翻訳者魂

人間は関係を持ちたい。人間は知られたい。人間は参加したい。人間は貢献したい。人間は自分に価値があると思いたい。

ブログでだって人はつながる

2008-02-28 23:52:01 | Weblog
明日、地球に隕石がぶつかるってわかったら?

もうどうしようもない。みんなおんなじ運命だもの。仲がよかった人たちも、けんかをしていた人たちも、話したことのなかった人たちも、だれもかれもが集まって大好きなものを食べて楽しくワイワイガヤガヤお喋りをして、ハハハと笑ってその瞬間を迎えられる気がする。

死ぬのを待つんじゃなくて、最後まで生きる。人は孤独じゃ生きられないけど、つながりを感じられれば生きていける。

つらい思い出が僕に覆いかぶさり、弱気な投稿を繰り返していた時期があった。そんなときに旭川の友人からメールをもらった。僕のブログを読んで何かを感じたのだろう。友人はただ「こんど会おう。昔の話をしよう。」と書いてくれた。うれしくって、なんども読んでプリントアウトしてしおりにした。それを、『老人と海』のサンチアゴと少年の会話のところに挟んだ (サンチアゴは新聞の野球面を一部だけ大切にしまっておいて、毎日それを読み、ディマジオの話をする。少年は、うんそうだね、とやさしく老人に返答する。そこが大好きで、僕は繰り返しそのページを読んでいる)。それがきっかけで僕は立ち直った。

ブログでだって人はつながる。

職場が狭いと部下に文句を言われた。さてあなたならどうする?

2008-02-26 13:56:46 | おもしろいもの
"How to be a Leader"は、部下をまとめ業績を上げるにはどうすればよいかが書かれた本。

職場でも、スポーツでも、ボランティアでも、リーダーに必要な要素は、「客観性」、「部下の性格を理解すること」、「柔軟性」、「コミュニケーション能力」、「職権の使い方」の5つであると説明している。

これらの5つの要素が自分に備わっているかどうかをまず確認するのだがその問題がおもしろいので、そのなかからひとつ紹介する。

「柔軟性」

問題: あなたは旅客機製造工場の工場長です。ある部署の作業員たちがスペースが狭いので、部署を替えてくれと文句を言っています。さて、あなたはどうしますか?


  1. これからは、小さな人だけを雇うようにする。

  2. 製造方法を変えられるかどうか議論し、問題となっている部署の作業を省略できるようにする。

  3. 費用はかかるが、作業員の配置転換を頻繁に行うようにする。

要素ごとにこういう問題が3つ用意されていて、自分の資質を確認していく。ぼくの場合は、柔軟性がゼロと判断された。

ちなみに問題の答えは(1)。

参照: How to be a Leader Auren Uris著

武器輸出国トップ10 - 武器を世界に広めながら平和を訴える国連常任理事国

2008-02-22 16:36:27 | 国際
Top Arms Exporting Countries, 2006



輸出額

アメリカ合衆国

$14,008m

ロシア

$5,800m

イギリス

$3,300m

ドイツ

$1,000m

中国

$700m

カナダ

$600m

フランス

$400m

オランダ

$300m

イスラエル

$200m

スペイン

$200m

スウェーデン

$200m



国連常任理事国のアメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリスがすべてトップ10入り。ダルフール紛争で世界中から激しく非難されている中国だが、意外に輸出額は少ない。というのは間違いで、実は陰で莫大な量の武器を輸出している。

Amnesty International Says Chinese Secret Arms Sales Stoke Conflict, Repressionによれば、中国は闇ルートを経由して武器をスーダン、ビルマ、ネパールの抑圧者側に流しているらしい。2005年にはスーダンに200台の軍用トラックを輸出し、オーストラリア、タイ、マレーシア、南アフリカには大量の銃をばら撒いている。

中国は、小さな町の喧嘩から世界注目の紛争地まで、幅広く火に油を注いでいるのだ。

中国にオリンピック開催の資格があるのか?

2008-02-15 01:23:06 | 国際
Darfur Diaries: Stories of Survival

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ダルフール紛争の解決に何の働きかけもしないどころか、いまだに政府側に武器を与え続ける中国にしびれをきらし、スピルバーグが北京オリンピックの演出監督を辞退した。日本では、毒餃子が人々を恐怖のどん底に叩き落している。大気汚染がマラソン選手の健康を損ねないかも心配だ。メイン競技場では、建設作業員が何人も死んだ。イギリス政府は、選手たちに中国の政治については語るなと命令した。

2008年オリンピックの開催地が中国に決まったのは、今から7年前の2001年。当時、中国政府はオリンピック開催を人権問題の解決につなげる、またメディアやジャーナリストの取材制限も取り払うと宣言した。

中国はその宣言を守っているのか?

現在の中国に取材の自由などどこにもない。少なくとも30人の中国人ジャーナリストと50人のブロガーが今も監獄の中だ。中国国内の報道機関は常に検閲の対象になっている。餃子事件でわかるように、中国に関する海外情報が中国国内に入るのはブロックされている。

活動家Ye Guozhu氏はもう4年も収監され拷問を受けている。拷問されているのはYe氏だけではない。国連の調査によれば、中国では今でも広く拷問が行われている。

国際オリンピック委員会は、なぜ中国をオリンピック開催地に選んだのだろう?


壊れた液晶テレビやステレオの行き先

2008-02-11 12:15:29 | 社会
毎日、「液晶テレビやステレオ、DVDプレイヤーなど無料にて無料にてお引取りいたします。」という宣伝文句を流しながら軽トラックがやってくる。ああやって回収された廃品はどこに行くのだろう?

もしかして、ここ?

ナイジェリアの修理屋さん

「液晶でもDVDでもなんでも直しちゃうよ。」

ナイジェリアの首都アブジャのWuseマーケットの中心。ほこりまみれの道端でエジケが液晶テレビを修理している。

3年前、彼は中学を卒業してすぐに田舎からここに出て来た。

電子や科学なんてまったく習ったことはないそうだ。

腎臓泥棒 - インド

2008-02-05 12:29:00 | 国際
インドでは、地方から都会に出てくる日雇い労働者が後を絶たない。そんな労働者の腎臓が盗まれている。

India's booming kidney racket

アーメドさんは仕事を探しにデリーに出てきた。そんなアーメドさんに男たちが近づいてきた。

「建設現場で仕事がある。」と男たちは言った。アーメドさんはその男たちについて行った。男たちは途中で「健康?」とアーメドさんに問いかけた。

その夜、アーメドさんは血液検査を受けた。検査のあと、何かを注射された。アーメドさんは気を失った。

翌朝。ものすごい痛みで目が覚めた。やられた! 腎臓を盗まれた。

インドの内臓ブラックマーケットは巨大だ。他人からの内臓移植が法律で禁止されているため、金持ちたちがブラックマーケットに群がるのだ。インド人のほかに、欧米人の顧客もいる。

デリーから約一時間。小さな村の広場。そこにはうつろな目をしてやせこけた男たちがたむろしている。彼らはみな、腎臓をなくした人々だ。

旧正月の帰省を襲った雪 - 中国

2008-02-05 11:52:40 | 国際
旧正月の帰省を急いでいた人々を雪が襲った。北部なら雪に慣れているので交通機関も麻痺しなかっただろう。しかし、今回降雪が続いているのは中国南部。戦車が出て氷を砕いている風景も見られる。奴隷のように長く過酷な労働に耐え、やっとふるさとに残した家族に会えると思っていた人々にはつらい雪だ。

ところで中国政府が最も恐れているのは、この雪でだめになった作物。もうすぐ食料不足が中国と日本を襲う。

えびせんサイズのタバコを発売 - フィリップモリス

2008-02-05 10:47:50 | 社会
フィリップモリスがオーストラリアで7.2cmのたばこを販売する。普通の長さは8.5cmなので、喫煙時間がちょっと短くなり、寿命がちょっと長くなるってわけ。

タバコが体に悪いことはタバコ会社もよく知っている。フィリップモリスもホームページで、喫煙は肺がんの元、とはっきり言っている。

タバコ会社は、自分の国を離れて、はるか遠い国にマーケットを広げる必要がある。なんせ、ユーザーの半分はタバコが元で死んでいくのだ。販路を広げなければやっていけない。

フィリップモリスは寿命が延びるタバコを開発した。そして、日本のJTは、タバコに見切りをつけて餃子を売ることにした。タバコ会社は必死だ。

中国の繁栄は餃子の皮のようなもの

2008-02-03 12:16:55 | 国際
ここ20年で中国は大いに発展し世界経済の中心的な役割を占めるまでになった。

しかし、中国経済の実態は主要経済大国の下請けにすぎない。したがって、アメリカや日本の経済状態が悪くなれば、輸出が滞り、経済発展は止まる。また、元を適切なレートに切り上げることによっても、中国の競争力は低下する。

こういった弱点を中国は抱えている。企業の経営者たちは薄氷を踏む感覚で商売を行っている。国家も企業の経営者たちを支援する。原材料の仕入れ値を安くするため、世界中で原材料を扱う企業の買収を試みている。

食品輸出は、餃子の皮のような薄い利益しかもたらさない。安い原材料を大量に仕入れ、薄利多売するしかない。いったいどんな原材料を使っていたのだろうか?

今回の毒餃子事件について、中国側は、すぐに中国で殺虫剤を入れた痕跡はないと発表したけれど、こんなに調査機関が短いのでは誰もその言葉を信用できない。小平が「きちんと説明することはない。すべてを曖昧にしなさい」と言った教えに基づくものだろうが、国際社会では通用するはずがない。

北京オリンピックを成功させ、これからも世界経済の中心であり続けようとするのなら、日本と協力して原因をはっきりと突き止めて再発を防ぐべきだ。

ところで、日本国民の僕としては、中国の食品が押し寄せてきたここ20年で変化した自分の健康状態や体力を詳しく検査してみなければならないと考えているところだ。

大麻の自動販売機

2008-02-01 11:46:42 | 社会
カリフォルニア州では治療目的での大麻の使用が認められている。痛みの緩和に役立つということらしい。

そのカリフォルニアに大麻の自動販売機が設置された。処方箋と写真を提出し指紋を押印すれば、患者にカードが手渡される。患者は痛みを感じたら、自動販売機に急ぐ。自動販売機はガードマンが守っている。患者は、カードを差し込み、指先を機械にかざす。その現場をカメラが自動撮影する。カード所有者本人であることを確認するためだ。まだ設置台数は2台だけだけれど、これからどんどん増えていくものとみられている。

ラグビーなんかやってると怪我だらけで全身がそりゃあ痛むだろう。そういう選手たちはカリフォルニアで修行してみるのはどうだろう。