昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

保守と革新

2021-10-09 09:45:12 | 日記
ややセピアがかった秋の日差しが水上の田んぼ畦脇のコスモスを暖かく包んでいます。 コスモスの淋しさ誘ふ糸葉なる 原石鼎

糸状に裂けたその葉は、陽の光を受けるには物足りない気はしますが、風の圧力を緩和し水分の流出を防ぐには適した構造で思い切った生存戦略と言えるでしょう。それは風の強い荒れ地に適応できると同時に、日当たりが悪かったり水捌けの良くないところでは生存できないことを意味します。

秋桜と呼ばれても明治にメキシコ辺りから来た観賞用の外来種で、河川敷等に植えられることも多く既存の生態系との摩擦も問題になるようです。穏やかな日常を突然の侵略によって脅かされる事の恐ろしさ。一度滅びたものの復活は、限りなく低い可能性で本当に困難でしょう。

それでも、生きるためには対応するしかありませんし、実は必要なことであったりもします。そしてそれに対し足搔くのが、生物として生まれたものの義務の様な気もします(結果はわかりませんが)。

急激で大きな変化は既存種の絶滅の確率を上げることとなるかもしれません。願わくばゆったりとした環境変化でありますように、人類社会も含めて。

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