アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

686  生きているだけで丸儲け  ⑯  平和ラッパ 日佐丸

2020-01-09 13:53:46 | 日記

生きてるだけで丸儲け

平和ラッパ・日佐丸 

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キワモノのコンビであった印象だが、自分が知っているラッパは2代目である。小柄で太った体で口をつむってもビーバーのように前歯が出た容貌で唸るようにしゃべる。活舌も声の通りも悪い。子供のようなアホな事をしゃべって、日佐丸が突っ込むパターンだった。「天王寺の龜」は定番のギャグだったが、四天王寺の境内の龜は、噛めないのに「カメ、カメ」と言うのはなんでや?というお話だが、現代なら白ける事だろう。ひたすら馬鹿話をして、日佐丸が「こんなん連れてやってますねん」とぼやき、これを受けてラッパが「苦労しまっせ(または『気ィ使いまっせェー』)」と言うと日佐丸は呆れるように「それは僕が言うねや」と受け終わる。2人で「ハハーッ、さいならー(しゃいならー)」と言うのは筆者たちもしばしば使った。(受けなくとも言い続ける。)

 
 
後日、ラッパは無学で字も読めない事や、ヒロポン中毒者であった事が判明した。まだまだ戦後の混乱時代の、コンプライアンスという言葉すら無いある種の大らかさのあった時代だ。その後、3代目ラッパも覚えているが、全く面白くなかった。当然というか直系の弟子はいない。継いで行ける芸ではない。(笑)