今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

「かぼす」を学ぶ。

2017年10月18日 | グルメ
11月25日~26日に東京タワーで「大分フェア」なるものが開催されていたのでちょっと顔を出してみた。

以前、少しだけ勉強をした「りゅうぐう(りゅうきゅう・りきゅう)」は、ゴマで和える利休和えや、琉球、又は大友宗麟を豊臣秀吉に繋げた千利休(←ゴマ好きだったらしい)の名前に由来しているとも言われる。

ひつまぶしのように、先にブリなどがヅケになった刺身が乗ったご飯を食べてから(←当然、美味しいのだが)、

出汁ツユ(←今回はシイタケの戻し汁だっけ?少し忘れてしまった)(や場所によってはお茶?)をかけて食べるらしい。

これが美味しい事、美味しい事。

山葵とカボス胡椒(柚子胡椒?、記憶があやふやなので不安は不安なまま書いておく、どっちかだから)?もあったが、それが無くても凄く美味しい。あっても美味しい。

大分の佐伯ラーメン

調べると、福岡ほど細麺でもなく熊本ほどのアタック感も少ないとの事で、道路事情も相まって九州の中でも独自の変化を遂げてきたと言われる佐伯市のラーメンだが、
凄く優しくて食べ易いラーメンだった。
これならラーメンが苦手な自分でも又、食べたいと思える。
あと、麺がもの凄く、小麦の味が活きている気がした、スープのアタック感が優しいから、小麦粉の風味がダイレクトに感じられる為、小麦へのコダワリ、麺へのコダワリもダイレクトに伝わってくるのだろう。
通人達に「中毒性があるラーメン」と評価されているのはその為ではないだろうか?
と推測。

で、くじ引きで緑のカボス数個(クジが外れた人全員に配られる)と、熟して黄色いカボス1袋を安く購入したのだが

黄色の方から急いで食べないと、と思いつつもとりあえず青い方を、最初は天麩羅と唐揚などでオーソドックスに。

かぼすを絞って(↓搾り方が違うらしいw・・・)塩で食してみる。

なんてこれは、これは美味しいんだろう、レモンやライム・スダチほど酸味も無いから、優しい甘味と風味が活きている。

カボスは蜜柑科の果実で柚子の親戚、大分で全国の97%を生産しているらしい。
ハウスものが3月~7月
露地もの(旬?)が8月~10月
10月半ば~2月は貯蔵もの
とのこと。
大分の人にとっては、1年中かかさない、生活や人生に密着した食物なんだなぁ~と感じた。

知人の家で、乙類の麦焼酎のロックに入れてみたら、これが美味しいのなんのって。
普段、乙類で手に入り易い麦焼酎だとキレというか味が立っている「二階堂(これも大分)」を呑むのだが、この風味を活かすには「下町のナポレオン・いいちこ」が良いかな?って。

(昔、1回呑んだ事があったな・・・って)
20度と25度があったけれど、どっちを買って良いか解らなくて、まあ年末のご挨拶なので25度にした。

半分使いたい時は横に切ると絞り易いようだ。
果汁が凄く多い果実でもある。

(後で書くが、もっと違う絞り方があった)

味が付いたシシャモに・・・

でも、これが合わないのよ、どうも人工的な旨味調味料の味が付いたモノだと、風味が重なり過ぎて、関東の蕎麦ツユの「返し」みたいになる(蕎麦アレルギーだから蕎麦を食べられないけれど)、やや重みが増すというか。

ツイ、居酒屋よろしく、マヨネーズで・・・。
(なんでもかんでも誉めていたら広告になってしまうので、一応なるべく、きちんと伝えたいから、因みに良い【記事広告】は「7割誉めて3割貶せ」という言葉が業界にある、その見極めが大事、自分も無知な時に散々世の中に対してグレーな事をしてきたので、不特定多数の読者には必ずプラスになるように心掛けてきたけれど、それでもグレーな事をしてきた罪は消えない、あのモーゼですら過去の罪で前に進めなかったのだ。=だから記事広告は1発で見抜ける、プンプン臭うんだ、組織を離れて距離をとってみると見える景色が絶対にある、その時にになってから必ず後悔をする)

話を戻して、ブリのアラを茹でたものにかける。

これも美味しい。

紫芋の芋焼酎のロックは難しいだろう?と思ったが、

これも美味しかった。
お互い、柔らかな香りだからかな?

刺身に。

醤油に入れてポン酢醤油的なものに。

刺身にかけてから醤油に

自分的にはポン酢醤油的な方が好きかな・・・、結局ワサビ醤油で食べてしまったが。

さんまの塩焼き(なにか斬新な盛り付けにしようとしたら失敗した)。

やはり、自然な物+自然な物は合う!!
(正直、揚げ物や味に手を加えていない普通の魚はカボス等の柑橘類がないと、もういられないかも・・・というぐらい美味しい禁断の味。)

酸化防止剤が入った塩鮭が塩辛かったのでほぐしたもの

合わん。

流水でシメた「冷やしうどん」と付属の返しと合わせて

凄まじい美味しさ、かぼすがないとって感じになった。かぼすの美味しさが活きる。
少しだけ大分の味が解ってきた。
(優しめって気がする)

かぼすの搾り方について

一応、ネットで勉強していた時、本当かな~?って驚いたんだけれど、一応やってみる。
年齢を経て新しい事を吸収するのは凄く大変だけれど、日々の切磋琢磨や修練の積み重ねは、きっと続く。
死ぬまで終らない。

先ず、横ではなく縦に切る(種は大丈夫なの?って思うがここでは気にしない)。

それをさらに2つに切る。

それを切り口を上にして、両端から搾ると種が落ちないし、表皮の風味も加えられるとの事。
(深いわ~)
しかも大分(もしかして愛媛も?)では、味噌汁に柑橘系を入れたりするらしいのだ!!

で、何処まで搾って良いか解らないから(現代人はブレーキが効きづらい)

(トン汁だから豚の油脂が酸味を多少和らげるので、果汁が多くても大丈夫かな?と)いっぱい搾ったら

搾り過ぎたら流石に種が落ちた(搾り過ぎない時点では確かに種が落ちていなかった)。
白い部分の苦味(殆ど無いけれど)、僅かでも加算されるだろうし。
自分のだからこんなに搾ったけれど、他人に出すものだったらこんなには強く搾らないだろうな。
もしくはイギリス料理の様に個人の好みを尊重して、自分で搾らせる

でも、自分には美味しいのなんのっ

あと、楽しい味。

絶対に毎回では無くても、かぼすみたいな果汁や酸を日常生活に強制ではなく無理せず取り入れ、こういうモノを食べていれば健康にも良いわ!!
柑橘系の香りには気分を落ち着ける効果もあると言われているし。
(それも感じた!!)

 ただ、今回のイベント、歩きタバコや歩き葉巻をしている人が居て、その右手の高さが丁度子供の目の高さだったので、大分では格好良いのかも知れないが、東京ではそれは格好良くない、葉巻の根性焼きが眼球になんてシャレにならないもの。
(葉巻は美味いんだよ、確かに美味いんだけれどさ・・・人ゴミで味わうモノじゃない、テーブルと椅子でスコッチとかと嗜むもの。多分、都会は人ゴミが多いのでそれだけ人間同士の衝突もアチコチで無駄に起こるから、それを避ける為に歩きタバコとか危険行為に繋がる事を意識的でなく本能的に忌諱しているのではないか?と、ふと、今考えた)
東京タワー側の管理責任についても、関東人(日本人)として、ふと考える瞬間を観てしまったのが唯一の残念。
あと、焼き魚にかぼすを搾れたら良かったのにな~、上記のシシャモみたいに味が付いた干物は違うのかな・・・
盛況で、コンパクトな東京タワーのワリに凄く良いイベントだったので、又、開いて欲しい。



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