今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

砂肝の鍋

2018年04月01日 | グルメ
ワリと保守的なので創作料理?(←だと思う)はなるべく真似しないようにしてきたのだけれど、
この鍋を知った時「あ、これは時代が次の時代に入ったな」と感じた。

先ずお湯を1L沸かしている間に

大根を半分に切ってやや厚めの薄切り

これは目が点になったが→お湯が沸いたら目の細かいザルか何かに鰹節をかなり多めに入れて、2分~3分箸でかき回しダシを取る←(少量ならこのやり方でサッと取れるらしい、無論、少しカスが入ってしまうから懐疑的に感じるが)

少量だと小さいので

ただ、ストックのカツオブシが残り少なかったので(後日冷奴や魯山人風の湯豆腐に使いたいし)勿体無いから和風だしの素を使う。
(普通の鰹だしはこんな濃さだろ?と舌で味を調節

そこに大根を投入

冷凍しておいた生姜スライスと、にんにくひとかけをスライス

その鍋に投入

酒・醤油を50mlづつぐらい

鍋に入れて

1度沸騰させる。

沸騰したら火を弱めて蓋をし(こぼれない火加減)、大根が柔らかくなるまで煮る。

その間に砂肝の処理、銀皮を外して
(あれ、何年も毎日やったのに近年あまりやっていないから忘れちゃった)

砂肝を焼き鳥みたいに半分に切るのか?それとも1個丸々か?が解らない、まあいーや両方作っておこう
(切り方は、あ、OK・OK、身体が覚えていた、やっていくうちにササッと速度UPで動けるようになった)

800CCぐらいの水に大さじ1の塩を溶いて

その中で砂肝を洗うらしい(臭みは取れるが旨味とか出てしまわねーのかな?、旨味の事を考えると丸のままか、ただ最後は味なので最後まで解らん

ザルで水をきっておく。

大根がほぼ火が通ったら(この後煮るので完全でなくても良い8割ぐらいでOK

赤唐辛子1本と砂肝を投入

1度沸騰させてアクを取る。

弱火にして塩少々で味を引き締め←塩を少々入れるか?入れないか?で全然表情が違う!!

少し(13分ぐらい)煮たら、ちょっと、用事があったのでコンロから外して余熱調理して40分~1時間ぐらい外出。

帰ってきて再加熱し

煮立ってきたら本来はクレソンらしいが、無かったので水菜少々(←もう少し多くても良かったか?いや水分が多いから味を壊してしまうか?

荒挽き黒コショウを好みで少し多めに(←火を切って入れないと、胡椒が舞うので注意!!)

砂肝の鍋というものが出来た。

白いご飯と大根と食べると止まらなくなる、濃いハズなのに凄くナチュラルで優しい味
それでも、生姜とニンニク・唐辛子・醤油が入っているので、もの凄いパワーを感じる
シンガポールやマレーシア等の東南アジアや台湾・中国とかの影響も感じられる味のポイントが垣間見れた。

半分に切った砂肝と、丸のままの砂肝では、半分に切った方が、こうなんというか、身全体に汁が絡み付いているようで、一体感がある感じ。

鶏やモツがダメな人も居るから万人向けだと半分の方が良いかもね。

今まで砂肝は焼くか炒めるか近年目にする揚げるか?しか知らなかったが、へ~、こんな食べ方があったんだなー。

汁は濃いので飲まなかった(酒のキレがシャープに感じ取れてアリだけれどキリがない)

まだ砂肝と大根が残っているし、なんとなく作る段階の味も覚えているので、もう1回出来るでしょ。

2度目にやる時は砂糖を足して同じ臓物のレバーを煮からめても良いが、同じ砂肝の鍋にするならスープが蒸発しているので、水や調味料・香の物を気持ち少なめに足すと良いだろう。

流石に連続でこれだけ作ると内臓モノは、昔のあの頃を思い出す・・・
毎日・毎日、作業した、でも、あの頃には気付かなかった、毎日の同じ作業が大事なんだなーって。
どの業種・職種でも。
勿論、対人があっての流動的な事だが、作業はね・・・。

もう煮物(「煮染め」)だな
味が付いた鍋って、煮物の感覚に凄く近いんだなーって、煮物のルーツという感じを凄く感じた料理方法だった。

オマケ

流石に2度目は大根の味が濃くなってしまったので、食べる分だけきざんで

大根飯に

砂肝で臭いかなー?と不安だったが、全然(←やっぱ打っていておかしいなって感じがする)大丈夫だった。

これぞ日本の伝承された『飯』って感じ。
(ややアジアが入っているが、逆にこれなら、日本人の味覚のPOINTを、拡められるんじゃね?って)



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