『ネフスキイ』

2008-10-28 23:57:12 | books
みんなが面白い面白いと言うので(と言われたから、というわけではないけれど)、『ネフスキイ』を読んだ。八百首以上あるというのに、すらすらと楽しめる。
気になったのは、なんだかかわいい歌があること。岡井さんもいよいよかわいいおじいちゃんになりつつあるのだろうか。やだなあ、それは。

関東バス車庫にくらぐらと休むのをおやすみと声かけて通りぬ
パジャマのまま飯食ふ慣ひ前方にムク後方にスズメ騒げど

こんなのね。パジャマ姿でご飯を食べている岡井さんを想像してみる。パジャマはシルクだったりして……。いやん。

どこから読んでも、何日かかけて読み継いでも、それなりに楽しめる。もちろん即詠に限りなく近いのだけれど、様々な試行がされている。八十歳を過ぎてこういうことをされると本当に困るよね。
『ネフスキイ』は、来年早々にでも読書会のようなものをやろうと企んでいる。多くのひとたちと語り合いたい歌集だ。

とあることの準備のため、歌集やアンソロジーを模索していた一日。
比較的、まじめな一日。
相変わらず書きあぐねている原稿は取りかかれず。

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