いよいよ注射してしばらく待機することに・・。副作用が出なければ良いが。
待合室で安静にしていると、診察室から冒頭の年の差カップルが出て来た。何か様子が待合室の時と違う。女性の方が妙に明るい。ズバリ夜の街風の美脚美人がソワソワしている。小さい声だが聞こえて来る。
「経過観察表。ちゃんと書くね。私が毎朝聞いてあげるね。」「注射が効いたら良いね。」「今日はゆっくりしてね・・・・。」などと聞こえる。初老のおやじは、「・・・・・・。」「声が大きい。しーーーっ。」
「朝、〇〇たつかな?」とか、「〇〇固くなるかなあ?」とか、聞き違いかも知れないが、
たったそれだけでも無限の妄想は広がる。美脚女性の目的は、不純である。筆者の目的とは違う。断固違うのだ。彼女と視線が合った。なぜかしら顔が赤くなって下を向いてしまった。(怒)
注射の副作用なのか、動悸が激しくなり呼吸が苦しくなったので看護婦さんに横になりたいと申し出た。心配そうな看護婦に、「おしっこが正常になれば良いと思って来ました。」と、意味も無くつぶやいた。