翻訳者魂

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コンピュータ修理業 電話なりやまず

2005-03-31 00:00:13 | PC
ある日、ふと思いついたんだ。コンピューターのセットアップ方法を知らない人ってたくさんいるんじゃないかなって。コンピューターが動かなくなったときに、自分で直せる人なんってあんまりいないんじゃないだろうか、って。

早速、地元の新聞に広告を出してみた。「コンピューターのセットアップや故障でお困りの方へ すぐに直しにうかがいます。」

驚いたね。ほんとにびっくりしたよ。電話が鳴り止まなくなっちゃった。

ソフトってとっても複雑なんだ。ひとつだけでも複雑なのに、それがいくつもいくつもインストールされてるだろ。それがコンピューターだよ。そんなものつい最近までみんな持ってなかったんだ。

コンピューターに比べりゃ、冷蔵庫や電気ストーブや洗濯機なんて子供のおもちゃさ。メカは単純だし、部品の数だってわずかだろ。機能って言ったって、冷ましたり、暖めたり、回したり、ってだけなんだよ。

それなのに、コンピューターってさ、すんごい台数が売られてるだろ。ソフト満載でさ。でもみんな、コンピューターの仕組みなんってわかってないだろ。そんなこと知る必要もないしさ。Microsoft Windowsがあれば、ソフトなんて簡単に使えるしね。クリック一回でどんなに大量のデータが処理されているかなんって気にしてないよね。

でもさ、コンピューターって複雑なものだから、動かなくなるっていうのも必然なんだよ。

家庭電化製品や自動車が故障したら、修理を頼むよね。でも、コンピューターが壊れたときは、誰を呼べばいいの?

何ヶ月か前、ぼくは、家庭やSOHOを対象としたコンピューター修理のサービスマンっていっぱい必要なんじゃないか、って思いついたんだ。それで、地元の新聞に広告を載せたってわけ。

電話が鳴り止まなかった。電話をかけてきたのは子供からお年寄りまで幅広い年代の人々だったし、仕事もばらばらだった。例を挙げようか?

・ 80歳くらいの人。彼は、ノートパソコンを買って南アフリカに住んでいる娘さんとメールのやり取りを1日だけ楽しんだ。次の日、インターネットに繋がらなくなった。

・ 小説家。理由はわからないけどコンピューターがクラッシュし続けるんだって。

・ 主婦。子供がコンピューターを使って宿題をやってたときに、アダルトサイトの広告がポコポコポコポコ表示されるようになっちゃったって。

大抵の問題は、ウィルスかスパイウェアが原因だった。ソフトウェアの相性が悪かったっていうのが数件。ハードウェアが壊れてたのはたった1件。

たくさんの人がぼくに電話をしてきたけど、その人たちに共通することが一つあったんだ。それは、コンピューターがいかに楽しいか、いかに簡単かをコマーシャルで何回も聞いてたってこと。買ってびっくり。ひどく難しい。それで途方に暮れるってわけ。どこの誰に助けを求めればいいのか皆目見当がつかないんだな。

小さな会社からもたくさん電話がきたよ。

小売業者はそんな小さな会社にどんどんコンピューターを売りつけてるんだ。そんな小さな会社じゃ、メールがストップしても、助けを求められる人が回りにいない、ってことになっちゃう。

小さい会社なんだから、高価なサポート契約は結べないだろ。壊れたコンピューターを梱包して、送って、直るまで待つなんて時間もないしね。

すぐに現場に来て直して欲しいのさ。そうしなきゃ仕事が止まっちゃうんだもの。すぐに直してくれる人がいれば、ちゃんと料金は払ってくれるよ。

いろんな新聞を見てみたんだけど、同じようなサービスがいっぱい見つかったよ。ぼくがフロンティアっていうわけじゃあないんだな。コンピューターを勉強している学生やフリーランスのプログラマなんかがアルバイト感覚でやってるみたい。

でも、こういうサービスが始まるまでは、何の資格もないアマチュアが、ちょっと前までは存在してなかったような機械、つまりコンピューターを手探りで直してたんだぜ。考えてみるとゾッとするよね。

子犬って、だいたいパーツは500くらいだろ。そんなのでも病気になったらアマチュアじゃなくって、ちゃんと資格を持っている犬類サービスエンジニアのところに行くもんね。

パソコン修理!!作業料金固定の9800円


参照: Technical support for the neighbours