今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

やらかした鮭チラシ。

2021年04月10日 | グルメ
北陸とか北海道とかの駅弁で鮭チラシみたいなのってよくありますよね、
で、まとめてパック売りされている鮭の切り身を冷蔵庫や冷凍庫へ保存しておいたモノって甘塩の鮭でも塩が回って塩気が強くなる事が多くて、そのまま寿司飯と塩プラス塩で、ちょっとアタック感が強いなーって事で、

私はいつも、昔のロシア料理みたいに凍ったまま火にかけて、茹でた鮭をほぐしておくと、
塩気も抜けるし
酸化防止剤を使っていない鮭なら(←〇エシ何故切り身に酸化防止剤を・・・)茹で汁も、塩気を考慮してリゾットとかに使えるし
身は茹でたモノはパスタに使い易いグリルだと焦げ臭さが麺全体に絡まるのでツライ時がある。
勿論醤油と山葵とかでふりかけみたいにご飯のおかずや供にもなる、
ので茹でてほぐしタッパに入れておくのだが、

それを使う事にした。

 チラシは以前、幕末の鹿児島のチラシをヒントに作った山菜チラシのやり方がなんとなく身に付いていたので、最初、ただ乗っけるだけにしようか?と思っていたのだが、無駄に身体が動いてしまった。
(疲れていたのに、なんか無駄にやり続けてしまった・・・だって身体が動くから)

今回野菜類を煮るのは、数日前作った昆布の煮汁が多かったので、そのツユと出汁を使おうと思う。

出汁に砂糖を入れて、沸騰したら今回は昆布の煮汁

普通なら椎茸だけれど、もしかして舞茸で出来ないモノかな?って、ちょっと勇気を出して舞茸で挑戦・・・
シメジだと僅かに個性が強過ぎて当たりが突出してしまうので、個性が柔らかめな舞茸で試す実験)
煮汁を濾した。

濾した煮汁で人参をややアルデンテ(完全なアルデンテではないやや食感が残る程だが柔らかくもあるように仕上げてみた余熱で火も入るし)
※ニンジンのアルデンテにこだわらず野菜類を一緒に煮てしまえばよかったな・・・
(多少の食感の違いは面白かったけれど、こだわり過ぎても・・・)

更にニンジンを煮た煮汁を濾して

この後、以前、ソボロを魚肉が無いのでアサリで作ったから、冷凍してあった茹でアサリをサッと茹で溶かして

半分は取っておいて(茹で汁もとっておき

取り分けておいたアサリをきざんで

ここが間違ったのだが、
本来濾した濃い汁で干瓢を煮るハズが、魚肉で作るソボロと勘違いをしてしまい、野菜を煮た煮汁で煮詰め始めてしまった(←佃煮じゃないんだから)。
まあ、大きく間違えたワケでは無いが、焦げないように蓋をして水蒸気で鍋の側面をこびり付かないように保護をしたワケだが・・・
※ソボロは水気が要らなかったのね。

とっておいたアサリとアサリの茹で汁を少し薄めてネギと共に味噌汁へ

なんちゃって雑な錦糸卵を作って(濾していないからやや白身がだってザルに付着をした卵液が勿体ないし、洗うものも1つ増えるから)

煮た具を酢飯に混ぜる。

キレを出す為に僅かにドライ大葉も少々入れてみようかな

これで下の部分は完成

錦糸卵と、冒頭のほぐした茹で鮭と、胡麻も少しかけてみた。
(胡麻は本来食べる人が食べる時に自分でかけるスタイルだが、疲れていたのかな・・・)

鮭チラシ(数日分)と味噌汁
少し鮭が多い気もするが、冒頭で書いたように茹でたので塩辛くないし、そろそろ使ってしまわないとならなかったので、まあ自分が食べるならいい・・・

切った海苔を散らそうか?迷ったが、そこまで辿り着かず力尽きた・・・
こんなに手をかけるツモリはなかったので・・・

当日も勿論、美味しかったけれど、やはり酢飯は原型が「なれ寿司」なだけあって少し時間をおいて馴染ませた方が、こなれた味になる気がする。

まあ、(味を強くし過ぎて壊さなければ)美味しければ何乗せても、何混ぜても、自由なんだろうな・・・

俺はそんな気がする・・・

煮物を混ぜるって文化から始まったのかもしれない!!とか考えてしまうかな・・・




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