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貴乃花の処分、理解出来ない

2018-01-04 10:34:00 | 日記
今日、相撲協会の評議会で、貴乃花親方の処分が正式に決定すると思いますが、、、、

ネットのアンケートでは、、、、
「貴乃花親方の処分」について、「重い」と「処分の必要ない」を合計すると70%になるんですねぇ~。

私はここで、散々貴乃花親方の行動を悪いと言ったのですが・・・・
世間の感覚とは違っているんですね。

しかし、いくら違う角度から考えても、貴乃花親方を処分が軽いとは思わないんです。

巡業中に 傷害事件が発生し、巡業の責任者である貴乃花親方が 被害者の親方だった。

ここまでは間違いのない事実です。

その事実からスタートすると、、、
弟子でもある被害者から事情を聞き、これは問題だと感じた時に、責任者として被害者の話が本当かを確認するため。
相手にも話を聞いたり、現場にいた人達に話を聞く作業をする。
その後にやはり問題だと思えば、協会に報告して指示を仰ぐ。

これが常道・本筋であります。

第2の方法として。
日頃から問題に対して、内々で済まそうとする協会に不信感を持っているのなら。協会に報告した時に、警察にも報告して外部の調査を依頼する旨を伝えます。それでも協会が内々で済まそうとしたら、自分で警察に報告します。

第3の方法として。
先に警察に連絡し、事情説明が終わった後で、速やかに協会に報告する。

そして、 何の方法をとっても親方として、当事者である被害者から協会に事情を報告を速やかにさせる努力をする。

加害者も被害者も 親方も協会に属しているのですから 。その協会を部外者扱いする場合は、自ら協会を出る場合の時だけに許される行為です。

貴乃花親方の処分ですが、当人は協会で物事を判断する時に内々で行ってしまうのに疑問を感じている理由 です。それなのに今回の当人に対する処分は 内々の処分です。
これが本当に外部の人間が処分を決めれば、完全な組織に対する反逆行為ですから除名に値します。

なぜ内々の処分かと言うと。
相撲協会の処分は重い方から
除名→解雇→引退勧告 →番付降下→業務停止→・・・・となります。

今回の理事から役員待遇への降下は4番目の番付降下にあたります。 もし、一つ軽い業務停止なら、地位はそのままですが、その任期の残りは一ヶ月程度。そして、次の理事選挙には立候補出来ません。
ところが番付降下だと立候補出来ます。その事を理事長がわざわざ言及していました。

実質、たった一ヶ月の謹慎処分です。此の何処が重すぎる処分なのでしょうか。
これこそが内々の処分です。

自分が所属する協会の業務を妨害してほぼ無罪放免です。そんなバカな話がありますか❓

前にも言いましたが、やはり協会の地位は現役時代の「ご褒美」になっているんです。決して組織を運営する能力で判断はされていません。

貴乃花親方の 処分が重すぎるとか、処分そのものが必要ないと、感じている70%の人たちの理由を調べてみると。

理事長が悪いとか、白鵬が悪いとか、被害者側の親方と加害者側の親方とが、同じなのはおかしいとか。 その大半が他の人たちの処分と比較してバランスが悪いという意見でした。

そういう見方も確かにありますが、 貴乃花親方と 他の人たちの 違反行為は別物です。
これは「味噌と糞」を一緒にしている感が有ります。

日馬富士は 社会のルールと協会のルールの 両方に違反したので 両方から罰を受けます。

その親方は 協会のルールに照らし合わせ、監督責任として協会から罰を受けます。

一方、貴乃花親方も協会の ルールに違反したので、協会から罰を受けます。

ここまでは ルール違反に対して大差はありません。
ですから、この時点だと加害者側の親方の方が重い罰を受けると思います。

ところが その後の行動が両者には大きな差があります。

一方は非を認め 自ら対処 しました。
もう一方の貴乃花親方は協会からの再三の要求には一切応じませんでした。 この協会に対して非協力的な行動は、正しく協会に対しての敵対行為です。これはどう考えても厳しい処分は免れません。

物事を判断する時に、その枠の中にどの項目までを入れるかで、結果は大きく違って来ます。

今回の傷害事件を考えるのには、 協会のあり方や、親方と横綱のあり方や、モンゴル人力士に対する考え方や、他の力士と個人的な付き合いに対してはどうかなど、色々と考える事は必要です。

それは将来の 相撲協会のために必要なのです‼

それを処罰するために考えたのでは、先程も言いましたが「味噌も糞も同じ・・・」になってしまいます。

協会の処罰は協会と対象者の間での行為です。
対象者が協会の ルールをどの程度違反し、その後に反省しているかどうかで判断される事柄なんです。

その中に何もかも入れて複雑化するのは、マスコミの営業手法で、それを楽しむのは部外者だけ。

関係者はシンプルに協会と対象者だけに絞って判断するのが正しいんです。

やはり、私は実質的に無罪放免の処罰は軽いと感じます。