

まぁ、そのチームはその方法でここまで来たのだろうと思い解決しています。

 

今回出場しているチームの監督で、、、、

 

ハッキリ言います、、、、慶応の監督です。

この監督は以前に自分のチームの方針として「長髪は自由」・「練習時間の制限」を紹介していました。

それはそれで良いと思いますが・・・

その表現が、私には「坊主頭」・「長時間の練習」をやってる高校野球部を批判しているようにとれました。

選手の「坊主頭」については日本高野連と朝日新聞が、加盟校3818校からアンケートをとり、2018年には76.8%あった「坊主頭」が、今年の6月の調査では26.4%に激減しています。

今となってはさほど意味のない事となりました。

 

慶応の野球部は全国から入部者を募集し、その中から優秀な子供たちを選びます。

慶応は何年か前に推薦時の成績の評価基準を少し下げてから、優秀な選手が集まりだした。

そんな事は何処の私立高校でもやっている事なので、特に慶応をどうこう言うことは無いように思えますが・・・

慶応高校はその生徒の99%を超える確率で、慶応大学に内部進学できます。

これは大きな人参で、「慶応大学」のブランドは超一級品です。

野球で慶応高校に入学できれば、ほぼ大学は慶応ボーイです。

全国から能力の高い良い選手を選び放題のチームです。

そんな選手を集めてする練習と、他の高校の練習方法とは同じでは、どうにもならないのは明白です。

 

高校野球の選手を子供に持つ親が、高校3年間の出費を公開していました。

それによると野球部関係だけで3年間に60万円余りの出費でした。

その中には見えない経費は入っていません。

今大会で清原氏の息子が選手として出場しているので、応援に駆け付けている清原氏がテレビなどで映し出されていますが。自分の子供を応援するために個人で行く交通費などは60万円の経費に含まれていません。

親の苦労を知る子供が、自分で丸坊主にしている子供も存在する事を、この監督は知らないのでしょうか。

慶応高校の野球部の様に、他校との練習試合にバスではなく、一人往復2万円はかかる新幹線で行く様なチームは特別なチームだと感じないのでしょうか。

 

超・個人的な感覚ですが。

古い形の考え方の中には問題も多く理不尽な事は多々あります。

しかし、その理不尽な規律の中で練習してきた元野球部の人たちは、その事を楽しそうに話してくれます。

また彼らは社会に出て、必ず経験する理不尽なことに対しても対応する能力を持ち、先輩や上司の理不尽な行為によってウツになったり、最悪自殺したりすることは有りません。

 

私は一高校野球ファンとして、慶応野球部の監督に言いたい。

貴方たちの方針は尊重しますが、そうでない人たちの方針を批判するのはどうかと思います。

 

 


決勝戦は有力校の戦いに

2023-08-22 15:40:01 | 日記

夏の甲子園・・・決勝戦は仙台育英と慶応になりましたね。

スポーツ紙が出場校の評価をしていますが、両校ともに上位6チームに入る有力校です。

ところが春・夏の甲子園大会で有力校同士の決勝戦と言うのは、意外と少ないんです。

それだけ一発勝負のトーナメントと言うのは予想が難しいのですが、、、

今大会は予想外の試合結果が少なかったと感じました。

 

今大会で新しく取り入れた5回終了時の休憩時間。

熱中症対策として良い事だとは思いますが、この新制度に上手く対応できなかった投手が2人いた。

その二人は高い能力を持ち、予選から一人で完投してチームを甲子園まで導いた2人です。

最近では数人の投手を継投して戦うスタイルが主流ですが、選手を集めにくい公立や地方の高校では、チームに複数の有力な投手を保有するのは現実的に難しい。

先発して9回まで投げぬく投手は、力を入れる所や軽く流す所、1回から9回までの流れ(リズム)などを考えるだけでなく、身体で覚えています。

この2人は能力の高い投手ですから、1回から5回まではいつものペースで投げて相手を抑え込んでいました。

ところが5回が終了して一休憩して6回から再スタートをきると・・・・明らかに違った

それまでの投げる球は打者のベルトより下にストレートが行き、変化球の落ちる球はストレートと同じ軌道からベースの前で地面に落ちていた。打者のバットには当たりません。

それが6回にはベルトよりかなり上に、、、変化球は抜け玉となり顔の高さに、、、

それを何とか修正しようとすると・・・ボールは打ちやすいベルト付近に集まり、連打を浴びてしまった。

両投手ともに経験のない大量失点を甲子園の舞台で経験する事になってしまった。

試合途中の休憩で、頭では理解しても、身体のリズムが狂ってしまったとしか考えられない。

見ていて、非常に可哀そうだった。

 

これは非常に難しい問題で、誰が悪いという事ではないのですが、複数の有力な投手を確保できないチームには解決策がない。ベスト16チームが全て私立高校と言うもの分かるような気がします。

唯一、今の状況で考えられる方法は、春の大会を夏の大会の様に全国の各都道府県からの代表にすれば、先発完投型のチームでも、そのチームの実力を発揮できるのではと思ったりします。

(現行は関西とか東北とか地域代表なので、出場校の無い都道府県が発生します)