翻訳者魂

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圧力に屈し、食の安全性を放棄

2005-03-11 17:48:16 | 政治
BSE全頭検査緩和、食品安全委が新基準容認へ (読売新聞) - goo ニュース


牛肉輸入停止の長期化にいらだちを強める米国は9日、ブッシュ大統領が小泉首相に電話で輸入再開時期の明示を求めるなど、対日圧力を強めており、島村農相は11日の閣議後会見で「早急に結論が出るとありがたい」と述べるなど、関係閣僚からも食品安全委の早期審議を求める声が高まっていた。


BSE Expert Says Japanese Case Implies Larger reakを見てみよう。

2003年に日本で生後23ヶ月のBSE感染牛が見つかった。

同年10月までに、BSE感染牛は全世界で約180,000頭見つかっているが、生後24ヶ月未満の感染牛は、BSE感染牛15,000頭に1頭の割合にすぎない。

ミネソタ州立大学でBSEを研究するWill Hueston博士は、生後24ヶ月未満の牛にBSE感染個体が見つかったことについて、「稀なケースです。汚染された飼料を大量に摂取したということでしょうね。汚染飼料を大量に摂取すると、潜伏期間は短くなるのです。」と説明した。

日本では食肉として出荷されるすべての牛を対象にBSEの検査が行われているが、アメリカでBSE検査の対象となるのは、牧場で死んだ牛、および神経系統に障害が現れた牛だけなのである。

Hueston博士の言葉を繰り返そう。

「汚染飼料を大量に摂取すると、潜伏期間は短くなるのです。」

生後20ヶ月未満の牛は本当に安全なのだろうか?

デジタルなら正確?電子投票を信じるな

2005-03-11 02:46:54 | 政治
電子投票「手書き」に逆戻り 岡山・新見市

新見市は、選挙の正確さ・公正さ・安全性よりも、開票の速さを求めるという記事。

総務省選挙部によると、電子投票は全国10自治体が延べ12回実施、今後も順調に普及するとみている。

電子投票を体験した目の不自由なマッサージ業者(75)は「電子投票は音声案内があり楽だった。今回採用されず、残念」と話し、市選管は「次回は実施したい」としている。

総務省が普及を目指す電子投票だが、さてコンピュータは信じるに足る投票手段なのだろうか?

アメリカ合衆国メリーランド州では昨年11月の選挙で電子投票が実施された。その後のモンゴメリ群の調査によると、郡で使われた2,597機のうち、189機 (7%) でエラーが発生。58機は起動せず、106機は画面がフリーズした。2,475機では最低150票が処理されたが、投票数が50票以下だったコンピュータが122機 (5%) あった。

しかし、州政府は、州の調査では故障率は0.4%であり、失われた票は無かったと発表した。

さて、あなたなら州と郡のどちらを信じるだろうか?

参照: Report shows problems with some Maryland e-voting machines