地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

法事の相場❓

2018-01-08 21:47:00 | 日記
今日は叔母の一周忌の法事でした。
つまり、昨年は新年早々にお葬式だったんです。

こう言う時のお金(香典など)は、いくら包めば良いのか悩みの種ですね。
特に行ったり来たりする親戚は気を使います。

多くの人は誰にいくら貰ったかを記録に残し、次に自分が持って行くときのに、その額に合わせるんです。

ですから、こう言う事を「貸し借り」って言ったりします。

もちろん、これは精神的な貸し借りで、お金は両者ともに出費で、一切チャラなんて感じには成りません。
両者のお金は料理屋だったり贈答品屋に行くわけです。

そして頂いた金額によって、収支は赤字になったり黒字になったり。まぁ、大半は赤字です。
自分の法事に来ていただいたので、当然と言えば当然なんです。

しかし、ここで冷静に考えると。

自分が法事に行くときも、相手に負担を掛けていると思うと、、、、なんの為に行ってるのだろう❓

そんな気分になったりします。

故人の為に・・・
たぶん、それは綺麗事。

何年も会っていない叔父や叔母の死。通夜に葬儀に初七日に49日と行けば充分だろぉ~と、何処か心の中で・・・・・

都会では葬儀など、一連の行事は簡素化している傾向に有るみたいですが、地方では長年の慣習を変えるのは、なかなか面倒です。

例えば、、、、
父親が6年前に亡くなり、7回忌をする場合。
母親は高齢で、実際に法事をするのは息子。
その息子が「7回忌は内々でする。」と母親の了解をえた。

ところが、息子の内々は母親と故人の子供である自分と兄弟姉妹に自分の家族。

母親の内々は故人の兄弟姉妹と自分の兄弟姉妹に子供たち。

私たち世代の親は兄弟姉妹が多くて、両親の兄弟姉妹だと、合わせて10人なんて普通に有ります。

息子にすれば、そんなに多くの家に「借り」を作りたくないですよねぇ~。

昔の人達の香典などは相互扶助の意味合いもあり、かなり高額でした。
私も親に後の者が困るので、その種の額を下げて欲しいと頼んだものです。

今、私は法事には香料一万円とお供えとして五千円と決めています。
父親はこれの2倍程度の上に「花代」として一万円が最低ラインでした。

これが数軒なら良いけど、10軒になると、法事も頻繁に有り「またかぁ~」って感じに成りますね。

人の心の中の「思い」は口に出したり、行動したりしないと。例え親子・兄弟や夫婦でも解らないと言いますが、、、、

故人に対する「思い」は自分以外の人に解って貰う必要は無いとおもうのです。
だから、そんなに形式や慣習に縛られなくて良いと思っています。

周りの人達に受け入れられないかもしれないが・・「