翻訳者魂

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野茂英雄はスロースターター : ドジャースのコーチが語る

2005-03-13 16:39:52 | メジャーリーグ
野茂はスプリングトレーニングでこれまで2試合に登板。4イニングを投げ、被安打8、失点6、三振1。 球速は最高で135km。

野茂は終わっているのか?

いや、野茂はいつもスロースターターだ。

Ex-coach: Nomo's a slow starterに、ドジャースのジム・コルボーン投手コーチの談話が掲載されている。

「3年前に、もしドジャースがスプリングトレーニングの結果だけを見て野茂をローテーションから外していたら、ドジャースは野茂から16勝もプレゼントしてもらえなかった。2003年は、2002年の彼の働きに敬意を表して開幕投手に指名した。でも、スプリングトレーニングではずっと苦しんでいたんだ。最後の試合でやっといい投球を見せてくれた。そしたらどうだい。開幕戦では (ランディ・ジョンソンを相手に) 完封だ。」

「球速?野茂の球速は問題ない。大切なのは球速差なんだよ。スプリットフィンガーと直球のね。」

デビルレイズのルー・ピネラ監督は「野茂の投球は満足できる内容じゃないけど、投げ続けることが重要なんだ。スプリングトレーニングの最終週まで見守るよ。」と語っている。

野茂の次の登板は月曜日 (現地時間) の紅白戦に予定されている。

テレビで犯罪を勉強した14歳

2005-03-13 14:41:54 | 国際
昨日は勉強不足のメキシコの警察官のことを報告した。さて、隣国アメリカはどういうことになっているのだろうか。

セントピーターズタイムズは、アメリカの少年がテレビ番組で犯罪を勉強していたことを報道している。

14歳の少年が100件以上の盗みを犯したとしてフロリダ州で告訴された。

「右に曲がって、あ、そこ左ね。そう、次は右」と警察官に指示するのは14歳の少年 nanashi (未成年のため本名は未公表)。「この家には入ったよ。あ、この家にも入った。この家は入らなかったな。家主が銃を持ってるって知ってらからね。」

100件の盗みはほぼ1週間で実行した。

そんな途方も無い件数の盗みをいったいどうやって実行したのか?

「CBSのテレビドラマで勉強したんだ。ドラマは楽しむために見てたんじゃない。細心の注意をはらってじっくり学習したよ。よく僕を捕まえられたね。」

被害者の一人が、懐中電灯を持った灰色のTシャツの少年を目撃。別の被害者も朝5時に同じ姿の少年がトラックから走り去るのを目撃した。

警察はその姿からこの少年に目をつけた。少年の部屋からは現金、カーステレオ、ホームステレオ、MP3プレイヤー、カメラが見つかった。マットレスの下には、200ドル分の小銭が入った靴下があった。

テレビドラマを見て勉強したにも関わらず、盗みの手口は原始的。一番狙ったのはロックしていない車だった。ピカピカ光る盗難防止警報機がついている車は避けた。

テレビドラマから一体何を勉強したんだろう。

「跳び越えなきゃならない塀があるかどうかを確認すること。追われたときは人ごみに紛れ込むこと。でも一番勉強になったのは、こそこそするってこと。」

「作業をするときには、靴下に手を入れてたんだけど、スピーカーを外してるときに手を切ったんだ。そのとき、血のついた靴下を現場に置いてきちゃった。DNA鑑定にかけられるんじゃないかってびびったよ。」

DNA鑑定もしっかり勉強していたようだ。

彼は捕まったが、向学心に燃えている。「車の盗み方をマスターしようと思ってるんだ。」

メキシコの警察じゃ、アメリカの少年には勝てないかもしれない。

参照: Teen suspect got crime tips viewing 'CSI'