ふしぎ発見青森紀行(一)

2006-07-15 13:56:53 | Weblog
7月15日

寝たような寝なかったような状態で気がついたら朝の4時。一緒に行くaちゃんからモーニングメールも入り、慌ててシャワーを浴びたり支度をしたりして本当にばたばたばたという感じで出かける。あー。傘忘れた〜。青森の天気予報はずっと雨。わたしってものすごい雨女。旅行で雨が降らなかったことはない。

東京駅でaちゃんと落ち合う。あまり食欲はなかったけれど、長旅なのでアジ寿司とビール(新幹線といえばビールでしょう、旅行と行ったら朝からビールでしょう)を買って「はやて」に乗る。
八戸で乗り換え。「スーパー白鳥」で青森まで。二人でしゃべりながらの旅は以外にあっという間である。時間としては4時間強という感じ。ちょうどお昼に青森着でした。うわ、涼しい。朝の東京駅が地獄の暑さだったので、ここは天国。春先くらいに気候だから厚手の上着を持っていけと言われたりしていたけれど、そこまで寒くはない。

泊まるホテルは駅の近くだったので、先にチェックイン。ついでにフロントで国際芸術センター行きのバスの時間を聞いてみたら、午後2時までないと言う。トークショーは午後2時から。なにー、それー。

仕方ないので、駅前の「おさない」という定食屋のようなところでとりあえずご飯。青森といえばホタテ、ということで、うにホタテ丼を食べる。
うまいうまいうまいうまいうまい!!!
ホタテが生で乗っているのだけれど、ヒモがうまい。生のヒモがこんなにおいしいなんて知らなかったよ。

すっかり満足してタクシーで国際芸術センターへ。
つづく

なぜ?

2006-07-15 01:07:19 | Weblog
ええと、あと6時間後くらいには東京駅にいなくてはならないので、眠るべきか否かについて悩み中。ていうか、全く準備できてません。青森はまだ春らしい。寒いらしいっす。東京はこんなに暑いのに?


きょうは思ったよりは早くに仕事が終わったので、明治学院の講座には出られなかったけれど、終わった後の「スカラームッシュ」に参加。S藤さんの作品がすばらしかったようで、そんな話など。明日から青森だと言っているのに、なぜか泥酔。



なぜか泥酔。

『花田少年史』(一色まこと)

2006-07-13 22:56:52 | books
会社で回ってきたので『花田少年史』(全5巻)を読む。前に夜中にアニメでやっていたのをちらっと見た記憶がかすかにある(どんだけ薄い記憶なんだ)。

絵柄がいまいち好みではないのだけれど(今の『ピアノの森』とはだいぶ違うような気がする)、笑って泣けるいい話だった。一路の成長がほんのり切なくて、ね。

『7つの黄金郷』もそうだけど、自分ではまず買わないであろうこういう漫画が読めるのは至福だ。もっともっといろんなひとからいろんな漫画を借りたいなあ。
しかし漫画読んでいると普通の本を読む時間がどんどん無くなる。テレビだって見なくちゃいけないのよ。

きょうは少し残業。
明日は出張校正なので、一カ月で一番長い勤務時間となる日。明治学院の講座と重なってしまって、講座には出られそうにないの。
でもって明後日から青森です。
たった一泊なのでたいした準備はいらないだろうけど、朝が早いので起きられるか心配。
青森からは日曜日の夜中に帰って来て、月曜日は「未来」の割り付け。でもって火曜日が仕事のほうの校了日という、殺人的スケジュール。
なんで用事って重なるんでしょうね。うふふ(笑っている場合ではない)。

テレビっ子

2006-07-12 23:12:45 | TV
わたしはテレビっ子なので(子って言うな)、当然新ドラマもチェックするのです。
まだ始まっていないものもありますが、今夏ドラマイチオシは「結婚できない男」です。阿部寛が初回からお尻を見せてくれました(そこなのか?)。負け犬男版という感じですが、阿部ちゃんはまり役ですね。あんなに高級そうなマンションなのに隣の音が筒抜けって、欠陥マンションじゃないのか? とか突っ込みどころ満載。
もー、ドラマはこんな感じで笑って見られるのがいいや。

そんな志向のわたしには、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」も好感触。長瀬はバカな役が本当に合う。中学もろくに通っていないやくざの二代目が高校に入りなおすという役どころなんだけど、実生活もたぶんそんなもんだろう。最近はだいぶかしこくなったみたいだけど、かつて「1メートルって何センチか?」と聞かれて、「あ、それ、たしかちょうどの数字じゃなかったんだよなー」と答えたという逸話の持ち主ですからね。

「サプリ」はえらく評判が悪いみたいで、原作ファンのみなさんには本当に申し訳ない。せめて「anego」の赤西くらいの役ならよかったんでしょうけど、なまじこんだけ売れてしまったがために亀梨主役な勢いの脚本ですね。まあ、かわいいんだけどね。広告業界のことはよく知りませんが、たかがバイトが企画会議に参加するってありえなくね? いかにも月9な出会いの場面も、もう飽きたなあ。

「ダンドリ」は、NEWSの増田が「鈴木カルロス三郎太」という名前の日系ブラジル三世役というのに思いっきり笑った。加藤ローサがかわいくないんでびっくり。脇役だから仕方ないのか? 主役の女の子大き過ぎ。

「花嫁は厄年ッ!」は、篠原涼子のメイクがすごく変わっていてびっくり。眉毛のせいかなあ。これもNEWSの小山があいかわらず器用さを発揮していて、小山ファンとしては見守りたい。

あとは明日から始まる「下北サンデーズ」にちょっと期待。フミヤ久しぶりのドラマ。


そういえば、昨日やっとアニメ「学園ヘブン」見たんですけど、学校の名前が「BL学園」って、まんまじゃん……。きれいな男子ばかりで「プリプリ」以上です。どうしましょ(わたしが困る必要はないけれど)。


テレビ見ている場合じゃないんだけどね〜。←って、全然切実感がないっすよ。

仕事がぼちぼち佳境なので、思いっきり逃避モードです。

築地デビュー

2006-07-11 23:40:57 | Weblog
きょうは会社の若い女の子たちに連れられて、初めて築地市場でランチ。
「虎杖(いたどり)」とかいううどんのお店。出るときに気付いたのだけど、V6の番組でカレーうどんの1位になった店だったらしい。カレーうどんがおすすめとは言われたのだけれど、胃腸の調子がいまいちだったので「穴子天ぷらうどん」にしてしまった。穴子がぷりっぷりでおいしかったけどね。

そのあと「珈琲・雑煮 マコ」という怪しげな喫茶店へ。おそらくは「マコ」という名のママがひとりでやっている、喫茶店なのに雑煮が名物(しかもおいしいらしい)な店。入り口のドアに「押す」と書いてあるにもかかわらず、ごていねいに「押して下さい」という札がかかっている。よっぽど「引いて」しまうひとが多いのだろう。
ここが予想を裏切っておいしいコーヒーを出す。店内には竹中直人とママのツーショット写真。そして直人を語るマコママ、おもしろすぎ。
んー、通ってしまいそうだ。

しかし築地市場(場外)は、聞きしにまさる迷宮ぶり。わたしひとりでは絶対二度と生きて戻って来られなさそう。ひとりで行くときはパン屑を撒きながら行かなくては。


会社帰りに汐留で岡本太郎の「明日の神話」を見る(写真)。

http://www.1101.com/asunoshinwa/index.html

すごいものなんだろうけど、なんだか安っぽく見えてしまうのは、展示の仕方のせいなのかなあ。たくさんの人に見てほしいということでこうなったのだろうけれど、どうなんでしょう? 常設の場所を探しているみたいなので、しかるべきところに納まるといいなあ。
この壁画もメキシコから来たかと思うと、やはり「縁」を感じてしまったり。

ぐずぐずな豆腐

2006-07-10 23:19:00 | Weblog
あまり食欲がないので、晩ご飯は冷や奴にしようと思う。
なにか面白い冷や奴はないかなと、ネットで検索していたら、塩こぶ奴というのがあった。豆腐の上に刻んだ青ネギと塩こぶをのせて、ぐずぐずにかきまぜて食べるらしい。うまそう。

てことで早速試す。ちりめんじゃことオクラものせてみた。これで栄養も完璧。

うまい。

塩こぶがしんなりするくらいまで混ぜるのがコツかも。しょうゆとかいりません。


ぐずぐずな豆腐系としては、納豆豆腐も好きだ。
豆腐に納豆と生卵と刻んだネギ。これにしょうゆをかけてぐずぐずに混ぜる。


検索していて発見したのだけれど、最近は塩味の冷や奴というのもはやりらしい。
豆腐にダイレクトにしょうゆってのは、きつすぎるんじゃないかと常々思っていたので、わが意を得たりという気分。近頃はおいしい塩が出回ってますからね。

いつだったか、東中野の居酒屋で作り立ての自家製豆腐を食べさせるところがあって、そこはバジルソース(塩味)が添えられていた。それもなかなか新鮮な味だったのだ。

おいしい&変わり種冷や奴レシピ熱烈募集中。


きょうは会社でハンナ・アーレントの『思索日記』を手に入れた。某編集部で書評用とかで送られてきた書籍を格安で放出していたもの。単行本は定価の2割ってことだったけど、6200円もする本だったので1200円ほど。6200円だったら絶対買えない(買わない)本だからうれしい。日記好きのn見映理子は泣いてうらやましがるにちがいない。でもこれ「1」なので、「2」が出たらまた放出されるまで待たなくてはならないのだろうか。と、こっそり予約しておきました。



『失われた時を求めて』第4巻読了

2006-07-09 21:06:14 | books
「ゲルマントのほう1」が終わった。
ゲルマントに引っ越してきた主人公が、ゲルマント夫人に横恋慕して、なんとか彼女に取り入ろうとする物語。全く気の多いやつだ。親友のサン=ルーの色男ぶりもわかって、今後が楽しみだったり。
それにしてもこの時代の貴族というのは、毎日どこかの家のパーティーに行ってはご飯を食べていたらしい。そこで誰それに紹介してもらえたのもらえなかったの、冷たくされたのもてなされたの、というような小さなドラマが延々続く。ゲルマント夫人に偶然会うために毎朝散歩したりとかね、暇なの、基本的に。読んでいてもとても退屈。

まだ道は果てしなく遠い。


読書がメインの一日。
美容院にも行った。思いっきり短く切ってしまいたい誘惑になんとか打ち勝つ。



夏の大根

2006-07-08 18:35:24 | Weblog
締め切りは少し先なのだけど、来週は大変だろうことが容易に想像できるので前倒しして添削の仕事を片付ける(感心なわたし)。

意外にすらすらと早く終わった。「風花」で行われる朗読会に行こうかとも思ったのだけど(今回は古井由吉さんと吉増剛造さん)着替えたりする気力が出ないまま昼寝などしてしまい、断念(駄目なわたし)。

それにしても暑い。
お昼ごはんにおろしうどんを食べる。
無性に辛い大根おろしが食べたくて。
しっぽの方を粗くおろして。
うまい、辛い。

ちなみに大根をおろすときは、好きなひとのことを思いながらやさしくおろすと甘く、憎いひとのことを思いながら怒りつつおろすと辛くなるらしい。誰のことを思いながらおろしたかは内緒。

関係ないけど、いい墨をするためには雨夜に病気の女の子にすらせるといいという。雨の夜に病気の女の子にそんな労働をさせていいんだろうか、って思うけどね。

夜は残った大根を烏賊との煮物にしてみたが、夏の大根は煮物にすると苦みが出てしまうことを思い出した。わたも入れてなんとかごまかす。



トヨザキ社長と大森望さんの「芥川賞メッタ斬り予想」が面白いです。あいかわらず愛にあふれています。そして、愛にもいろんな形があることを知ります。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/literaryawards/060706_2nd/

ここまで来たら中原昌也さんにとってもらいたいですよね。

コマネチ大学数学科

2006-07-07 22:17:44 | TV
最近とても気に入っている深夜番組が「たけしのコマネチ大学数学科」。木曜日の深夜、1時半くらい? にやっている。
数IIIくらいのレベルの数学の問題を、たけしと、現役東大女子(見た目はイケイケな女子大生風)と、ダンカン率いるコマ大生が解きあう、というもの。
問題聞いているだけでも、わたしにはちっとも何のことやらわからないような問題を、たけしや女子大生はすらすらと解いていく。
でもって、コマ大生たちはからだを張って問題を解くのだけれど、それがまた面白い。昨日は千個の電球を、1の倍数、2の倍数、3の倍数……1000の倍数というように点けたり消したりしていって、最後に点いている電球はいくつか、という問題だったのだけど、彼等は電球のかわりに千粒の米粒に数字を書いて、それを順に引っくり返して数えていた。千個の電球のかわりはほかのものでもいいだろうに、あえて小さすぎる米粒でやるところがばかばかしくていい。
順列組み合わせの問題など、時間をかけて全部のパターンを出したりするの。まあ、基本だよね。

90年代には、アカデミックな深夜番組がたくさんあって「カノッサの屈辱」とか、ね、好きだったんだけど、また時代はこういう方向に来ているのかな。

それにしてもたけしの見事な数学マニアぶりには驚きます。かなりな確率でちゃんと問題も解けているし。数学者になりたかったらしいですね、本気で。

本物の数学者の解説も、聞いていてすごく感動します。数学って、ほんと美しい学問だなあと思うですよ。


アニメばっかり見ているわけじゃないんだもん。

『メディックス』(西村しのぶ)

2006-07-06 23:26:11 | books
メディックス
メディックス
posted with 簡単リンクくん at 2006. 7. 6
西村 しのぶ
小学館 (2006.6)
通常2-3日以内に発送します。



西村しのぶ、久しぶりの新刊。といっても、これが連載されていたのはもう15年くらい前のこと。いったいどういうわけで15年を経ての単行本化とあいなったのか、そっちのほうが気になります。

しのっちゃの漫画としては珍しく男の子が主人公。医大に通う、とても普通な男の子。そこそこ女の子にももてて、そこそこ遊び上手で、でも家族思いのすてきな広瀬くん。『動物のお医者さん』的な要素もあり。
しかし、女の子のファッションに時代を感じます。そりゃ15年前ですもんね。ボディコンとかですよ、ええ。


個人的に、西村しのぶ強化月間なので、会社で『一緒に遭難したい人』とか『LINE』とか『RUSH』とか布教しています。あまり知っているひとがいないのが新鮮。

で、かわりに、といっては何ですが、『7つの黄金郷』(山本鈴美香)を借りて読んでいます。これは1970年代ですか(笑)。古すぎてもはやファッションがどうのということを超えていますけれど、未完の大作なんですって? わたしの机の上に置いてあったのを目敏くみつけたDTPのn村さんが懐かしそうに熱く語ってゆきました。

未完といえば『メディックス』もそうですし、西村しのぶには未完が多すぎます。
ドラマの最終回がえてしてつまらいのと同じように、長編漫画の最終回もかなり厳しいことが多いですものね。未完であることの魅力というものもあるのだろうなあ。最後を知りたいと思う気持ちと、知ることによって失望・落胆することへのリスク。
小説の未完よりも漫画の未完が多いというのも、何かありそうですよね。漫画家って行き当たりばったり系が多いとか?



昨夜、サッカー見たくて寝たり起きたりしながら朝を待っていたのだけれど、肝心なフランスーポルトガル戦の記憶が全くありません。寝不足だけが残りました。とほほ。