夢のない夢

2005-04-21 23:34:28 | Weblog
わたしは現実的な夢をよく見る。
正夢とか予知夢とか、そういうのじゃなくて、もっと卑近な日常と地続きな夢。遠足の前の日に遠足の夢見るみたいな、ね。

だから時々、あれは夢だったのかそれとも本当だったかしらと悩むことさえある。


「そういうのを、夢のない夢って言うんですよ」

と、遠い昔、かの養老孟司せんせいに言われたことがある。ちなみにせんせいの奥様は「ゆうべあなたは夢のなかでこうこうこういうひどいことを言った」と言って朝からせんせいに文句を言うようなかただったらしい。


えと、わたしの夢のはなしだった。

わたしは眠りが浅い。長時間の熟睡がほとんどできない。その浅い眠りの最中、ずっと夢を見ている(ような気がする)。夜中に目が覚めて「あ、今面白い夢見ていた」と思っても、朝になると忘れてしまっている。でも記憶のどこかには残っているらしくて、それが現実の記憶とたまにごっちゃになってしまうのだと思う。

昨日の明け方に見た夢は、嵐の二宮くんが出てきた(珍しく夢のような夢だ)。ファミレスのようなところにいて、残念ながら二人きりではなかったけれどとても親しげ。ふいに二宮くんはわたしのバッグのなかをごそごそやってティッシュを探しはじめた。「使いかけしかないの?」と言われたのを覚えている。この時点でものすごく「夢のない夢」になってしまっていた。
でも、他人に自分のバッグをごそごそやられるのってたとえ家族とかでも嫌だからなあ。あのときわたしは不快というよりは「新品のポケットティッシュがなくて申し訳ない」と思っただけだったのだ。


奇想天外な夢を見るひとはうらやましいと思う。一大スペクタルみたいなスリルとサスペンスな夢をわたしもたまには見てみたい。



なんでこんな現実逃避な文章を書いているかというと、日曜日の批評会のためのレジュメ作りをして挫折したからだ(からんくん、ごめんなさい)。

郵便局に行く用事があったので、いつもとは違う方向の(郵便局近くの)スーパーに行こうとしたらそのスーパーがなくなっていた。仕方ないのでぐるーっと回っていつものスーパーへ。たまには余計に歩くのもいい。からだ動かしついでに、マンションの階段掃除の当番だったのを思い出して掃除。桜の花蘂がおびただしいので、普段の倍以上の労働となる。
腕と腰が痛い。

安寧は敵だ。

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