燻製の技術を覚えたので、ニシンを手に入れ、いよいよイギリス料理の「キッパー」=ニシンの燻製を作ってみる事にした。
イギリスでは朝食に、10枚切りのカリカリに焼いたトーストの上にバターを塗って、このニシンの燻製(キッパー)を乗せて食べるらしい。
古典を読み解くと、ニシンの調理法は例としてしか出ていなくてハドック(=鱈を一匹丸々)、焚き火の上で9時間ぐらい燻製するらしいが、9時間は物理的に現代人の時間では無理なので、それをニシンに置き換えて、しかも3枚におろし、より燻製時間を短縮させることにした。
大体1匹につき小さじ1の塩をふって、
一晩塩漬けにしたニシンを(冷蔵庫がけっこう生臭くなるが外に放置するのも腐ると嫌だし、ネコとかに取られたくないし、ハエとか寄ってきても嫌だし、冷蔵庫で乾燥させられるし)、
3時間塩抜きし(塩抜きしないレシピもあったので半分は塩抜きなし)
乾燥させる。
乾燥させる高さを合わせた方がより良いだろう(裏返して乾燥)。
皮がツッパレばOKだ。
長時間の燻製にはスモークウッドという木クズを固めたモノを使うらしい。
(冷燻とかに向く)
スモークウッドにも、リンゴやブナ・ヒッコリーなど香りの種類があり、香りが良くて魚に適合するヒッコリーを使いたかったが、最初から200円も高価なヒッコリーで失敗してもなんなので、少し安いスモークウッドで燻製をする事にした。
適宜な大きさに切り、
アルミホイルを敷いた上で組み合わせて時間を調整し使う。
本当は吊るすが、100均のボウルでは吊るせないのでやはり網で燻製するが、網に少しでも焦げ付かないようにオイルを塗ってみた。
1本で3時間~4時間だから4時間として、線に沿って(もしくは目分量で)
4等分し、
あまりは包んでおく。
しっかり4隅に火を回し点け、
最後に側面全体に火を点けて
ほぼ消して
アルミの上に置く。
3時間はこのぐらいだろうか
セットして燻製開始(スモークウッドはコンロの火がいらない)。
ボウルの熱はそんなでもない。
スモーウッドは酸素を使って自分で燃え続けるので隙間を開けて空気を対流してあげないと消えてしまう。
消えてしまった時は、もう1度火を点けてやる。
隙間で温度と煙の量を調整する。
これぐらいでいいのかな?で辞めておけば良かったが(塩抜き無しは先に取り出し)、
塩抜き有りを無理に、規定の時間通りやろうとして、塩抜き有りの方が焦げた。
1時間半前後で良かったんだな。
1晩置いて薫香が落ち着いてから、コゲを全部取って食べてみたら、これが美味しいのなんのって。こんなに美味しいもの?なの?って、正直燻製はキライだし、薫香も、魚自体あまり好きではないが、こんなに美味しいものが世の中にあるのか?って。
<調理>
焦げていないキッパーを温めたフライパンにバターをしいて
弱火でしみ込ませながら焼く
折角なのでイングリッシュブレックファーストよろしく、1つのフライパンで調理。
これをパン(カリカリに焼いた10枚切りのトーストにバターと、バター&自家製ママレード)に乗せて食べると、・・・
想像を絶する美味しさ。
これはやってみないと日本人には解らないと思う。
昔、民宿とかで朝食に出てきた、ご飯に脂が乗った鯵の開きの干物って感じのイメージに近いかな・・・
そういうものをイメージ出来る。
一気にそのイメージが膨らむ味。
後日、失敗が悔しいので今度は、ヒッコリーのスモークウッドを使って、
(流石に200円高いだけでも香りが良い、アメリカ産なのが少しアレだが・・・)
もう1回
隙間を作って空気を送り込んで調整。
良い感じじゃないか
1時間20分これで良かったんだ。
完成
<消火>
スモークウッドが余ったら、
酸素を遮断して
火を消しても、完全に火種が消えたか自分は不安なので
そこから切って、焦げている方によく水をかけて
捨てる。
結局2回作ったな。焦げている部分は完全に全部取って食べたが(殆ど捨てたが)、薫香をまとえばまとうほど、ニシンは美味しい気がする。
美味し~い鯵の干物をちょっと2ランクぐらい上げた感じ、くさやよりは絶対食べ易い。
(くさやも美味しい品質のもので、慣れると食べられるけれど)
しばらく置いて薫香を落ち着かせて食す。
網はやはり多少くっつくので、
こそいだりして洗う、洗えば落ちる。
片付けは大事、片付けまでが料理って燻製でよく解る。
(ひたすら洗浄し続けたから)
もう大体覚えた。
・途中で開けても良いんだ・・・
・酸素の多さで燃え方と温度が調節出来る事を知ったし、
・スモークウッドをコントロール出来るようになると面白いかも(熱源が要らないし)。
とにかくパンに乗せると尋常じゃなく美味しい。
キッパーは本当に凄い!!
イギリスでは朝食に、10枚切りのカリカリに焼いたトーストの上にバターを塗って、このニシンの燻製(キッパー)を乗せて食べるらしい。
古典を読み解くと、ニシンの調理法は例としてしか出ていなくてハドック(=鱈を一匹丸々)、焚き火の上で9時間ぐらい燻製するらしいが、9時間は物理的に現代人の時間では無理なので、それをニシンに置き換えて、しかも3枚におろし、より燻製時間を短縮させることにした。
大体1匹につき小さじ1の塩をふって、
一晩塩漬けにしたニシンを(冷蔵庫がけっこう生臭くなるが外に放置するのも腐ると嫌だし、ネコとかに取られたくないし、ハエとか寄ってきても嫌だし、冷蔵庫で乾燥させられるし)、
3時間塩抜きし(塩抜きしないレシピもあったので半分は塩抜きなし)
乾燥させる。
乾燥させる高さを合わせた方がより良いだろう(裏返して乾燥)。
皮がツッパレばOKだ。
長時間の燻製にはスモークウッドという木クズを固めたモノを使うらしい。
(冷燻とかに向く)
スモークウッドにも、リンゴやブナ・ヒッコリーなど香りの種類があり、香りが良くて魚に適合するヒッコリーを使いたかったが、最初から200円も高価なヒッコリーで失敗してもなんなので、少し安いスモークウッドで燻製をする事にした。
適宜な大きさに切り、
アルミホイルを敷いた上で組み合わせて時間を調整し使う。
本当は吊るすが、100均のボウルでは吊るせないのでやはり網で燻製するが、網に少しでも焦げ付かないようにオイルを塗ってみた。
1本で3時間~4時間だから4時間として、線に沿って(もしくは目分量で)
4等分し、
あまりは包んでおく。
しっかり4隅に火を回し点け、
最後に側面全体に火を点けて
ほぼ消して
アルミの上に置く。
3時間はこのぐらいだろうか
セットして燻製開始(スモークウッドはコンロの火がいらない)。
ボウルの熱はそんなでもない。
スモーウッドは酸素を使って自分で燃え続けるので隙間を開けて空気を対流してあげないと消えてしまう。
消えてしまった時は、もう1度火を点けてやる。
隙間で温度と煙の量を調整する。
これぐらいでいいのかな?で辞めておけば良かったが(塩抜き無しは先に取り出し)、
塩抜き有りを無理に、規定の時間通りやろうとして、塩抜き有りの方が焦げた。
1時間半前後で良かったんだな。
1晩置いて薫香が落ち着いてから、コゲを全部取って食べてみたら、これが美味しいのなんのって。こんなに美味しいもの?なの?って、正直燻製はキライだし、薫香も、魚自体あまり好きではないが、こんなに美味しいものが世の中にあるのか?って。
<調理>
焦げていないキッパーを温めたフライパンにバターをしいて
弱火でしみ込ませながら焼く
折角なのでイングリッシュブレックファーストよろしく、1つのフライパンで調理。
これをパン(カリカリに焼いた10枚切りのトーストにバターと、バター&自家製ママレード)に乗せて食べると、・・・
想像を絶する美味しさ。
これはやってみないと日本人には解らないと思う。
昔、民宿とかで朝食に出てきた、ご飯に脂が乗った鯵の開きの干物って感じのイメージに近いかな・・・
そういうものをイメージ出来る。
一気にそのイメージが膨らむ味。
後日、失敗が悔しいので今度は、ヒッコリーのスモークウッドを使って、
(流石に200円高いだけでも香りが良い、アメリカ産なのが少しアレだが・・・)
もう1回
隙間を作って空気を送り込んで調整。
良い感じじゃないか
1時間20分これで良かったんだ。
完成
<消火>
スモークウッドが余ったら、
酸素を遮断して
火を消しても、完全に火種が消えたか自分は不安なので
そこから切って、焦げている方によく水をかけて
捨てる。
結局2回作ったな。焦げている部分は完全に全部取って食べたが(殆ど捨てたが)、薫香をまとえばまとうほど、ニシンは美味しい気がする。
美味し~い鯵の干物をちょっと2ランクぐらい上げた感じ、くさやよりは絶対食べ易い。
(くさやも美味しい品質のもので、慣れると食べられるけれど)
しばらく置いて薫香を落ち着かせて食す。
網はやはり多少くっつくので、
こそいだりして洗う、洗えば落ちる。
片付けは大事、片付けまでが料理って燻製でよく解る。
(ひたすら洗浄し続けたから)
もう大体覚えた。
・途中で開けても良いんだ・・・
・酸素の多さで燃え方と温度が調節出来る事を知ったし、
・スモークウッドをコントロール出来るようになると面白いかも(熱源が要らないし)。
とにかくパンに乗せると尋常じゃなく美味しい。
キッパーは本当に凄い!!