映画「真夜中の弥次さん喜多さん」

2005-04-20 20:19:05 | Weblog
雨は降っているし寒いし、おまけに寝不足と貧血気味で具合が悪いというのに、貴重な水曜なので映画にゆく。

雨は降っているし寒いし、おまけに寝不足と貧血気味で具合が悪いひとばかりではないと思うが、予想以上に混雑している川崎チネチッタ。ラインアップがいいのかな。

というわけで、やっと観ました「真夜中の弥次さん喜多さん」。
途中ちょっと中だるみ。あのテンポだと2時間超は長過ぎますね。体調が悪かったこともあって少し寝てしまった。クドカンものは細かいところまで見ていないとあとで後悔することが多いのですごく悔しかったけど、えーん、寝ちまった。隣のひとの笑い声で目が覚めた。ぐ。

もうね、内容はどうでもいいの。本当に「くっだらねーっ」と叫びたくなるような映画。でもめちゃくちゃ面白い。長瀬と七之助のディープなキスシーンでは悲鳴も起きていたが(笑)、とにかくこの二人が馬鹿でかわいくて。
それだけじゃない。登場人物のすべてが思いっきり馬鹿でかわいいの。
一番気にいったのは松尾スズキ演じる「ヒゲのおいらん」。今でも思い出して笑える。最高!

終り近くに、おそらくは耐えられなくなって退場した中高年カップルあり。たしかに、耐えられないひとには耐えられないだろう。わけわかんないもんね。

それにしてもクドカンって「死」にこだわっているような気がする。「木更津キャッツアイ」も死にそうでなかなか死なない主人公だったし、「弥次喜多」も死者がいっぱい出てくる。そして生き返る。
感動したのは三途の川の源流が弥次さんの死んだ女房だったってくだり。ネタばれになるからあまり書かないけど、すぐに自分の女房だって気付くとことかちょっと泣けました。


名作映画とは全然思いませんが、よくぞここまでやってくれた、というような映画ですね。
本当に馬鹿すぎておかしいです。深いこと一切考えずに見てもらいたい。見終わったあとに「あれってどういう意味だったの?」とかそういう質問してはいけません。
「ばっかじゃないの?」
そのひとことが最大の賛辞になる映画かと(ほんとか?)。

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