「かもめ食堂」

2006-04-19 18:21:10 | cinema
久しぶりに映画にゆく。二本くらいはしごしたい気分だったけれど、体力的に不安だったので川崎のチネチッタで「かもめ食堂」を見る。

穏やかな映画だった。

フィンランドで「かもめ食堂」という名前の食堂をやっている主人公サチエ(小林聡美)。お客はちっとも来なくて、毎日コップを磨いて過ごしている。もう一か月もこんな感じ、と言われていたけれど、その間に仕入れたり下ごしらえした材料とかはどうなったんだろう。と、余計なことが気になる。そもそもサチエがなぜフィンランドで食堂をやることになったかということについても、きちんと語られるわけではない。
目をつぶって世界地図を指差したらフィンランドだった、という理由でフィンランドにやってきたミドリ(片桐はいり)。彼女もフィンランドにやってきた(というより日本を離れなくてはならなかった)本当の理由は全く語られない。ミドリはサチエの人柄に惹かれて、なんとなく食堂の手伝いをするようになる。
20年間介護した両親が相次いで亡くなり、何かから解放されたような気分でやってきたマサコ(もたいまさこ)は、空港で荷物が行方不明になり途方に暮れていたところ、偶然「かもめ食堂」にたどりつき、サチエの言葉に何かふっきれる。そして彼女もまた「かもめ食堂」で働き出す。

とにかくこの三人のキャラクターが余すところなく活かされていて、安心して見られる映画。

原作は群ようこさんが書き下ろしたのだそうだ。
なんでフィンランドなんだろう? とずっと思っていたけれど、見ているうちにこんなふうに知らない国で暮らすのも案外いいかもなあと思えてくる。

というか、ある程度歳をとったら、やっぱり一緒に暮らすのは女同志ではないかなあ。
この映画の三人は、年齢もそれまでの環境もばらばらで、家族でも親戚でも友人ですらないという不思議な関係。でも、お互いのことを尊重しあって、いいバランスで関わっている。
いいなあ、こんな暮らし。

三人以外にも、登場する人物それぞれにきちんと背景(人生)があるのが面白かった。ていねいに作られている脚本なのだろう。


そんなわけで、あー、おにぎり食べた~い、とか思って帰ってきました(笑)。


晩ご飯は、いよいよケールに挑戦。
いろいろ調べてみたら、普通の青菜とそれほど違いはなさそう。少し苦みやクセがあるみたいなので、細めに刻んで豚肉と炒めてみた。普通の野菜炒めよりは濃いめの味付け(オイスターソース)で、しっかり炒めてみる。
まあ、普通ですね。
ゆっくり茹でて和え物とかにするほうが風味は出るのかな。

今週は大根にも豊かな葉っぱがついていたし、独活も入っていたので煮物にしたあと皮はきんぴらに。や~ん、わたしってば素敵な奥さんみたい~。

野蒜の収穫

2006-04-18 17:28:41 | Weblog
野蒜と書いて「のびる」と読みます。
山野草の一種ですね。

わが家のベランダのプランターには、なぜか野蒜が生えています(息子が植えたんだけど)。その葉っぱがだいぶ枯れてきていたので、雑草取りのついでに引っこ抜いてみました。そしたら結構な大きさの根っこがありました。野蒜の根っこは小さな玉状になっていて、そのまま食べられるんです。

ということで、今夜のおかずに決定。
野蒜だけでは量が少ないので、ちょうどらでぃっしゅぼーやから届いていた分葱と一緒に辛子酢みそあえに。スーパーで新鮮な海鞘も手に入ったので、それも加えましょう。春のおかずですね。

問題はケールです。そう、ケールがやはりらでぃっしゅぼーやに入っていたのですよ。
ケールって、青汁のケールですよ。これ、どうやって食べるの~?
天ぷらとか、焼き肉に巻いたりとか、和え物とか、一応レシピはついているのですが、むうう、不安だ。とりあえず明日にペンディング。


きょうは朝から原稿書きました。ちょっとアクシデントがあって汗をかきましたが、メールで送っていいよと言われたので、午後の早い時間にはメールとファクスと両方送っておしまい。いつだってやる気にさえなれば、原稿なんて簡単なんだ(うそです)。


最近、忙しさにかまけて郵便物がないがしろになっていたので、恐ろしいものを発見してしまい青ざめたりする。たらり~ん。んー、自己嫌悪。ばかばか。

銀ブラ

2006-04-17 23:37:28 | Weblog
日曜の夜に深酒してはいけませんね。って言っても、昨夜はかなり早い時間に帰宅したような。5時から飲んでいたんだからおんなじか。

というわけで、勤労意欲皆無な朝。ぱふぱふ~。

午後、銀座のデザイン事務所まで色校届けにゆく。
歩いて20分強ってとこかな。天気も良かったし、散歩がてら行ってきますと出かけたものの、往復1時間以上もかかってしまった。というのも、わたしは歩くのが遅い。くわえて若干迷子。一回しか行ったことのない場所へ、地図も持たずに出かけてしまったのだ。たどりつけただけでも奇跡かも(笑)。帰り道は最短距離を探そうと、なるべく直線を移動していたらかえって大回り。ははは。

おかげで足はパンパン。ぐったり。

しかし本当にいいお天気で、昼間の銀座はなかなか楽しかった。へー、こんなところにこんなお店が! 今度ゆっくり来よう~、なんて思いながら。今度たどりつけるかどうかは自信ありませんけどね。

家に帰ったら「らでぃっしゅぼーや」に葉付きにんじんが!
にんじんの葉っぱっておいしいのよ。あまりのうれしさに、疲れているのも忘れて、ごま油で炒めてじゃこと炒りごまでふりかけ風に。にんじん四本分の葉っぱを完食。あと、大量のサニーレタスと生ハム。脈絡のない晩ご飯。


というわけで、ひとまず出社モードは終了です。
明日は遅れている原稿を死ぬ気で書きます。
今週こそ映画にも行きたい。行きたい!

男嫌い

2006-04-16 23:12:18 | Weblog
「未来」の割り付けのため東中野の発行所へ。
きょうはわりと若いメンバーでの割り付け。岡井さんのごきげんもうるわしく、つつがなく終了。
先月けっこう問題があったみたいなので、最後は慎重に。

終わってaちゃんと渋谷に行き、まだ早いよねと本屋を巡ったりしたのち「じゃんか」へ。
まだ朝礼(夕礼?)の最中で、少し待たされた(笑)。次回からは朝礼にも出てみようかと思う。

荒井くんが8時出社というので、それまで待って、荒井くんの卵焼きを食べて帰る。



他人の悩みを聞いていると、どうしてこんなつまらないことで悩んでいるんだろうと思う。でも、きっとひとは「つまらない」ことでしか悩まないんだろうな。その「つまらない」ものこそ恋だったりするのかな。

先日、H村さんから「異性に対する敵対心に満ちあふれている」と言われてしまって、そんなつもりはないのになあと思うきょうこの頃。女性は、年下の女の子を庇護した時点で男性に対しての敵対心を持つというのはH村さんの独善的な説であるとは思うものの、でも気付いたらわたしのまわりは女の子ばっかり。

うーん、まずい。

にんじんむし

2006-04-15 23:59:42 | Weblog
まぶたとか、目の下あたりがぴくぴくするってことありませんか?

わたしはよくなるのだけど、なんという症状なのか、名前を知りません。
唯一「ああ、にんじんむしでしょ?」って言ってくれた友人(おなじみmちゃん)がいるのですが、どこをどう調べてもその呼称が一般的だという証拠も根拠も出てこないんです(笑)。

でも、他に呼び方を知らないので、とりあえず「にんじんむし」と呼んでいます。

で、その「にんじんむし」が、もうずっと、かれこれ一か月くらい止まらないのですよ。右目の下。たまに左も。気持ち悪い。

これって原因わかってないんじゃなかったかなあ。誰かご存じでしたら教えてください。
止める方法は聞きました。神経ブロックってやつをするんだそうです。それすると笑顔が不自然になるらしいです。そこまでして止める必要もないけどね。


きょうはきょう締め切りの原稿を死んでも書かなくてはと思っていたのだけど。
ごめんなさい、O田さん。少し遅れます(っていつ書くんだよ)。

からだが動きませんでした。部屋の片づけをしながら意識を失うこと数回(いつのまにか寝ていただけですが)。

夕方、冷蔵庫に残っていた野菜たちと鶏肉をホールトマトで煮込むだけの料理をし、町内会の役員さん宅を訪問したあと、教会へ。復活徹夜祭のミサに参加。寒かった。
ミサ中にマナーモードにしてあった携帯電話が何回も鳴る。何か緊急事態でも起こったのかと心配したけれど、終わって電話したらたいしたことではなかった(本人は切羽詰まっていたもよう)。
イースターエッグをもらって帰る。

テレビで「マトリックス2」を見た。
超笑える。1も見ていないから、わけわかめでしたけどね。
ネオ、髭そり後が青すぎです。ホモオ田ホモ男かと思いました。

すいみん

2006-04-14 23:50:37 | Weblog
ひとが睡眠時間を削ってまですることって何があるのだろう。

「読書」と答えたいところだけれど、この頃は電車のなかでもすぐに爆睡だし、寝る前も読み出したとたんに寝てしまっている。本は(よほど面白い本でもないかぎり)眠くなってしまうよね、やっぱり。

何回も書いているかもしれないけれど、わたしの睡眠は浅くて短い。
会社に行っているときは2時に寝て7時に起きる。家にいるときは3時に寝て8時に起きる。多少の前後はあるけれど、だいたいこれが主なパターンで、家にいるときはたまに(しばしば)昼寝もする。
息子のお弁当を作っていたときは毎朝5時起きだったから、それに比べたらはるかに寝ている。
それでも眠いことは眠い。

眠くてたまらないのに、夜中まで起きているのは、基本的にはテレビっ子(子はやめなさい、子は)だから。新アニメのスタートもひととおり終わったけれど、まだ全部は見れていないし、区別がついていないものも多数。日に日にたまっていくビデオを消化するために、毎晩夜更かしをしてテレビを見る。
おまけに新ドラマも始まり出しましたね。とりあえずこれも初回はできるだけチェックするので、HDDさんは大変さ。

こうやって睡眠時間を削ってまでテレビを見ているわたしって何?

ふっと不安になったりするのでした。



きょうは疲れ過ぎて、思考がストップしています。
KinkiKidsの堂本剛がすごくかっこよく見えた(痩せたね~、彼)。

おやすみなさい。

もんじゃ臭い

2006-04-14 00:06:41 | Weblog
昨日の月島ネタの続きではないのですが。

きょうは夜の10時近くまで会社にいて、へろへろで乗った大江戸線が異様にもんじゃ焼き臭かったのです。一瞬、何の匂いだろうと思って、香ばしいというか甘いというか油っこいというか、すぐに気付きましたけどね。それはもんじゃだ。

お腹いっぱいでごきげんな人たち。
いいなあ、あたしゃ空腹な上に朝からの胃痛と闘っていて、差し入れのおいしそうなケーキも泣く泣くがまんしてこんな時間まで働いていたというのに!
(かなり誇張のある表現であったことをお詫びします)




きょうは聖木曜日。
当然教会へは行けませんでした。明日も無理だなあ。
ま、復活祭とクリスマスだけのクリスチャンになりかかっているわたしですけどね。

つきしま

2006-04-12 23:51:58 | Weblog
朝、出社前に月島の中央区月島図書館で調べもの。

大江戸線をちょいと乗り過ごすだけだから楽勝。しかも図書館は駅の地下通路を延々と歩いて地上に出てすぐ。どんな方向音痴でもたどりつけます(笑)。


月島といえば四方田犬彦さんの『月島物語』。四方田さんの著作を読んだのはこれが初めてだったけど、いまだにたぶん一番好きな本だ。ある日突然、奥さんが留学すると言って家を出て行く、ってのが好きだ(願望だろうか? 留学、それとも家出?)。

さらに、月島といえば「岸田屋」(まだあるのかな)の肉豆腐。この店はほんとはモツ鍋が有名なのだけど、

曇天に花火上がれり月島の岸田屋の肉豆腐食いたし

という歌を作ってしまったので肉豆腐ということにしておく。実際、肉豆腐もおいしかった。


なんてことを考えながら、雨の上がった月島をちら見して会社へ。もちろんもんじゃなんて食べている暇はなく。


調べものの成果は結果としてはあまりなかった。
久しぶりの図書館の匂いがちょっとうれしかったのでよい。
しかし暇そうなじいさん(と呼ぶには若いおじさん)がいっぱいいたよ。大量に地図をコピーしているおじさんとか。

仕事が佳境なのです。とはいえ、他にもいろいろやらなくてはいけないことがあって、とはいえ、家に帰ってくるとぐったりなんです。とほほ。

もののけ

2006-04-11 23:30:33 | Weblog
昨日のこと。

会社の、少し離れた席のo川さんとk藤さんが話していて
「わたし田中さんの『もののけ』思い出すだけでおかしくって」
という会話が聞こえた。

はい?
うちの部にはもうひとり田中さんという人がいるのですが、彼女は間違っても「もののけ」なひとではないです。

ということは?
このふたりは先日の送別会&カラオケに行ったメンバーでありまして、ももももしかして、わたし「もののけ姫」とか歌いました?

き、記憶にない。いや、あるような気もする、あったかもしれない。


がーん。

そうでなくても最近、「田中さんって面白いんだってね」という意味不明な噂を聞き付けて話しかけてくるひとがいたり(笑)。

この会社に来て半年を過ぎ、まあ、月に二週間くらいしか出社しないし、誰にも気付かれないようそっとお行儀良く過ごしていたつもりが……。


なんかもう、自分が「もののけ姫」をファルセットで歌っている姿を想像して笑うしかないです。
はっはっはー。

(「青春アミーゴ」を振り付きで歌っていないことだけは祈りたい。た、たぶん、大丈夫)

あさよわ

2006-04-10 23:40:06 | Weblog
とても眠い。

会社に行く日のわたしの朝は、7時起床。這うようにバスルームに行き、42度のシャワーを浴び目を覚ます。
7時半からTVKの「sakusaku」というたるい番組をぼーっと見て、8時からNHK教育の「日本語で遊ぼ」「ピタゴラスイッチ」を見て(このへんで朝ご飯の用意をすることが多い)、そのあとがNHKの連続朝ドラマ「純情きらり」、そしてTBSの「はなまるマーケット」の間に出かける準備をするわけなのだけど、きょうは「sakusaku」後半からすでに意識がなかった。

昔から朝は弱くて、異様に早起きをしないとからだが動かない。出かける2時間前には起きていないと動けません。最近は朝シャワーを浴びることでどうにか覚醒させているのだけれど、たまにそれでも全くだめなこともある。
朝だけ低血圧というのは、なまけもの代表みたいで嫌なんですけどね~。


心密かに決意したことあり。
いろいろ身につまされて、やはり、変えなくてはと思う。このままではいけないのよ。