決して不純な動機で来院したのではない筆者に屈辱の診断が下される。
その前に、友人の体験談。(名誉の為、その友人の人物の特定は避けるよう書く。)
テニス仲間の古い友人Xは、若い時、尿道に重い感染症による炎症に見舞われる。尿道の先端部分(つまりチンチンである)に激痛が走る。たまらず泌尿器科に行ったところすぐに、飲み薬と塗り薬を処方される。診察後、塗り薬については、別室で看護婦さんに塗ってもらうことになった。高島礼子似の妙齢の美人だったとの事。尿道の先端(チンチン)に薬物を塗り込む。初日は激痛の為、アレはソウならず何ごとも無く終了する。高島礼子は無表情のまま手際よく処置を行った。医者の指示により一週間後、再び塗ってもらうことになる。回復力早く、すでに彼の尿道の先端(チンチン もうええか。)は、正常な状態、痛みもなく、その代わり快感は感じる可能性があった。そう、すでに彼のアレはソウなる可能性があった。
男子たるもの決してソウなってはならない時にアレがソウなるのは、無上の恥である。屈辱である。人格を疑われても抗弁は出来ない。彼はありとあらゆる不幸で難解な問題を連想し切り抜けようと努力した。しかし、息子であるアレは楽観主義の真っただ中にあり、早々にソウなりそうだった。処置室に入った時には完全に・・・・・・・。もう、文章にするのは耐えられない。
高島礼子は一瞬たじろぐものの、無表情のまま処置の作業を終えた。追伸 その後彼は自ら処置することを希望したところ、高島礼子は「皆さんそうされます。」っと、言ったという。(大笑)
完治後、感染が広範囲になったので念の為、生殖障害がないか検査しますという。どうするかと聞けば、血液検査と睾丸検査だということになった。言い忘れた。ここは女医さんであった。すぐに診察室にてズボンを脱がされて検査が始まる。筆者と同様、下半身むき出しのまま、あおむけに寝て手を頭の後ろに回す。補助は高島礼子である。この時ばかりは、彼のアレは徳川将軍に拝謁する外様大名もかくありとばかりに恐縮し身を小さくして恭順の意を表明していた。まさに鎮座(チン座)していたのである。
ゴム手袋装着の上、何と手にしたのは箸である。箸でアレの先をつまんで袋をつかみ検査終了だ。外様大名は将軍の手によって箸でつまみあげられたのだ。因みに、結果は異状なし。追伸として大きさの判定は、「中間よりやや大」であった。筆者はやや敗北感を感じたのである。男子たるもの、大きさには拘るものである。
年来の友人であるが、筆者は下座に畏まりその後、一歩下がって話している。
次回以降は、屈辱の治療法だ。