翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

コンピュータ修理業 電話なりやまず

2005-03-31 00:00:13 | PC
ある日、ふと思いついたんだ。コンピューターのセットアップ方法を知らない人ってたくさんいるんじゃないかなって。コンピューターが動かなくなったときに、自分で直せる人なんってあんまりいないんじゃないだろうか、って。

早速、地元の新聞に広告を出してみた。「コンピューターのセットアップや故障でお困りの方へ すぐに直しにうかがいます。」

驚いたね。ほんとにびっくりしたよ。電話が鳴り止まなくなっちゃった。

ソフトってとっても複雑なんだ。ひとつだけでも複雑なのに、それがいくつもいくつもインストールされてるだろ。それがコンピューターだよ。そんなものつい最近までみんな持ってなかったんだ。

コンピューターに比べりゃ、冷蔵庫や電気ストーブや洗濯機なんて子供のおもちゃさ。メカは単純だし、部品の数だってわずかだろ。機能って言ったって、冷ましたり、暖めたり、回したり、ってだけなんだよ。

それなのに、コンピューターってさ、すんごい台数が売られてるだろ。ソフト満載でさ。でもみんな、コンピューターの仕組みなんってわかってないだろ。そんなこと知る必要もないしさ。Microsoft Windowsがあれば、ソフトなんて簡単に使えるしね。クリック一回でどんなに大量のデータが処理されているかなんって気にしてないよね。

でもさ、コンピューターって複雑なものだから、動かなくなるっていうのも必然なんだよ。

家庭電化製品や自動車が故障したら、修理を頼むよね。でも、コンピューターが壊れたときは、誰を呼べばいいの?

何ヶ月か前、ぼくは、家庭やSOHOを対象としたコンピューター修理のサービスマンっていっぱい必要なんじゃないか、って思いついたんだ。それで、地元の新聞に広告を載せたってわけ。

電話が鳴り止まなかった。電話をかけてきたのは子供からお年寄りまで幅広い年代の人々だったし、仕事もばらばらだった。例を挙げようか?

・ 80歳くらいの人。彼は、ノートパソコンを買って南アフリカに住んでいる娘さんとメールのやり取りを1日だけ楽しんだ。次の日、インターネットに繋がらなくなった。

・ 小説家。理由はわからないけどコンピューターがクラッシュし続けるんだって。

・ 主婦。子供がコンピューターを使って宿題をやってたときに、アダルトサイトの広告がポコポコポコポコ表示されるようになっちゃったって。

大抵の問題は、ウィルスかスパイウェアが原因だった。ソフトウェアの相性が悪かったっていうのが数件。ハードウェアが壊れてたのはたった1件。

たくさんの人がぼくに電話をしてきたけど、その人たちに共通することが一つあったんだ。それは、コンピューターがいかに楽しいか、いかに簡単かをコマーシャルで何回も聞いてたってこと。買ってびっくり。ひどく難しい。それで途方に暮れるってわけ。どこの誰に助けを求めればいいのか皆目見当がつかないんだな。

小さな会社からもたくさん電話がきたよ。

小売業者はそんな小さな会社にどんどんコンピューターを売りつけてるんだ。そんな小さな会社じゃ、メールがストップしても、助けを求められる人が回りにいない、ってことになっちゃう。

小さい会社なんだから、高価なサポート契約は結べないだろ。壊れたコンピューターを梱包して、送って、直るまで待つなんて時間もないしね。

すぐに現場に来て直して欲しいのさ。そうしなきゃ仕事が止まっちゃうんだもの。すぐに直してくれる人がいれば、ちゃんと料金は払ってくれるよ。

いろんな新聞を見てみたんだけど、同じようなサービスがいっぱい見つかったよ。ぼくがフロンティアっていうわけじゃあないんだな。コンピューターを勉強している学生やフリーランスのプログラマなんかがアルバイト感覚でやってるみたい。

でも、こういうサービスが始まるまでは、何の資格もないアマチュアが、ちょっと前までは存在してなかったような機械、つまりコンピューターを手探りで直してたんだぜ。考えてみるとゾッとするよね。

子犬って、だいたいパーツは500くらいだろ。そんなのでも病気になったらアマチュアじゃなくって、ちゃんと資格を持っている犬類サービスエンジニアのところに行くもんね。

パソコン修理!!作業料金固定の9800円


参照: Technical support for the neighbours

写真コミュニティ Flickr

2005-03-29 23:56:39 | インターネット
先日、YahooがFlickrを買収したというニュースが流れた。Yahooはすでに写真共有サイトYahoo Photoを持っていたはず。どうして、別の写真共有サイトを手に入れたのだろう?

Flickrにアクセスして、実際にユーザーアカウントを取得してみた。

アカウントは簡単に取得できたので、手持ちの画像を何枚かアップロードしてみた。画像にコメントをどんどん書き込める(日本語でも大丈夫)。写真共有というよりも、写真を中心に盛り上がるコミュニティという趣だ。

今までの写真共有サイトは自分のアルバムに友だちを招待するという形式だったが、Flickrは、特に指定しない限りは、自分の画像を万人に公開できる。Flickrを訪れた人はキーワード(Tag) で画像を検索するのだ。現在、550万枚の画像がアップロードされているが、そのうちの80%が公開されている。好みの写真を簡単に見つけられるだろう。

画像を友だち同士で見せ合うには、"Your contacts'"を使う。いとこの結婚式の写真をアップロードし、それを家族と共有したいときは、共有者に家族を指定する(家族以外はその写真を見られなくなる)。

また、Flickrにアップロードした画像を自分のブログで公開する場合は、スクリプトを表示してくれるので、それをカットアンドペーストすればよい。

英語のサイトだが、とても楽しいので、わたしは使い続けようと思っている。では、My Flickrでお会いしましょう。

市中心部への4WD乗入れ禁止へ: ニュージーランド

2005-03-28 23:55:47 | 国際
ニュージーランドのオークランド市は、自動車輸送の効率化、歩行者の安全の確保、駐車スペースの節約を図るため、市中心部への4WDの乗り入れを制限しようと考えている。

ニュージーランドでは、全自動車の6%、約190,000台が4WDである。

市の交通局長の話「4WDをすべて禁止しようとは考えていません。4WDにはニュージーランドらしい使い道があります。山に行ったり、ボートを引っ張ったり。

しかし、オークランド市の中心部に多くの人が安全に入れるようにするには、4WDの制限が必要なんです。大きな自動車が通行の邪魔をしたり、駐車スペースを占領したりしては困るのです。商業地区に4WDはふさわしくありません。

市の中心部では、歩行者が安全に移動できなければなりません。4WDは排気ガスも多い。サイズが大きいので事故になりやすい。

そういうわけですから、小型の4WDは制限の対象にはしません。また、市の中心部では、ハイブリッドカーや、またはリッター20km以上の燃費の良い自動車については、駐車料金を無料にするなどして優遇したいとも考えています。」

ところで、この交通局長の自動車はボルボS40T5らしい。リッター11km。決して燃費は良くない。もちろん、優遇措置の対象にもならないそうである。

参照: Push to keep 4WDs out of Auckland

津波の犠牲者の大半は女性だった。

2005-03-27 22:33:54 | 国際
インド洋津波の死者・行方不明者、28万8376人に (ロイター) - goo ニュース

オックスファムの調査によると、インド、インドネシア、スリランカの津波の犠牲者の大半は女性だった。これは、日曜日だったために、漁から戻ってくる夫を海岸で待っていたり、家で子供の世話をしていたり、海で沐浴していた女性が多かったからである。

例えば、北アチェの4つの村では、全犠牲者366人中、女性の犠牲者は284人だった。

この不均衡については何らかの対応策を施さなければ、これから何年もの間、この地域に問題をもたらすだろう。実際、すでに難民キャンプでは、レイプ、セクハラ、強制結婚が発生している。

オックスファムは、女性にも男性と同じように生活を再建できる機会を与えるように、各国政府およびNGOに要請している。また、妻を亡くした男性に子供の世話の仕方を教えることも重要だとも言及している。

津波メカニズムのアニメーション: The tsunami disaster explained
参照: Most tsunami dead female - Oxfam

火焔地獄を生き抜いた悪魔亀

2005-03-26 02:32:41 | 国際
あるペットショップで火災が発生。150匹の動物が犠牲になったが、一匹の亀が生き残った。亀の甲羅は高熱で変色。なんと、その表面に、目、唇、ひげ、角をそなえた悪魔が現れた(そうだ)。

なぜこの手のひらサイズの亀が生き残れたのか?その疑問は確かに残る。なぜだろう?

「悪魔が自分の存在を知らせたかったのだと思います。」とオーナーのドラ氏は説明した。

ドラ氏はいいアイディアを思いついた(らしい)。この亀をLuckyと命名。オークションで販売して、ペットショップを再建しようという考えだ。

悪魔の顔を持っていたとして、ドラ氏は、その亀のオークション価格がどれほど上がると思っているのだろうか?

あなたなら入札する?

参照: 'Satanic' turtle survives inferno

Derek Wyatt: 訪問!国会議員ウェブサイト 番外編

2005-03-25 00:31:57 | 国会議員ウェブサイト
■有権者とのコミュニケーションを重要視

Derek Wyatt


「国会議員ウェブサイトと政党ウェブサイトのアクセスランキング」を書いたあと、様々な国会議員のウェブサイトを訪問しました。このブログで言及したウェブサイトもありましたが、記事にできるような特徴がないサイトもたくさんありました。そのようなサイトを見ているうちに、「海外の国会議員のウェブサイトはどうなっているのだろう」と思うようになりました。

そういうわけで、今回はイギリスに飛んでみました。Derek Wyatt下院議員のウェブサイトです。

トップページは、新しい情報を中心とした構成になっています。「あいさつ」、「ニュース」、「更新情報」、「メールマガジン購読申込み」、「投票」、「今週のブログ」が表示されますが、目をひくのは「投票」セクションです。今回は、妊娠中絶に関する法律についての意見を求めています。

ページ上部には「検索」、「フィードバック」、「サイトマップ」という項目があり、目的のページに迷わず辿り着けるようになっています。「フィードバック」をクリックすると、意見を簡単に送信できるフォームにアクセスできます。

メニューの項目は、「選挙区の問題」、「Derek Wyattについて」、「選挙区」、「日記」、「連絡先」です。

「選挙区の問題」が、このウェブサイトの目玉のようです。

郵便局、図書館、道路、ローカルラジオなど、地域に密着した問題が記録されています。有権者の日々の暮らしと緊密に関わっている印象があります。

議員は、この情報を地域問題のデータベースとしても使用できます。選挙時にはそれぞれの問題について利害関係のある有権者にきめ細かい対応ができることでしょう。

「日記」には、その日の下院議員としての活動が記録されています。「ブログ」には、その活動が詳しく記録されています。日記は、内容を任意の人にメール送信できるようになっています。


まとめ

日本の国会議員のウェブサイトの印象は、「パンフレット」です。ほとんど対話性はありませんでした。しかし、Derek Wyatt下院議員のウェブサイトには「投票」、「フィードバック」、「有権者からの手紙」、「ブログ」など各種の対話手段が用意されています。

日本では、今後、全国的に浮動票が多くなるでしょう。対話をすれば票につながるはずです。各議員はいますぐDerek Wyatt下院議員のウェブサイトを訪問し、その対話性を学んでください。

ジャーナリストの義務、権利、罪: テレビとブログの場合

2005-03-24 00:05:40 | 社会
虚偽の放送などでテレビ3社に厳重注意…総務省 (読売新聞) - goo ニュース

ブロガーはニュースを集め、そのニュースを公開する。今や、ブログとテレビの違いは、ブロガーの発表の手段がウェブサイトに限られている、ということだけかもしれない。ブロガーは徐々にジャーナリストとして認められつつあるのだ。

2004年の大統領選挙では、ブロガーにプレスパスが与えられた。今年は、ホワイトハウスの定例会見にブロガーが参加するようになった。新聞社も、購読者の声を聞くための手段としてブログを利用するようになってきた (例: フロリダの地方新聞社が、そのカバーする地域の教育について購読者と会話するために設けたTHE CLASSROOM)。

しかし、ブログには「記事が正確ではない」という悪評があるのも事実だ。字を書ける人なら、誰でも意見を発表できるのがブログだが、根も葉もない噂を産みだすのもブログだ。

3月3日、カリフォルニアでは、アップルの新製品に関する情報を漏らしたとしてブロガーに、情報源を晒すべしという暫定命令が出た。この命令は、ブロガーをジャーナリストとは認めないという裁判所の意思を表している。アメリカ中のブログジャーナリストが意気消沈したことだろう。

3月23日、日本テレビ、テレビ東京、熊本県民テレビが、虚偽の情報を放送したとして、総務省から厳重注意を受けた。テレビがブログと同じ位置に自ら降りてきたということか。

テレビは、情報源を守秘する権利を持つが、それと共に真実を報告する義務も持つ。真実でない情報を放送したテレビは、罪を負わなければならない。3つのテレビ局は、自らジャーナリストとしての看板とプライドを捨てた。スポンサーや芸能事務所との付き合いの時間を削れるはずだ。じっくりと時間をかけて事実を確認するという基本姿勢を忘れるな。IT企業による買収にザワザワしている場合ではない。今のままの姿勢じゃ、「買収されたほうが面白くなる」と考える視聴者が大多数になるのも時間の問題だ。

参照: ライブドア騒動の陰で潜行するメディア進出、楽天がフジサンケイに接近

ゾンビPCランキング

2005-03-22 14:53:54 | インターネット
クラッカーがセキュリティホールからワームやウィルスを忍び込ませて乗っ取ったコンピュータをゾンビPCという。ゾンビPCはID盗難、オンライン詐欺、スパムメール発信、などさまざまな悪意の踏み台になる。

シマンテックのGlobal Internet Threat Reportによると、ゾンビPCの台数が一番多かったのはイギリス、2番はアメリカ、3番は中国だった。

イギリスでは、2004年に急速にブロードバンド化が進んだため、常時接続の危険性について詳しくないインターネット人口も拡大した。これが、ゾンビPCが増えた原因と考えられる。

1. イギリス (25.2 %)
2. アメリカ (24.6 %)
3. 中国 (7.8 %)
4. カナダ (4.9 %)
5. スペイン (3.8 %)
6. フランス (3.6 %)
7. ドイツ (3.5 %)
8. 台湾 (3.1 %)
9. 韓国 (3.0 %)
10.日本 (2.6 %)

せっかく購入した高価なPCがゾンビになるのを防ぐために、シマンテックは、ファイヤーウォールの使用をすすめている。

しかし、最も大事なのはユーザーひとりひとりが、セキュリティに対する関心を持つことだ。OSの脆弱性が発表されたらすぐにOSを更新しよう。それが、ゾンビPCを増やさないための最低限のマナーだ。

無意識の加害者にならないよう十分注意しよう。


参照: Britain tops zombie PC charts

ブログの書籍化

2005-03-21 22:58:38 | インターネット
amebloの『実録!鬼嫁日記』やgooの『高円寺の女』など、ブログが書籍化されるケースが相次いでいる。2ちゃんねるからは『電車男』が書籍になった。これからも、ブログや掲示板からたくさんの書籍が産声をあげることだろう。

ブログは、コメントやトラックバックという機能があるからこそ面白いのであって、書籍でその面白さを十分表現できるとは思わない。しかし、中には書籍にして残したいと考える人もいるだろう。そんなブロガーに最適なサービスを提供しているのがblogbinders.comだ。

ユーザーは、書籍にしたい記事を複数のブログプロバイダから選択し、綴じ方 (中綴じ、リング、平綴じ) を選択するだけで、自分のブログを書籍にできる。

95ページ、リング製本で約1,500円 (送料および税金別)、と価格も手頃なので、自費出版や記念品として製本するのも楽しいだろう。

しかし、まだ日本語には対応していない。町の印刷屋さん、トライしてみてはどうですか?有望な商売になるかもしれませんよ。

ところで、わたしは、リング製本機 (上の写真) を持っています。とりあえず自分のブログを製本します。

Googleによる世界情報制覇

2005-03-20 23:34:20 | インターネット
わたしはインターネットで何かを調べるときはにGoogleを使う。「ググる」という言葉もあるほどだから、わたし以外の多くの人もたぶんGoogleを使っているだろう。

Googleというのは、"Googol"という数字の単位 (1 x 10の百乗) を元にして作られた造語である。ウェブ上に存在する無限の情報を組織化するというミッションを表しているのだそうだ (Google Corporate Information参照)。

そのGoogleが先ごろバーチャル図書館プロジェクトを発表した。これは、ハーバード、ミシガン、スタンフォード、ニューヨーク、オックスフォード (オックスフォードについては2015年までにオンライン化する予定) の5図書館にある1千5百万の文学作品をオンラインで参照できるようにするプロジェクトである。フランス政府は、アメリカによる文学作品参照分野の独占に危機感を持ち、Googleバーチャル図書館に対抗するEUプロジェクトの開発を宣言している。

日本では、先週Googleデスクトップがリリースされた。これは、自分のコンピュータ内の情報をすばやく検索できるひじょうに便利なツールである。しかし、いつのまにやら、自分のハードディスクにある情報がGoogleに送られるという危険性も存在する (Googleデスクトップ参照)。

あなたがどんなウェブサイトを巡回し、どんなメールを書き、どんな日記をつけ、どんな論文を書いているのかをGoogleは知ることができるかもしれない。

もし組織に機密保持の意識が薄い人がいれば、その組織の重要情報がGoogleのデータベースに入れられるかもしれない。

1つの会社が地球上のすべての情報を支配したとしたら?かなり怖い未来が待ち受けていると言えるのではないだろうか。

洗濯済み宝くじは有効か?

2005-03-19 01:21:01 | 国際
カルネレーロ氏は、1999年にバスクで宝くじを1枚購入。番号を確認し、くじをズボンのポケットに入れた。

そして忘れた。

彼は、宝くじを出さずにそのズボンを洗濯機に入れてしまったのだ。

バラバラになった宝くじが持ち込まれてきたとき、宝くじ協会は支払を拒否した。詐欺を恐れていたのだ。スペインではこれまでにも何枚もの宝くじが洗濯され、一枚の宝くじが作られていたという。

裁判所は、宝くじ協会の支払拒否を支持した。

しかし、その後、専門家が顕微鏡分析を実行し、紙片の裂け目が完全に一致することを確認した。高等裁判所は、別々の宝くじの組合せでは不可能と判断し、カルネレーロ氏の36,000ユーロの当選を有効と判断した。

ズボンを脱ぐときは、ポケットを必ずチェックしよう。

参照: Spaniard's lottery win wait over

騒音発生装置を追加か : 燃料電池バイク

2005-03-18 23:36:32 | 国際
今週の火曜日、燃料電池バイクの試作品がロンドンで発表された。

最高速度は80km/h。1回の充電で4時間連続で走行できる。排気ガスの変わりに、水が排出されるが、その水は飲むことができる。

燃料電池に必要な水素は、大豆やさとうきびから作れるので、開発途上国のサイン行育成に繋がるのではないかという期待が持たれている。

しかし、もちろん欠点も存在する。

このバイクが発生する音は、家庭で使用するコンピュータの音と同じレベル。排気しないためひじょうに静かなのだ。

静か過ぎると、他の道路使用者がこのバイクの存在に気付かず危険。そのため、製造会社は騒音装置の追加を計画している。

騒音発生装置は、周囲に迷惑のかからない程度の雑音を発生する。雑音が不必要な場合はスイッチをオフにできる。

騒音を嫌う人々はこのバイクを歓迎しているが、「静かなバイクの開発を目指していたのに、雑音を後から付けるっていうのはなんだかヘンだな。」という感想も聞かれる。

バイク好きは、興奮しないのでは、と不安な様子。

「音が出るようになっても、ブルブルブルブルブルバコバコバゴーンっていう振動がないんじゃな。」

振動発生装置の開発も急がれる、かな?

参照: Revolutionary bike 'too quiet'

チャット相手と逢おうなんて思わないで

2005-03-17 22:50:59 | インターネット
インターネット空間は、誰もが現実のしがらみを捨て自由にきさくに振る舞える。ブログで意見を交換しているうちに、友だちの輪はどんどん広がる。インターネット上の人々は、美しく、友だち思いで、優しい、と感じられるかもしれない。インターネットに比べれば、テレビやラジオや新聞なんか石器時代の洞窟の壁みたいなものだ。

でも、怖い思いをしたくなければインターネット上の友人と逢おうなんて思わないほうがいい。

16歳のサンドラが自らの体験を語ってくれた。

1年前、友だちと一緒にチャットルームに入ろう、ってことになったのね。知らない人とチャットしたことなんてなかったし、楽しいだろうな、って。

チャット相手はすぐに見つかったわ。19歳って言ってた。いい人そうだったから。毎日1時間ぐらいチャットした。

1週間して、彼が「逢わない?」って言ったの。私たちはOKしたわ。チャットルームが危険だなんて聞いたことなかったのよ。それにあっちは1人、私たちは2人だったしね。

逢う場所はマクドナルド。込んでるから安全でしょ。

チャット相手に会うことは誰にも言わなかった。からかわれるって思ったの。
夜8時にマクドナルドの近くに行ったら、店の前に男が2人いたの。誰かを待ってるようだった。

離れた場所から電話してみたの。1人の男が電話をとるのが見えた。1人じゃなくて2人じゃない!あの男たち、私たちを待ってるんだわ、ってすぐに気付いた。

19歳なんかじゃなかった。あの男たちは40代よ。怖くなって走って逃げた。

電話が立て続けに鳴ったわ。その後も何日か男から電話がきたけど、そのうち来なくなった。住所を教えてなくってほんとによかった。

私たちはすごく危なかったけど、たまたま逃げることができたの。チャットルームってほんとうに危ないのよ。みんな注意してね。

坂口力議員から直筆のファックスが届きました

2005-03-16 14:27:48 | 国会議員ウェブサイト
昨日、国会議員ウェブサイト・アクセスランキングの上位の議員に電話をし、それと共に質問状を送りました。返信はいただけないかな、と思っていたのですが、たった今、公明党の坂口力衆議院議員からファックスが届きました。内容は次のとおりです。

題名: ウェブサイトのアクセス数が上位であることについて
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3月1日に国会議員ウェブサイトのアクセス数を調査したところ、
次に示すように、坂口議員のウェブサイトが多くの国民にアクセスされていることがわかりました。

このことについて、坂口議員の感想とお考えをお聞きしたくファックスを差し上げます。

質問1: 坂口議員のウェブサイトがもっともアクセスされていることについてどのようなご感想をお持ちですか?また、なぜこれほどのアクセス数があるとお考えですか?

答え: アクセス数が最も多いと聞いて驚いています。大臣中に国民生活と関係深い問題が多かったからではないでしょうか。特別な理由は思いつきません。

質問2: イギリスの調査では、イギリス人が最も好む議員との接触方法は、電話が33%でトップ、2位が手紙 (20%)、3位が電子メール (12%)、4位が戸別訪問 (11%) でした(この中では、特に18歳から34歳までの間で、電子メールの伸びが目立つ)。坂口議員は電子メールやウェブサイトを積極的に利用しようと考えていますか?

答え: 今まで特別の関心を持っていたわけではありません。しかし、これからは積極的に利用いたします。


3. いろいろなウェブサイトをご自分で見ることはありますか?

あります。


4. ウェブサイトの更新はどなたが行うのですか?

原稿は自分で書いたもの、新聞に出たもの等ですが、更新そのものは、秘書に頼んでいます。


5. 坂口議員のウェブサイトへのアクセス数は多いのですが、公明党へのアクセス数は多くはありません。公明党はウェブサイトを重視していないのでしょうか?

公明党も重視してると思いますが。

以上

同意してダウンロード? : Googleデスクトップ

2005-03-16 00:31:50 | PC
Windowsの検索(c)の遅さに辟易していたわたしは、左脳 少さんが紹介するGoogleデスクトップ検索ツールに興味津々。早速、Googleデスクトップにアクセス。

インストールする前に、たまには利用規約を読んでみようと「利用規約」を開く。

うわ~長い。ソフトウェアをインストールするときに必ず読まなければならないと言われている利用規約だが、実際に読んでいる人はいるのだろうか?いないだろうな。弁護士を雇って読んでもらってる人はいるのかな?いないだろうな。

ま、読んでみよう。

う~ん、「非個人情報の収集に関する同意」が気になる。

Google Desktop Search は、ユーザーのコンピュータ上にある一定の個人を識別し得ない情報(ユーザーが行った検索の回数や、その結果を見るために費やした時間を含むが、これに限定されない)を収集することがあります。インストール中またはインストール後にユーザーが一定の選択を行わない限り、収集された非個人的情報はGoogle に送信されることになります。

検索回数と検索時間のほかにも情報を掠め取ってGoogleに送る、と言うことだ。どこのサイトに行ったか、とかメールの数とかも取得されるかもしれない。いわゆるスパイウェア (spyware) か。

詳細についてはdesktop.google.com/privacypolicy.html のプライバシーポリシーをお読みください。

また別の長文を読まなければならない。いったい何時間こんなものを読まなければならないのだろう。

「利用規約の変更」、「保証責任の否定」、「責任の制約」、「その他の規定」は、頭に入ってこない。目にぼんやりと映るだけ。

今回は、「同意してダウンロード」を押すのをよそう。Windowsの検索(c)でがまんだ。

自動車を買うときにソフトウェア販売のような利用規約に合意する必要があるとしたら?

『利用規約:
1. 飲み会で友だちに「燃費がいまいち」って言うのは規約違反。
2. ニッポン放送からNHKにラジオ局を変えるときは自動車会社に書面で通知。
3. 自分以外の家族が運転するときは販売代理店の許可を得る。
4. 明示的に拒否しない限り、同乗者、行き先、乗車時間などの情報 (これらには限定されない) は自動車会社に自動送信。
5. チャイルドシートおよびルーフラックの取付けは規約違反。
6. 飲食物の摂取および喫煙は規約違反。


xxxは通知なしにまたユーザーに責任を負うことなく、その単独の裁量によりいつでも本利用規約を変更する権利を留保します。ユーザーは、本利用規約が改訂された場合には、その改訂版に拘束されることに同意するものとします。』

買わない。歩く。

参照1: If you agree, click here...
参照2: Google、デスクトップ検索ツールの日本語ベータ版をリリース (MYCOM PC WEB) - goo ニュース