木彫り槐

2005-03-11 22:56:52 | Weblog
所用にて、きょうは朝から横浜。

平日の昼間に銀行や郵便局に行けるというのはささやかな幸せではあるけれど、なんだかんだいって結構混んでいるんだよな。
12時前から横浜の「一風堂」(いつのまにこんなものが!)は行列していたし、閉店間近の横浜三越もすごい人(閉店まであと55日だってさ)。どこもかしこも人があふれている感じ。
久しぶりに買い物でもしようかと思ったけど、銀行と郵便局で疲れ果ててしまい、お昼ご飯も食べずに家に帰った。なんでこんなに弱弱なのか。

唯一「有隣堂」を歩く。横浜西口の有隣堂はあちこちに店舗が分散している。迷路のような地下街の奥に入っていく感じが面白い。そして少し迷子になる。
結局買ったのは「TV LIFE」とドラマ「優しい時間」の写真集。
写真集は、たった3ページの二宮くんの顔に負けた。負けて悔いなし。


写真のふくろうは、昨日息子が父親と行った夢の島植物園で買ってきてくれた槐の木の木彫り。
槐の木って加工がしやすいのかアクセサリーや小物に使われることが多いみたいで、ときどきひとからお土産などで貰う。
ダイヤモンドとかいうペンネームにしていたら、みんなダイヤをくれたりするかな。それはないか。

ハロー夜。ハロー静かな霜柱。ハローワーク。

2005-03-10 23:47:30 | Weblog
ハローワークに行ってきました。
失業保険もらう申請。

10年ぶりくらいに行くハローワークはあいかわらず職安でした。
久しぶりすぎて午前の受付けが11:30までだということをすっかり失念していたんだけど、かえってぎりぎりだったからみんなして「早く早く」と手を焼いてくれて、すべてが10分くらいで終わってしまったような。なんだかよくわからないけど、さ来週くらいにまた来いと言われてさようなら。

しかし。
さ来週ですか?
しかも、失業の認定が降りるのは4月7日ですと。
なんでそんなに先なんでしょう。
本気で失業しているひと(いや、まあ、わたしも嘘で失業しているわけではないけど)にとって失業保険がそんなに先になっていいんでしょうか。
なんだかお役所仕事ってあいかわらずなんだなあと思ってしまいました。
おかげでわたしも四月は完全に無収入です。
同情するなら仕事くれ。


夕方、家族総出で大学入学の必要書類の作成。
教養科目の選択に頭を抱える息子。
「第二外国語ってどうしてもやらなくちゃいけないの?」
「どれも選びたくないんだけど」
「あー、頭痛くなってきた」

彼は何をしに大学に行くつもりだったのでしょう。

日本焼きそば

2005-03-09 21:02:35 | Weblog
最近凝っているお昼ご飯のレパートリーのひとつが「日本焼きそば」。正確に言うと「焼き日本そば」かな。むしろ「焼き蕎麦」のほうが実態にあっているかしら。

いわゆる普通のお蕎麦を焼きそば風に炒めるのである。

フライパンに油を熱し、とき卵を流し入れる。そこにちりめんじゃこ、適当な野菜(きょうは小松菜、あとキノコ類もよい)を炒め、茹で上げた日本蕎麦と高菜の漬け物を加える。仕上げにごま油と少量のしょうゆ。
これに納豆を加えてもグーよ。


きょうは来客の多い一日だった。
平日の昼間のピンポン♪はたいていわけのわからないセールスなので、出たくないときは居留守を使うのだが、わけあって待っている郵便や書類があったのでいちいち応対に出る。
布団のリサイクルで植木鉢を作る、ってのも来たよ。はあ、、、で?
ずっとある会の案内状の作成に専念していたのだが、いちいち中断されるのでちっとも作業が進まない。そもそも「宛名職人」で作ろうとしたのがうまくいかず、ワードで作り直したりしてなんだか考えられないくらい時間がかかってしまった。うー。往復はがきのレイアウトをもっとわかりやすくしてほしいです>アジェンダ様

ひきこもりだった息子はうそのように朝から出かけて行き、夜まで帰って来ない。
しかも「花粉症みたい」とか言う。
花粉症になるような息子に生んだ覚えはない。そんな弱気でどうする。


昨日の朝日新聞の夕刊の文化欄に岡井隆発見。
いい文章でした。
岡井さんの言葉ではなく田村隆一の言葉らしいけど「どんな死も中断にすぎない」というのはぐっときますね。問題はその断面なわけだ。

「誰も知らない」を知ってしまった

2005-03-08 23:01:20 | Weblog
お友達のまりちゃんと待ち合わせて渋谷シネ・アミューズに映画「誰も知らない」を観にゆく。

カンヌで主演男優賞をとった柳楽優弥くんが話題になった映画。何を今さら、なんだけど、観そびれていたのとシネ・アミューズで1000円でやっているというので。

いやはや、いい映画だとは思うのですが、いかんせん事実が重すぎて。痛すぎました。
後半ほとんど涙で画面がにじんでました。
とにかく子供たちがみんなよくて。もうあれは演技の域を越えていますね。柳楽くんも本当にすごい。あの目は天然記念物にでも指定するべき。次の象使いの映画も楽しみですわ。
身長がこれ以上伸びませんように。体重もこれ以上増えませんように(と、心の中で呪をかけておく)。

家に帰ってちょっと下敷きになっているという「巣鴨子供置き去り事件」について調べてみたんですが、1988年の事件なんですね。当時長男は15歳だったらしいから、まりちゃん、あなたとほぼ同年代ですよ。知れば知るほど陰惨な事件で、ああなる前に何かしら救いの手立てはなかったのかと、悲しくなってしまった。無知な母親ひとりが悪かったんではない。彼女をそんなふうに追い込んでしまった「社会」の問題もあると思う。戸籍制度というのがいかに男性主体かということも思い知らされますね。
最近児童虐待のニュースが多いけれど、子供ができてしまったときに男は逃げられても女は逃げることができないという圧倒的な肉体的な問題を、もっと真剣に考えるべきではないのかなあ。
昔、未婚の母になった女友達が「女は妊娠するとお腹が大きくなって傍目でもわかるようになるけれど男には何の特徴も出ないのはおかしい。おでこにでも「妊娠させました」マークとか出ればいいのに」というようなことを言ってたことがあるけれど、本当にそうだよね。そうすれば「俺の子じゃない」って逃げるわけにはいかなくなる。ま、いろいろ余計な争議も起きそうですが(笑)。

と、「誰も知らない」に関して見過ごされがちな父親の問題について思いをはせてみたり。


映画のあと「土風炉」で秘密会議。妄想話に花が咲く。
妄想を現実に変えていく力を持っている友達を見ているのは頼もしい。
わたしも負けないでがんばらなくちゃ。


えりりん、お誕生日おめでとう。
あなたのためにマツケンは東京ドームでサンバを踊ったらしいよ(笑)。
ビバ! サンバの日。

サクラサク

2005-03-07 16:56:39 | Weblog
合格発表の日である。
朝からお互いに口に出しては言わないが、落ち着かない。
10時を少し過ぎたころ、息子が「おじいちゃんから電話ないなあ」と言う。
発表は宮崎の祖父に見に行ってもらう約束になっていた。インターネットでも見られるのだが、そっちはお昼くらいからということ。
「番号がなくて学校に殴り込みに行ってるかもよ、おじいちゃん」
「え? てことは不合格?」
などと不吉な会話をしていると電話があった。


無事に合格しました。

「学校行ってくる」と立ち上がる息子に、まずは担任に電話で報告しなさい、浜松のおばあちゃんにも電話しなさいと落ち着かせる。

よかったです。
合否は五分五分かなあと思っていたので、ほっとしました。
でも、落ちてもいいかなあと100分の8くらい思っていたのもたしかです。
別に息子と離れるのが寂しいからではないです。
息子は落ちたら浪人はしないで就職すると言っていたのですが、やりたいことが決まっている息子にとっては、大学へ行くことと花屋なり植木屋なりにそのまま就職することのどちらが遠回りでどちらが近道なのかわからなかったりしますしね。

まあでも、それなりにがんばってはいたのだから、報われて何よりでした。
努力が結果につながるという経験はいいものです。

「何かおいしいものでも食べに行こうか?」と言ったら「家でいい」と言われてしまったので、奮発して刺身(いつもより高級めな)とワインを買ってきました。

いろいろご心配いただいたみなさまありがとうございました。

なんでこんなに寒いんだ

2005-03-06 22:31:35 | Weblog
ひきこもりな息子を誘って方法マシーンの公開講座に行こうと思っていたのだけど、ひきこもりな息子は気が乗らないというし、あまりの寒さに外出気力が萎える。

こうやってわたしもひきこもりになっていくのかしら……


せめて前向きに「未来」の月旦のための歌をひたすら読む。
って、もう締切過ぎてるし。

昼ご飯は塩焼そば。純米酢「老梅」という名の極上のお酢をふりかけて食べる。
晩ご飯は豚バラ肉と大根を圧力鍋で煮込む。レモンがたくさんあるので、レモン汁を加えてみた。
あと絹さやとメークインのオムレツ。

食べ過ぎた。


関係ないけど、先週の「ごくせん」の対立する高校の不良のリーダー役の男の子って「パッチギ!」のバンホー役の子じゃなかったですかねえ。
って今頃誰に向けて聞いているんだか。

れんこんとベーコンのパスタ

2005-03-05 23:19:46 | Weblog
いやあな感じの夢見て目覚め、ぼんやりな一日。

ひきこもりな息子が毎日家にいるので、昼ごはんに苦労する。
冷蔵庫の野菜を見ながら、どうかしら? と思って作ってみたのがれんこんとベーコンのパスタ。
青みにミツバも入れてみた。味付けは塩・コショウのみ。れんこんは薄く切って、しゃくしゃくした食感を残して炒める。
意外に好評。ベーコンともあうのね。
あ、写真とればよかった。すべてぼんやりな日。

そういえば、ayuさんから聞いた鶏レバーのウスターソース漬けというのを昨日作ってみたのだった。レバーをお湯で茹でてウスターソースに漬け込むだけのもの。
茹でるときにお酒とかしょうがとか入れたくなるのをぐっとこらえて、あえてお湯だけで。
ちょっと予想外の新鮮な味でした。かなりスパイシーになるので、お酒のつまみによさそうね。二日目のほうがおいしかったかも。

ウスターソースって不思議。
スライスしたたまねぎをじっくり炒めてウスターソースをからめるというのも、予想外のおいしい一品になったりするのですよこれが。

THE BALLAD OF THE SAD CAFE → AEN → 風花

2005-03-04 10:39:04 | Weblog
朝起きると一面の雪景色。まだまだ積もる気配。出かけられるのかなあと心配したが、昼くらいから陽がさしてきてどんどん雪が溶けていく。よかった。

夕方家を出て新宿へ。
「クロノス」のTさんの新しいお店「THE BALLAD OF THE SAD CAFE」のオープンなので、久しぶりに新宿二丁目へ行く。迷う。電話をして場所を確認し、たどりついた場所には「女装バーDUO」の看板。その隣が「THE BALLAD OF THE SAD CAFE」だった。このお店には看板がない。ですので、ここに来る目印は「女装バーDUO」なんだそうです。

12人入れるだけの小さなお店。黒を基調にしたシンプルな内装。ウォーホルとマン・レイのポスター、Tさんの手になる額縁(なかの絵は見えるひとにしか見えない)などがセンスよく飾られている。
一番の客だったというI井さんと、ビールとワインをいただく。あいかわらずのTさんの毒舌に笑っているうちに、あっという間にお店はいっぱいに。名残惜しかったけれど、次の約束があったので失礼する。場所覚えたし、また来よう。

そのあと伊勢丹会館の「AEN」という店へ。H島さんYすけさんと飲む約束。自然食にこだわっているらしく、ひとつひとつの素材の味がしっかりしているお店でした。ワインと焼酎などを飲みながらいろいろ話す。ひとまわりも年下なYさんに説教されたり。

ラストオーダーになってしまったので「風花」へ移動。そこへYすけさんがパワフルYんさんを呼び出して合流。ママが風邪でちょっと体調悪そう。松山俊太郎さんがいらっしゃっていろいろお話を聞く。
2:00くらいにお開き。このまま朝までここにいようかとも思ったけど、ひとりではつまらないのでタクシーで帰宅。いい運転手さんでよかった。長距離割引があってよかった。H島さんいろいろお気遣いありがとうでした(嬉し泣き)。

ひなまつり

2005-03-03 20:39:46 | Weblog
ひなまつりなのでちらし寿司を作った。はまぐりの潮汁も。

毎年のことだけど、今年はいつもより丁寧に、完璧に。
はまぐりの潮汁にはミツバを茹でて結んだものなんぞ浮かべてみたり。



朝から、昨日具合が悪くて寝てしまったためビデオ録画しておいた映画「あずみ」を見る。
噂通り、やたら人が死ぬ映画でした。美少年そろえておきながら殺しすぎです。
しかもどいつもこいつも殺陣がお粗末。
上戸彩の太腿以外見どころなし(ってわたしはおやじか?)
オダギリジョーは少し役を考えて仕事を引き受けてもいいと思う(わたしだけー?)

午後、運動不足の息子とふたり、少し遠いスーパーまで。
もう沈丁花が咲いていました。
春遠からじ。
でも、今夜から雪なんですって?
明日、飲み会なんですけど。

あと、「クロノス」のマスターだったTさんが、新しく二丁目にお店を出すというので、開店祝いにも顔を出したいと思っています。
雪、大丈夫かなあ。こうやって大騒ぎしているときは案外平気だよね、たぶん。

甥っこの高校合格の報あり。
おめでとう。

通い猫

2005-03-03 11:24:49 | Weblog
最近夕方になると一匹の猫がベランダにやってくる。
大型のキジトラ猫で、縞の感じがアメショーっぽいのでハーフかもね。
で、うちの猫ちゃんがどうもその子をとても気に入っているらしく、窓のところにじっとたたずんでしきりに尻尾を振ってみたり窓の桟をかりかりやってアピールしている。
相手の猫のほうはじっと室外機の上で丸くなっていたり、わたしに気付くと庭まで降りてうずくまっていたりはするものの、逃げていくふうではない。


恋猫の季節ですから、虚勢猫である我が家のシエルくんにも春が来てもいいのかも。


……が、しかし、どう見ても相手は雄猫です。



昼過ぎくらいから気持ちが悪かったのですが、夜映画を見に行く約束をしていたので出かけるべく晩ご飯の支度をしているときに最悪の状態に。熱も出てきたので、昨日の卒業式の会場が寒かったから風邪でもひいたかと、約束をキャンセルし早々に寝てしまいました。