翻訳者魂

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あれは誤射ではなかった: イタリア人ジャーナリスト

2005-03-08 00:00:15 | 国際
Funeral for Italian shot in Iraq

「私は本当の標的だったのではないか」。共産党系の新聞社でジャーナリストとして働いていたスグレナは、銃撃は誤射ではなかったと確信している。

その理由

・ スグレナはこの戦争に強く異を唱えていた。
・ 米国にはスグレナを解放するための交渉に強硬に反対する人々がいた。

今回の攻撃で亡くなったカリパリは、人質交渉に長い経験を持っている情報局員であり、過去イラクで捕虜になった二人のイタリア人の解放に成功している。今回の解放交渉では身代金が支払われたとの噂もある。

「誰かが私たちを狙って西側から撃ってきたんです。その方向に見えたのは・・・・米軍でした。」


■米軍とイタリア人ジャーナリストの見解の食い違い

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米軍:
・ 自動車が高速で近づいて来たので発砲せざるを得なかった。
・ 隊は手信号と白色灯で運転手に停止を求めた。
・ 運転手が自動車を止めなかったので、隊はエンジン部を射撃した。

スグレナ:
・ 運転手はイタリア政府に空港に向かっていることを報告した。
・ 空港までの距離は1キロ以下だったが、そこで銃撃された。
・ 運転手は「われわれはイタリア人だ」と叫んだ。
・ 自動車は高速ではなかった。
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また、先週イラクで殺害されたブルガリア兵について、ブルガリアの国防大臣ニコライ・スビナロフは「友好の銃弾の犠牲者」であると語った。

参照: 米軍の誤射でブルガリア兵士が死亡か 国防相認める (朝日新聞) - goo ニュース