アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

675 生きてるだけで丸儲け  ㉔  大木こだま・ひびき チッチキチー

2020-02-26 09:07:49 | 日記

生きてるだけで丸儲け!

㉔ 大木こだま・ひびき

大木こだまひびきの画像

 

現在の漫才界のほぼ最古参に位置する。どんな漫才番組でも出演し、トリはオール阪神・巨人が定番だが、中トリやトップバッターを勤めるのは大木こだま・ひびきだ。トップを取ったことはないだろうが存在感は常に上位にいる。

最初は、大木こだま・ひかりというコンビだったが、ひかりが、覚せい剤で逮捕された。こだまの挫折から後に、ひびきとコンビを結成して再出発したものである。

大木こだまの、テンポのゆっくりしたしゃべくりは、現在のテンポの速い若手漫才界では異色だ。この漫才の特徴は、こだまのボケたしゃべくりにひびきが、突っ込むのだがさらに、こだまが突っ込み返す。

こだま「歩きすぎて膝がガタガタや。」ひびき「膝が笑ってるんや!」こだま「膝は笑えへんやろ〜。膝が笑うたら夜中やかましいて寝られへんがな〜」・・・・このようなやり取りが典型的である。

ひびき「猫の手も借りたいんや!」こだま「猫に手はあれへんやろ〜。あれは前足や〜」ネタの数は豊富に持っている。そして最後に、もうお前には、「往生しまっせ―。」「チッチキチー」で大爆笑だ。筆者の関心は、ひびきの突っ込みがまことに緩いのが好きだ。鋭い突っ込みが主流の現在の漫才の中に、ひびきの力の入らない突っ込みは異色だ。(ギャラが同じで良いのか?とも思う。笑)また、どつき無し。下ネタも無し。これも良い。

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このような漫才のスタイルを確立するまで、試行錯誤あったと思うが正統派のしゃべくり漫才を突き詰めた結果だと思う。師匠はいないが、中田カウスに師事している。 ビートたけしは、上方漫才のレベルの高さを、大木こだま・ひびきの漫才で思い知る。また、横山やすしも一目置く。漫才ブームの時はまだ弱小芸能事務所だったので全く乗れなかったが、結果として息の長い現在の人気ぶりはむしろ良かったのではないか?

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因に、奥さんは海原しおり・さおりの美人の方のさおりである。結婚当初は圧倒的に奥さんの収入の方が多かった。

KinKi Kidsの堂本剛が大ファンであることは有名で、出演した舞台で何の脈絡もなく突然、大木こだま・ひびきを絶賛するコメントを話している。

近は、必ず、

ひびき「ようこそお越し下さいました」こだま「も〜わざわざ来てくれんでも良かったんや〜。電話したらわし、家まで行きましたのに!」ひびき「行きません行きません」こだま「ごもったいない話で」 

というツカミネタで始まる。

以下に受賞歴を書いておく。

1981年 第2回今宮子供えびすマンザイ新人コンクール 福笑い大賞
1981年 テレビ朝日 ザ・テレビ演芸 3週勝ち抜きチャンピオン
1987年 第22回上方漫才大賞 奨励賞
1991年 第20回上方お笑い大賞 金賞
1992年 第27回上方漫才大賞 奨励賞
1996年 第25回上方お笑い大賞 大賞
1996年 第31回上方漫才大賞 大賞
2005年 第34回上方お笑い大賞 大賞
2006年 第41回上方漫才大賞 大賞

 


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