祐さんの散歩路 Ⅱ

日々の目についたことを、気ままに書いています。散歩路に咲く木々や花などの写真もフォトチャンネルに載せました。

・ 常磐自動車道の開通

2015-03-15 00:28:30 | 原発事故
平成27年3月1日に日本政府は、常磐自動車道のもっとも危険な地域を開通させました。浪江ICから常磐富岡ICまでの14.3キロの区間です。この地域は「帰宅困難地域」の指定されている所です。
この様な地域は、チェルノブイリ原発事故のあった旧ソビエトでは軍隊が厳重に出入りを監視しています。アメリカでは軍隊でさえ危険なため近づきません・・・・・そのような場所を一般の国民を平気で通過させる????

日本政府や官僚の感覚の酷さは驚きとしか言いようがないですね。

常磐道と帰宅困難地区


この高速道路には放射線の計測値が表示できるようになっています。
NEXCO東日本では「放射線のリスク」をホームページで発表しています。ずるいことに全区間での放射線量を表示せず、それぞれのインターチェンジ間での数字として小さく見せています。

1:南相馬IC -浪江IC     0.067 マイクロシーベルト
2:浪江IC  -常磐富岡IC   0.20  マイクロシーベルト
3:常磐富岡ICー広野IC     0.170 マイクロシーベルト

これらの数字はNEXCO東日本が発表していますが、政府がらみの数字は信用ができません。
高速道路上に設置してある線量計では、「5.3μシーベルト/h」となっています。しかも写真は雨の日であるから、線量は低く出ているはずですね。この数字を使って計算してみましょう。

常磐自動車道


浪江IC-常磐富岡ICの距離は14.3キロ。NEXCO東日本が発表している時速70キロで走行したと仮定して計算すると、写真線量計の「5.3μシーベルト」の影響を受けるのは12.26分となり、線量は「1.083μシーベルト」となり、上記の「0.2μシーベルト」とはかなりかけ離れています。

EUなどで言われている年間被爆量は、1ミリシーベルト以下とされています。先ほどの写真にあった5.3μシーベルトを年間換算すると、46.4ミリシーベルトになります。いかに危険な地域であるかがよく分かります。

この地域を通過させる政府も政府ですが、そこを通過して車に放射能を付け、他の地域に拡散させることが気にかかります。ガレキの問題と言い、100ベクレルという基準で汚染された食品を全国に販売させていることや、福島で20ミリシーベルト地域に住民を戻そうと計画していること等を考えても、決して国民の健康や安全を気にかけているとは思えません。

自分や家族の健康は、自ら判断で確保しないと安心できない日本になりました。
放射線のみならず、添加物は世界の一番多くを認めている日本政府・・・・・・日本に入ってくる遺伝子組換え食品は、日本のおコメの生産量の倍くらい数量が輸入されています。目に見えない危険は、自らの努力で避けねばならないですね。

・ 原発は国家ぐるみの粉飾決算

2015-03-04 23:21:31 | 原発事故


原発はコストが安いと嘘をつき、自民党と官僚がグルになって国民を騙し続けてきている。アメリカなどもコスト計算すると採算が取れないので新規の原発はもう存在しない。東京にある城南信用金庫理事長の吉原氏が、金融業の役割として社会的に受け入れられない事業に融資することは問題であると話しています。昔、第一勧業銀行の副頭取であった奈良氏が同じような事を話していたことを思い出しました。小さな事業でも社会のためになるのなら、それを育ているのが銀行の役割だと言っていました。どの業界に限らず、世の中にはまともな人間は必ずおりますね。アベシを担いでいる自民党にも、まともな議員がいれば良いけど、ちょっと無理でしょうかね・・・・・以下、ロイターニュースから転載します。





インタビュー:原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長
2014年 04月 18日 18:30 JST


[東京 18日 ロイター] -脱原発路線を強力に主張する異色の地域金融機関トップとして知られる城南信用金庫(本店・品川)の吉原毅理事長が、ロイターのインタビューに応じ、原発コストが安いというのは将来負担を無視した国家ぐるみの粉飾決算に近いとの見解を示した。

また、新エネルギーの開発が新しい経済の活力を生み出すとの持論を展開した。
東京・神奈川を地盤に信金業界2番手の総資産3兆6000億円を持つ同信金は、地銀中位行に匹敵する規模を誇る。そのトップとして、金融業とエネルギーの政策のかかわりあいに関し、どのような本音を持っているのか聞いた。


―金融機関のトップが、政治的発言をするのが極めてまれだ。

「金融は、政治にかかわるべきではなないという意見がある。それは本来、権力にかかわることで金融が求めるべき理想がねじ曲げられ、利用されてしまう懸念が生じるために生まれた考えだ」
「しかし、金融に限らず企業の目標は、より良い国や社会を構築することだ。すべての企業は、理想の実現のためにある。経営者は、金儲けだけ考えればいいというのはおかしいのではないか」


―国論を二分する1つの側に付くことで、顧客からの不評を買わないか。
「消費者のニーズに応えることが企業、つまり消費者主権という考えは間違えていないか。例えば当社は、投機のためのゴルフ会員権購入のための融資はお断りする。そういう資金使途には貸せない。健全性とは何かを考え、顧客にも説明していく。それが金融マンの役割だ」

「福島第1原子力発電所の事故で分かったことは、将来の世代に責任を持てないエネルギーということだ。もはや原発は反社会的存在だ。原発を造る金を貸せと言われたら、お断りする」


―電力債は、金融機関の運用手段としても重要だ。
「東電の株式と社債は、事故後に売却した。金融機関は公共的な存在だ。東電の株式や社債に投資をするわけにはいかない」


―経済界の中には、コストの安い原発を稼働しないと、日本経済が立ち行かないという意見が多い
「原発のコストの方が低いという人で、いやしくもビジネスマンや経済に携わる者ならば、会計の原則ぐらい勉強していただきたい。コスト計算には、直接原価と間接原価があり、そこで総合原価計算が行われる。原発は、今あるウランを使うだけならば直接原価は低い」

「では、その結果の間接原価はどうなのか。将来の廃炉費用や、使用済み核燃料の保管料や処理費用、工事費や人件費、地代がカウントされているのか。カウントされていない。われわれは今、時価会計で、将来に発生するキャッシュフローをすべて現在価値化し、負債計上している。原発にはそれが入っていない

「1回事故が発生したら、天文学的なコストがかかる。貸し倒れ引当金の積み立ての考え方を入れれば、とんでもない引き当てを積まなければならない。これは、不採算というのではないか。国家ぐるみの壮大な粉飾決算だ」


――原発の再稼働ができなければ、値上げしなければならない。顧客の中小企業にとっても、それは経営上の困難になるのではないか
「まず、原発の将来に発生する未計上のコストをちゃんと計上しなければならない。その上で、原発を再稼働させたら、もっと値上げをしなければならない」

「新しい電力産業が勃興してくれば、新産業としてモノづくりの復活にもつながる。例えば、石炭ガス化コンバインド発電やソーラーパネル、さまざまサービスも増える。工事やモノづくりに携わるわれわれの顧客たちにも恩恵がある。原発の再稼働では、新産業は生まれない


――経常赤字を懸念する指摘もある
「燃料の輸入によって、貿易収支が悪化し、経常収支が赤字に陥るのは日本経済にとってマイナスだという指摘は、本当に正しいのか。経常収支が赤字でも成長している国はたくさんある。日本は、黒字を溜め込み、結果的に円高になり、デフレから抜け出せなかった。輸出入のインバランスは、為替で調整される」


――大手銀行は、福島第1原発の事故後に、東電に対して巨額融資を行った。どのように評価する
「第2の住専問題だという気がする。当時も、政府が保証するからとみんなが貸して、最後は損失となった。1980年代のバブル時も金融機関は公共性という考えを放棄し、その後、大きなツケを払わさられることになった。金融機関は、引き返す勇気を持つ必要があると思う」


――大手行は公共性を考えて貸しているのではないか。
「それは、公共性を勘違いしている。東京電力を生かすことが公共性ではない。安全でコストの安い電力サービスを継続的に安定的に保証することが公共性なのではないか。もっと見識を持たなければならない」

(インタビュアー:布施太郎 浦中大我)

(布施太郎 編集:田巻一彦)

・ アメリカ政府が発表したストロンチウムの汚染地図

2015-03-01 23:12:23 | 原発事故


毎週日曜日にホワイトフードさんが放射能の影響について発表しています。今回はアメリカが発表したストロンチウムの数字を日本地図に落とし込んで作成しています。ただ数字を並べられても分かりにくいのですが、地図に棒グラフを書いてくれるので、私たちにも一目瞭然ですね。
日本政府は、原発事故は無かったものにしたいがために、何が事実なのかを発表しません。海外の情報の方が確かですね。以下転載します。



アメリカ政府が発表したストロンチウムの汚染地図
2014.12.10

(1)アメリカ政府が発表したデータを基に、日本のストロンチウム汚染状況地図を作成いたしました

ストロンチウム

アメリカ政府が発表したストロンチウムの汚染地図


Sr90は多くの拠点で検出されておりますので、関東のところの数値だけ列記致します。

神奈川県
横須賀 15.83Bq/kg、平塚 10.62Bq/kg 相模原市 5.14Bq/kg
(相模原市を上野原市と表記しておりましたが、地名の間違いでございました。大変申し訳御座いません。)

千葉県
成田市A 18.60Bq/kg、成田市B 11.30Bq/kg、香取市 8.00Bq/kg

茨城県
龍ヶ崎市 4.45Bq/kg、神栖市  5.64Bq/kg

栃木県
小山市 7.02Bq/kg、栃木市 18.10Bq/kg、鹿沼市 3.03Bq/kg
日光市 5.2Bq/kg

群馬県 34.68B/kg

など、他多数ございました。


(2)ストロンチウムのリスク
ストロンチウムは骨に吸着すると、排出するのに5年間で25%しかでてこない。また、骨に吸着し、白血病の原因になると言われています。(注釈1)
ストロンチウム




(3)ストロンチウム検査の重要性
チェルノブイリ事故後に多くの被害者を出したベラルーシの学校給食では、放射性セシウムに加えて、ストロンチウムの検査もしております
同じくレベル7の原発事故を起こした日本においても、食品のストロンチウムの検査は大切であると考えております。(注釈2)



・ 「核のゴミ捨て場」計画が着々と進行中

2015-02-25 19:50:16 | 原発事故


官僚の一部と政府が責任逃れをしつつ、自分達の利権を拡大するには、都合の良いように法律を変えることと、基準値を勝手に変えることである。それは決して国民の将来にわたる健康や安心を考えたものでは無く、あくまで官僚と政府の責任逃れと利権獲得のためだけの行動である。今のアメリカ社会が正に良いお手本で、いずれ日本もアメリカみたいにひどい状態になるのかもしれないですね。貧富の差が拡大し、貧しい者は借金の代わりに戦争に参加せざるを得なくなり、BMOの人体実験と放射能の人体実験を、壮大なレベルで行われる・・・・・早く、日本を脱出した方が賢明かもしれないですね。以下、「あざらしサラダ」さんのブログより転載します。




【緊急投稿】列島「核のゴミ捨て場」計画が着々と進行中



日本列島全体を「核のゴミ捨て場」とする計画が着々と進行中のようだ。

【重要なので復習】
「世紀の愚策」と言われた「震災がれき広域処理」を可能とした二つの特措法→「災害廃棄物処理特措法」と「放射性物質汚染対処特措法

「災害廃棄物処理特措法」により「処理費用の全額国負担」と「国の代行処理」が可能となった。そして環境省は1兆円を超える復興予算を獲得し、予算消化のため必要性のない広域処理に固執した。

災害廃棄物処理特措法


一方、従来の「原子炉等規制法」では、クリアランスレベル(100Bq/kg)以上の廃棄物は厳重に管理して六ケ所村に運んで処理していたが、「放射性物質汚染対処特措法」により「8000Bq/kg以下は放射能汚染されていない廃棄物」として処理可能となった。
放射性物質汚染対処特措法



はじめの「災害廃棄物処理特措法」については、環境省は特措法ではなく恒久法とするよう法改正を検討中だ。

◆巨大災害のがれき、国が撤去…法改正案提出へ

: 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

巨大災害時に大量に発生するがれきなどの災害廃棄物を迅速に処理するため、政府は、市町村に代わって国が処理できるようにする関連法改正案を今国会に提出する方針を固めた。
東日本大震災で災害廃棄物の撤去が進まず、復旧の妨げになったことを教訓に、想定される南海トラフ巨大地震などの巨大災害に対応できる体制を整備する。
環境省によると、東日本大震災では、13道県で計約3120万トンの廃棄物が発生。処理能力を大幅に超えた市町村もあり、撤去は大幅に遅れた。国は震災発生から約半年後の2011年8月、特措法を作って一部の地域で国が処理を代行することにした。
ただ、想定される南海トラフ巨大地震では東日本大震災の約11倍、首都直下地震でも約3倍の廃棄物が発生すると見込まれており、特措法では処理が遅れる恐れがあるため、恒久的な法整備が必要と判断した。

しかし国が前面に出て処理すれば、環境省は住民合意よりも予算消化を優先した処理を強行することが、震災がれき広域処理や指定廃棄物処理で実証済みだ。


もう一つの「放射性物質汚染対処特措法」については、すでに杜撰な廃棄物処理の合法化と環境省の責任回避を目的として規則改正を検討中だ。


◆杜撰な廃棄物処理の合法化と環境省の責任回避が目的の規則改正

(1/20までパブコメ実施中)

今回の規則改正は、従来の廃棄物処理法等で実施してきた規制を撤廃し、がれき処理や除染廃棄物処理などで問題が表面化した杜撰な放射性廃棄物処理を合法化するトンデモない内容だといえる。

おそらく、次に来るのは「放射性物質汚染対処特措法」の恒久化をめざした法改正だろう。

【2/17:追記】
地方の声を代弁者にして法改正の世論を作る動きもすでに出てきている。
恒久法に


「そんな大げさな」と思われる方、もうすでに進行しているんです、あなたが知らないだけで。

【2/18:追記】全国にばらまかれる放射性廃棄物
全国にばらまく汚染廃棄物






◆廃炉廃棄物の処理について



原発事故以前は

クリアランス制度


原発事故以降、次々と規制緩和される放射性廃棄物処理
愛媛県伊方原発の廃棄物処理


静岡県岡浜原発の廃棄物処理


茨城東海原発の廃棄物処理


こうした杜撰な放射性廃棄物処理の既成事実化により、従来の「原子炉等規制法」で定めていた放射性物質の規制(クリアランスレベル)は「なし崩し」となり、日本列島全体が「核のゴミ捨て場になる日も近い。

【2/23:追記】
ついに来た、「恒久法」化につながりかねない「特措法」見直しの検討開始
「テロ」より恐ろしい「放射性物質汚染対処特措法」附則

2015年2月16日付けの「建設通信新聞」によれば、環境省は2014年度内にも「検討会」を立ち上げて「放射性物質汚染対処特措法」見直しの検討を開始するらしい。そして2015年夏頃には「特措法」施行状況の点検結果をとりまとめるそうだが、現時点では「見直しの方向性」や「点検項目」などの詳細は不明だ。

しかし、福島県双葉町および大熊町に整備を予定している「中間貯蔵施設」や、宮城、栃木、茨城、群馬、千葉の5県に整備を予定している指定廃棄物「最終処分場」などの計画は、地域住民の強い反対もあって政府・環境省が思い描くようには進んでいない。

加えて、福島第一原発は全く事故収束の目処が立っておらず、事故から4年が経過した今でも放射性物質が漏れ続けており、このままだと「特措法」が「恒久法」になりかねない状況にある。

この延長線上にあるのが、当ブログで何度も紹介してきた「特措法」と「原子炉等規制法」の二重規制解消を狙った放射性廃棄物の大幅な規制緩和だ。

なぜなら、クリアランスレベル(100Bq/kg)の80倍という今の「特措法」基準(8000Bq/kg)を、将来にわたって「間違ってなかった」と主張するためには、クリアランスレベル自体を8000Bq/kgに規制緩和することが一番の近道だからだ。

そしてこの規制緩和により、従来は黄色いドラム缶に入れて厳重に管理していた放射性廃棄物が、全国各地にある普通のゴミ処理場で焼却・埋め立て処分されるようになる。さらに焼却灰や汚泥なども資源としてリサイクルされ、日本中を循環するようになるだろう。

これらが現実となった時こそ、文字通り日本列島が「核のゴミ捨て場」となる日だ
日本原発マップ





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・ 被災者の不安に寄り添わない日本政府の対応を厳しく批判

2015-02-18 16:50:54 | 原発事故


原発事故によって多くの東北住民や関東の住民は、生活を変えざるを得ない状況に追い込まれている。それに対する東電は勿論の事、政府も裁判所も、住民の生活をすぐにでも立て直す責任は全く意識していないようですね。日本国内が崩壊しているので、国外からの外圧が必要だとノーム氏は教えてくれています。@動画より転載します。



2014年3月26日 仕事・生活 タグ: ノーム・チョムスキー, 原発問題

「世界最高の論客」と評されるノーム・チョムスキー氏が、自主避難を余儀なくされた福島の親子らと面会/被災者の不安に寄り添わない日本政府の対応を厳しく批判




2014年3月4日に、アメリカの著名な言語学者で哲学者のノーム・チョムスキー氏が、東京都内のホテルで、自主避難を余儀なくされた福島の親子らと面会した時の映像を紹介します。
(所要時間:約18分)


動画の内容
ノーム・チョムスキー氏

ノーム・チョムスキー氏


東京電力福島第一原発事故から3年がたとうとしている。来日した米国人の言語学者ノーム・チョムスキー氏(85)が、自主避難を余儀なくされた福島の親子らの訴えに耳を傾けた。いまだに不安や恐怖にさらされている被災者たち。「世界最高の論客」と評されるチョムスキー氏の目に、この状況は、どう映るのか。
(林啓太)


◆政府は常にウソで言い含める


無防備な子どもたちが、放射線の危険にさらされている。恐ろしいことだ」。(※2014年3月)4日に東京都内のホテルで福島の親子らと面会したチョムスキー氏は嘆いた。

チョムスキー氏と会ったのは、福島市に住む武藤恵さん(40)と小学3年生の長女玲未(りみ)ちゃん(9つ)の母子、福島県郡山市から静岡県富士宮市に自主避難した長谷川克己さん(47)の3人。長谷川さんは妻、小学2年生の長男(8つ)、長女(2つ)の4人暮らしだ。

恵さんの自宅は福島第一原発から約60キロ。「政府は換気扇を閉めて、外出する時はマスクを着けるように、ということしか教えてくれなかった」と、当時の混乱を振り返った。

山形県に週末だけ自主避難していた時期もあったが、経済的な問題もあり、やめた。「事故後、子どもの体調が良くない」という。国は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射能汚染の情報を隠していた。それなのに「『安全宣言』をした。周りは事故前と変わらない日常に戻ってたように見えるが、そうではない」と、放射能の恐怖にさらされている現実を訴えた。

長谷川さんは、郡山市内で介護事業を営んでいたが、事故の5カ月後に自主避難した。「将来、健康被害が出たら、お金で償われても元には戻れない。子どもを守ろうという思いだけだった」。避難先の静岡での生活については「日雇いの工事現場の作業員をして食いつないだこともある。経済的に安定せず、心もとないです」と切々と語った。

自主避難者は十分な補償が受けられない。東電からの補償金も避難区域内に住んでいた避難者に比べて乏しく、経済的な負担が重くのしかかる。

チョムスキー氏は、両手をテーブルの上で組んだり、沈思するように右手をあごに当てたりしながら、静かに親子らの会話に耳を傾けた。話の合間に「ほかの親はどんな対応をしているのでしょうか」 「放射線の被害に理解のある医師からケアを受ける機会はあるのでしょうか」問い掛けた。

「子どもらがどんなに不安でも、政府というのは心配するなとウソで言い含めようとするものなのです」。米国とソ連の緊張が核戦争の寸前まで高まった1962年のキューバ危機のころのことをとつとつと語った。「私の娘の友達の中には、戦争になれば生き残れないと不安そうな子もいた。米政府は『米ソの緊張関係は危なくない』と宣伝した。私の娘は学校の先生から『核戦争が起きても机の下に隠れれば大丈夫』と言われたんですよ」


◆最も弱い子どもらがどう扱われるかで 社会の健全さ問われる


緊張した面持ちでチョムスキー氏の顔を黙って見つめていた玲未ちゃんは、周囲に促されて「武藤玲未です」と自己紹介。チョムスキー氏も、この時ばかりは柔和な表情を見せ、「日本に50年ぐらい前にも来たことがある。私の娘がちょうどお嬢ちゃんと同じくらいだった」と懐かしがった。

チョムスキー氏は、ベトナム反戦運動に関わって以来、外交や大企業優遇の政策で米政府がろうするウソや秘密のやり口を徹底的に批判してきた。

米中枢同時テロの後、米国のアフガニスタン侵攻やイラク戦争について強い反対意見を表明。最近では、米国内の貧困問題でも積極的に発言している。

福島第一原発事故の後、2011年9月に東京都内で開かれた脱原発集会の際、支持を表明する連帯メッセージを寄せた。福島の親子らと面会したのは、福島の子どもたちの「集団疎開裁判」を支援してきた縁からだ。

12年1月、「最も弱い立場の子どもらがどう扱われるかで社会の健全さが測られる。私たち世界の人々にとって裁判は失敗が許されない試練だ」と集団疎開裁判を支持するメッセージを寄せている。上智大での講演を機に来日したチョムスキー氏が、「ぜひ、親子と会いたい」と会談を要望し、実現した。

集団疎開裁判では、郡山市に住む児童と生徒14人が、空間線量が年間1ミリシーベルト未満の地域に疎開して教育を受ける措置を市に求め、仮処分を申し立てた。

司法の判断はつれなかった。福島地裁郡山支部は11年12月、申し立てを却下。仙台高裁は13年4月「福島原発周辺の児童・生徒の健康に由々しい事態の進行が懸念される」としながらも抗告を却下した。

福島の親子らは(※2014年)4月にも、約10人の子どもを原告として、地元の自治体を相手に集団疎開を求める行政訴訟を起こす予定だ。

チョムスキー氏は、親子らに「政府に対する外圧を上手に使うことだ」とアドバイスした。「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)などの権威のある国際的な団体と健康被害の調査について連携し放射線の被害を広く訴えることもできる。日本政府に被害を隠すことは恥ずかしいと思い知らせられればよい」

「日本は広島、長崎の原爆を経験し、放射線の怖さを知っているはず。それなのに、政府が被災者の不安に寄り添わないとは。言葉にならない」と日本政府の対応を厳しく批判した。

チョムスキー氏は、「こちら特報部」のインタビューに、安倍政権についての懸念も表明した。「日本の超国家主義者は平和憲法を無くそうとしている。安倍晋三首相らが靖国神社に参拝し、従軍慰安婦を否定しようとするのは、日本を帝国の時代に戻そうという狙いがあるのではないか。ヒトラーが権力を掌握していく過程を思い起こさせる」

集団的自衛権の行使容認についても「集団的自衛権と言えば聞こえは良いが、実態は戦略戦争だ。米政府も戦争を国防と言い換えるが、それに似ている。だまされてはならない」と指摘。自民党の石破茂幹事長が特定秘密保護法の抗議活動に対し、「テロ行為と本質は変わらない」と言い放ったことに触れ、「政府は市民の反発を恐れている。テロリストというのは、権力側が反対する市民にレッテルを貼っているだけだ。強制や弾圧を正当化する言い訳にすぎない」と話した。

政府の過ちをただせるのは市民だけだ。困難だろうが、福島や日本全体で、政府が無視できない運動をつくり出してほしい。地域の市民のつながりを強化してほしい。それこそが状況を改善していく道だ」


<デスクメモ>

青いセーターにジーンズ姿。「現代最高の知性」は、ラフな格好で被災者の前に現れた。好々爺(や)のような表情で話を聞いていたが、いったん口を開くと、舌鋒(ぜっぽう)鋭い。人間の尊厳を守るための闘いで、市民と言論の力が重要だという固い信念を感じたという。声を上げ続けなければならない。 (国)



引用元:No Nukes 原発ゼロ

・ 多重がんで労災申請した元1F作業員のインタビュー

2015-01-23 02:50:10 | 原発事故
フェイスブックに福島原発の事故後に働いていた労働者のインタビューが載っています。内容を見ると、勤務せざるを得ない状況に追い込んでおいて、後日がんが見つかっても、政府も東電も知らん顔です。一個人ではどうすることもできなく、泣き寝入りする人たちは多いのでしょうね。原発事故によって、福島を含め多くの地域で健康被害が心配され、事故の後処理の作業員も使い捨てのような扱いで生活に困窮している・・・・官僚・政治屋・東電どこを見ても責任をとる者はいないばかりか、国民から復興税をかき集め使う先は福島とは関係の無いところ・・・・
何にしてもデタラメ過ぎますね。以下転載します。


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取材の記録 by Fuse Yujin
2015年1月18日日曜日

多重がんで労災申請した元1F作業員のインタビュー

今朝の東京新聞に、「元作業員『被ばくでがん』福島事故初期に従事 労災訴え:核心(TOKYO Web)」 という記事が出ていました。この記事で紹介されている元作業員の方には私も一昨年の秋にインタビューして、『世界』2014年1月号に書きました。編集部の了承を得て、以下に転載します。

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 福島第一原発の事故発生以来、収束作業に従事した労働者はこの一〇月で三万人を超えた。そのうち約三割は一〇~三〇代の若者で、今後、がんなど晩発性の健康障害の発生が懸念される。
 国は長期的ながん検診など「調べる」制度はつくったが、実際に発症した場合の包括的な補償の枠組みは存在せず、労災を申請するか、原子力損害賠償法により東電に損害賠償を請求するほかないのが現状だ。
 今年八月、二〇一一年七月から一〇月まで同原発で働き、その後、膀胱、胃、大腸にがんを発症した札幌市在住の男性作業員(五五歳)が労災を申請した。この男性に話を聞いた。

――イチエフで事故収束作業に従事したのは、どういう理由からでしょうか

 震災の前は、ずっとダム造る仕事してたん。京極の山を上がった標高八〇〇メートルくらいの所にすり鉢状の池を、その下にダムを造って、夜間に余った電気を使って下のダムの水を上の池に汲み上げ、それを日中に落として電気を起こす。日本に四基しかないでっかい揚水式発電所。その仕事に一〇年以上行ってたんだ。ようやくダムが完成した次の年にあの震災だった。
 (イチエフの仕事は)震災直後の三月中からオファーはきてたけど、家内から「あんな危ないところ行っちゃ駄目」と言われて何度も断ってたんだ。でも、六月上旬に会社から電話があった時は、福島に行ってもらわないと次の仕事はないって言われた。当時は民主党政権で公共事業が削減されて仕事も薄かったし、それでしょうがなく引き受けたのさ。

――それで七月からイチエフで働き始めたわけですね

 現地に着いたら、全国津々浦々から集まってきていた。頭を見たら白髪の人ばかりで、俺なんか若い方だった。
 まず、Jヴィレッジ(事故後、収束作業の拠点とされたサッカーのトレーニング施設)で放射線や装備なんかの教育を受けて、東電の試験を受けた。試験と言っても、教科書みたいのを見ながら記入していく。じゃないと、受かる人いないんだから。形式だけ。
 ちゃんと頭に入っているかというと、現場でマスクを外して水を飲んだりしたらいけないということくらい。あとは、なんぼ勉強したって、俺たちそんなに学がある人間じゃないから、右から聞いて左から抜けていく。

――恐怖心はありましたか

 恐怖はあったね。もし、線量高いところだけ空気がピンク色になっているとかだったらわかるけど、目に見えないでしょ。だから、どこからどこまでが危ないかわからない。
 それに当時は、爆発した原子炉建屋からまだ煙がモクモクと上がっていたんだから。初日にあれを見て、みんなで「うわぁ、とんでもねえところに来てしまった」って言ってたんだから。ほんとすべてが恐怖だったよ。

――現場では、具体的にどんな作業をされたのでしょうか

 俺たちは、ゼネコンのJVの無人化プロジェクトと言って、建屋周辺の瓦礫を無人重機で撤去していく仕事。
 一〇トントラックの荷台に箱が載かってて、中にモニターが何十台もあって、それを見ながら俺たちオペレーターが無人重機を操作する。オペは、(瓦礫を)挟む人と切る人と運ぶ人、そしてカメラを操作する人がいて、後ろには指示をする職長がいて目を光らせている。たまに東電社員も来ていたよ。
 無人と言うけど、全部無人ではできない。それが問題なんだよ。

――どういうことでしょうか

 建屋の周りには、でっかい側溝みたいなのがたくさんあるんだ。その上に鉄板を並べて、そこに重機を載せて動かすんだけど、無人ではできないんだわ。
俺も一五歳から重機乗ってるけど、あんなのは初めて。モニター見ながら操作するんだけど、見える範囲は狭いし、音もなければ感覚もない。エンジンがかかったかどうかも、カメラをズームインさせて煙が出てるかどうかで確認しないとわからないんだから。
 もし(重機が)側溝にずり落ちちゃったりしたら大事だから、そういう時は一〇キロ以上ある鉛のベストを着て、三〇分交代で重機に乗ってやったよ。
それに、機械の爪では大きい物は取れるけど小さい物はとれないんだ。だから、東電に「もうちょっときれいにならないか」と言われて、しょうがないから重機で砕いた小さな瓦礫を手で持って運んだりもしたよ。元請の所長自身がやってるんだから、俺たちもやらないわけにはいかないでしょ。
 線量が高いから赤いスプレーで「×」印(触るなの意味)がされているような瓦礫も運んだよ。重たいから腹で押さえたりして運んだ。やりながら、これやべえなぁと思ったけど、そうしないとできないからね。そういうのは、数え切れないくらいあったよ。危ないから「無人化」ってなっているのにね……。

そんな高線量の瓦礫を体に密着させて運んだら、APD(個人用警報付線量計)は鳴りませんでしたか

 当然鳴るよ。APDが鳴ったら、普通は作業を中止しなければいけないんだけど、現場はそうじゃないから。そのまま作業続行するか、少し線量の低いところに移って作業するか。こんなもん鳴ったからって、毎回退避していたら仕事になんないからね。
 でもしばらくして、これじゃ一ヵ月もしないうちに線量満タンになっちゃうよって言って、みんなでAPD外して作業するようになった。重機に乗る時や車から降りて作業する時は、タイベックのチャックを下ろしてAPDを外し、車の中に置いて作業した。
 だから俺の被曝線量は、放管手帳には五六・四一ミリシーベルトって書いてあるけど、実際は一〇〇ミリシーベルト以上浴びてると思ってるよ。

 
――指示をする現場監督や職長は、それを知っていたのでしょうか

 知っているも何も、彼ら自身もやっていたからね。
 でも、これはしょうがないんだわ。無人重機の操作を一通りやっと覚えた頃には三ヵ月くらい経ってしまってる。それで次の人が来るでしょ。でも、この人に教えなきゃなんない。50ミリが満タン(元請が決めている被曝上限)だとすると、50ミリを超えていても超えないように数値的には合わせて、この人たちができるようになるまで居なくちゃいけない。
 職長とか資格持った人はそんなにいないから、APDを置いていったりして俺たちより長くいる。お金が欲しいからいるんじゃなくて、そうせざるを得ないんだわ。そういう人は替わりがきかないから、四ヵ月のサイクルではまかないきれないんだわ。

――元請けのゼネコンもAPDを外していることをわかっていたと思いますか

 わかっていたと思うよ、職長があれだけ長くいるんだから。見て見ぬ振りだよね
 とにかく、言ってることとやってることが全然違うんだわ。朝の打ち合わせでは、あそこは線量高いから重機に乗るなよって言ってた所でも、やり出したら、覆工板が安定しないから重機に乗って有人でやったり。建屋の周りには太い配管とかバルブとかいろいろあって、実際に無人でやってバルブもいでしまって変な水が出てきたりしたこともあった。だから、結局は三〇分交代で機械に乗って有人でやるしかないんだ。
 原子炉の溶け落ちた燃料を冷却するためのホースや電源ケーブルなんかもむき出しであちこちに這っているからね。あんなのキャタピラで踏んづけたらアウトだから。だから、機械を移動させるのにも、すごく気を使うよ。
 重機だって、ものすごい線量被曝してて、キャビンには鉛をかぶせてるけど中に埃とかいっぱい入ってる。俺たちは、そういうのに乗って作業したんだ。大体、重機が壊れても、キャタピラだろうがコマツだろうがメーカーの人は部品を持ってくるだけで現場に来ないからね。普通は、壊れて電話したら、サービスですぐに来て直してくれるけど、あそこには来ない。

――ほかにも作業で大変だったことはありますか

 とにかく、あの暑さの中で、あの装備でやることだよね。
 一日三時間の仕事だったけど、最初の頃は一〇時間以上使われた気分がしたよ。全面マスクして作業していると、中に汗ががっつり溜まるんだわ。しょうないから、あごのところに隙間を空けてジャーって流したり。それに、マスクの前面がよく曇って、曇るということは空気が漏れているということだから、もっときつく締めるでしょ。そうすると頭が痛くなってね。
 それで作業終わって免震棟に帰ってくるでしょ。サーベイ(汚染の測定)を待っている間に倒れている人いるんだから。タイベックを脱いで下着が汗でべちゃべちゃになっているところに、クーラーがガンガンかかってるから、急に体が冷えて倒れちゃう。俺も倒れそうになったことあるよ。
 こんな過酷な環境で仕事してるのに、元請のゼネコンの所長は俺たちにこう言ったからね。
 「ここで熱中症になって一人でも倒れたら、全員帰ってもらうからな」
 そんな馬鹿な……って思ったよ。みんな嫌々来たところに、あの猛暑の中で全面マスクつけて作業するのに、こんなこと言ったんだから。おかしいでしょ。
 実際に倒れたら、東電の社員が倒れた作業員を取り囲んで始末書を書かせてるんだから。「倒れたらこうなるんだぞ。気をつけろよ」って。でも、気をつけろと言ったって気をつけようがないんだから。

――四ヵ月間収束作業に従事して二〇一一年一一月にイチエフの現場から離れた後に、膀胱と胃と大腸にがんが見つかったとのことですが、経過を教えていただけますでしょうか

 イチエフで仕事した翌年、宮城県の石巻に出張して震災の瓦礫処分とかの仕事をしていた。そしたら、ある日突然血尿が出て、びっくりして病院に行って検査したら膀胱に腫瘍があると言われて、すぐ手術したんだ。
 最初は、イチエフで仕事したことが原因だとは思わなかった。でも、今年になって東電からがん診断してくださいという文書が送られてきて、それで受けたら今度は胃と大腸にもがんが見つかった。それで、俺は絶対あれだなって確信した。だって、転移じゃなくて、全部原発性なんだから。
 イチエフに行く前も、毎年健康診断受けていたけど特に問題なかったし、うちの家系にはがんはいないから。こんなことって、あるかよって。

――なぜ労災を申請しようと思われたのでしょうか

 最初は東電に電話したんだ。「がんが見つかったけど、どうすんのよ?」と聞いたら、「治療費は自己負担です」と。そんな馬鹿なことあるかって言ってやったよ。
 だって、がんになる可能性があるから病院に行って検査してくれと言ってるんでしょ。それなのに、
 実際にがんになったら自腹だから。「じゃあ、あとのことどうすんのよ?」と聞いたら、「厚労省が指定している作業員健康相談窓口に相談してみてくれ」と。
 それで、厚労省が指定している相談窓口で一番近い北海道結核予防会に行ってみたら、今度は「私たちではわからないので、市役所の窓口に行って相談してみてください」と。。市役所の相談窓口って言ったら、生活保護でしょ? 言うのは簡単だけど、生活保護受けるには、家だって叩き売らないといけない。
 いくらになるかわからない小さい家でも、俺からしてみれば二五年間のローンを組んでこれを買うのも大変だったんだよ。それを、イチエフに行ったがためにがんになって、あちこちたらい回しにされた末に相談窓口に行ってみたら、生活保護もらえ? 何で俺が、そんなことしなくちゃいけないの?
 俺、本当に頭にきて、また東電に電話してやった。そしたら今度は「労基署に相談してみたらいかがでしょうか」と言うんだ。それで札幌の労基署に行ったら、初めて親身に話を聞いてくれて、労災申請の手続きも教えてくれた。八月中旬には、福島の労基署の人が札幌まで来て、二日かけて聴取していった。

――建設業界では、重層的下請け構造の中で労災を起こした業者は上の会社から仕事を発注したもらえなくなることから、いわゆる「労災隠し」が常態化しています。そういう中で労災を申請することに躊躇する気持ちはありましたか

 やっぱり悩んだよ。それをやったらどうなるかわかっているからね。
 でも、こうするしかなかった。だって俺、もう廃人だから。胃を全部とって、ご飯食べれないから一六キロくらい痩せた。膀胱がんの後遺症で、三〇分に一回トイレに行かなくちゃいけないので、夜も寝れない。こんなんで仕事復帰なんかありえないから。会社には去年の一二月に解雇されて、このままだったら使い捨てだから。それだったら労災申請するしかないな、と。
 病院もやたら金がかかるんだ。抗がん剤は三週間分で二万円以上。このほかに病院の診療代がかかる。もうすぐ傷病手当も切れるし、このままじゃ死ぬしかない。
 それで労基に相談したら、医療費だけはかからないようにしてくれたけど、それも立て替え。労災が認められなかったら返さないといけない。膀胱がんの抗がん剤治療で、一〇〇〇人に一人の確率で出る副作用に当たちゃって、今やっている最終手段の治療が駄目だったら膀胱をとらないといけなくなるかもしれない。そうなったら生命保険でなんぼか下りるので、それで何とかやっていこうと思ってる。
 労基署の人に「労災が下りるか、いつ決まるのか」と聞いたら、「何ヶ月か何年か、いつ決まるかはわからない」と言われた。でも、そんなことしているうちに俺死んじゃうよ。

――厚生労働省は、胃がんなどの労災認定の指針の中で、これまでの疫学調査の結果から固形がんの発症リスクが高くなるのは一〇〇ミリシーベルト以上だとしています。これについては、どう思われますか

 そんなの問題外だと俺は思う。熱中症だって、同じ現場で作業していたって、なる人とならない人がいるでしょ。同じ線量浴びていても、病気になるかどうかは人それぞれだから。

――イチエフに行ったことを、今どのように思っていらっしゃいますか

 こんなことになるんだったら、行かなきゃよかった。後の祭りだけどね。あの時、断って仕事干されても、行かない方がよかった。
 イチエフの免震棟には「作業員の皆様、命を顧みず来てくれてありがとう」なんて大きく書いてあったけど、いい法螺だわな。本当にそう思っているのなら、いざこうなったら「うちで何とかする」と言うはずでしょう。
 でも、厚労省の相談窓口に相談しろ、労基署に相談しろ、とたらい回しにして。東電の仕事をしてこうなったのに、東電のやつらは知らん顔。上の人間と話したいと言って連絡先を伝えても、電話もかかってこない

――私がこれまでに取材した作業員の中には、イチエフの事故収束作業に従事できたことを誇りに思うと話す方もいらっしゃいましたが、そういうお気持ちはまったくありませんか。

 今となったら、そんな誇りなんてひとつもねえや。こんな糞味噌に言われ、しかも労災が通るかどうかもわからない。もっと大事にしてくれんなら違うと思うよ。でも、使い捨てだもん。こんな仕事には誇り持てない。
 俺が誇り持てるのは、さっき言った日本に四基しかない揚水式発電所の仕事に携わることができたこと。あの原発は誇りじゃねえ。あれは大きな迷惑、俺にしたら。
 これから先、俺みたいな病気になる人がもっと出てくると思うよ。問題は、病気になった時に政府がどうしてくれるか。イチエフの廃炉作業はこれから四〇年、五〇年かかるのに、こんな感じでやられたら誰も行く人いなくなるよ。自分の命かけて、あんなところ誰も行かんって。
 もし労災が下りなかったら、自分だけじゃなくてこれからの人たちのためにも、裁判にかけてたたかうつもりだよ。



・ 福島県医大医師たちの、偽りの安全宣言!

2015-01-21 01:37:45 | 原発事故
フライディの記事を部分的に書きおこししたものがあります。ブログ「ウインザー通信」にその内容が掲載されています。福島県医大の医師とその家族には、福島事故直後にヨウ素剤を配り服用し、一般家庭には一切服用の必要が無いと配ってはいません・・・・当時の民主党の対応の酷さが分かりますね。以下転載します。

  ***************************************

安定ヨウ素剤を飲んでた福島県立医大医師たちの、偽りの『安全宣言』と狂いっぷり

フライディ


2011年3月の事故直後。
福島県庁は、県外の医療機関などから、114万錠のヨウ素剤を緊急収集し、各自治体に配ったが、服用については、指示を出すことを躊躇。
独自に決定した三春町を除いて、直接、県民に配られることはなかった
その理由を、県庁関係者は、こう説明する

「汚染に関するデータがなかったこともあるが、医学会の権威の意見が、大きく影響していました」…。
国が所管する放射線医学総合研究所は、3月14日に「指示が出るまで、勝手にヨウ素剤を服用してはいけない」とする文書を発表。

18日には、県の放射線健康リスク管理アドバイザーである山下俊一氏が、
「福島原発から30kmほど西に離れれば、被曝量は(年間限度量の)1ミリシーベルト以下で、ヨウ素剤は不要」と、医大の医師達を前に強調。
同氏は、県民向け講演でも、「子供は外で遊んでいても問題ない」と断言
県立医大も、患者や相談に来た県民に、山下氏たちの意見をそのまま伝え、ヨウ素剤を勧めていなかった

だが、医大内部資料によると、医師たちは、密かにヨウ素剤を飲んでいた

医大は、県から4000錠のヨウ素剤を入手。
1号機が水素爆発した3月12日から配り始め、多い所では1000錠単位で、院内の各科に渡していた。
しかも、医療行為を行わない、職員の家族や学生にも配布
資料には、「水に溶かしてすぐに飲むように」と、服用の仕方まで明記。
医大職員は言う。
「事故が発生してから、病院に来なくなった医師もいて、動揺が広がっていました。
院内の混乱を鎮める為に、上層部が、ヨウ素剤の配布を決めたようです。
しかも、服用を県に進言してない手前、配布については、かん口令が敷かれていました」

当時の国の基準によると、ヨウ素剤の服用が助言されるのは、
1歳児の甲状腺被曝線量が、積算で100ミリシーベルトになると予想されてる場合だが、
後に公表された試算値(3月12日~4月24日)では、原発から30km以上離れた伊達市でも、この水準を超えていたことが分かっている。

県立医大の医師達は、なぜ4000錠ものヨウ素剤を、自分達だけで飲んだのか。

医大は、院内関係者のヨウ素剤服用は『事実』だとし、こう主張する。
「情報やデータがないなか、医療機関として最後まで現場に残らなくてはいけないという認識のもと、
職員の動揺を抑える目的で、医大教職員と家族への配布に踏み切りました。
学生に配布したのは、不安が広がっていた為です。
かん口令を敷いた理由は、国や県から、服用指示の基準が住民に明確に示されない中、医大が独自の基準を作ってしまうことになるからでした」(広報戦略室)

ヨウ素剤を管理する福島県地域医療課は、当初、事実を確認できないとしていた。
だが、入手した資料を提示すると、医大への配布を認め、改めて、当時の課長が次のように説明した。
「ヨウ素剤は、福島第一原発から50km圏内にある、各自治体に配備しました。
住民への配布を指示しなかったのは、判断するデータがなく、踏み切れなかったからです
医大へ配ったのは、(多くの放射線を浴びる)被災地へ出向く医師を、対象としたもの。
医大が、家族や学生にまで配ったものであれば、疑問を感じます」

確かに、下手に服用指示を出せば、不安をあおり、情報も少なかったため、判断が難しい局面だった。
だが、ヨウ素剤服用について情報公開請求をした、「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」の郡山代表・武本泰医師は、医大の態度を批判する

「なかには、ヨウ素剤を求めて、医療機関に問い合わせるなど、奔走した母親もいるんです。
県民には安全だといって服用を勧めなかったにもかかわらず、自分たちだけ飲んでいたというのは、同じ医療従事者として許せません。
県も、医大に配布するなら、県民へ服用指示を出すべきだったでしょう」

現在までに、75人の福島の子どもたちが、甲状腺がん、もしくはその疑いがあると診断されている。

(※フライデー3月7日号・34~35P『安定ヨウ素剤を飲んでいた福島県立医大医師たちの偽りの「安全宣言」』より引用しました)



この連中が考えていた不安というのは、いったいなんだったのか……。
自治体も医師も学者も、人の命を預かる立場の者としての自覚も、責任感もなく、ただただ自己保身に専念。
なんとも悲惨で罪深い行為をし続けた挙げ句、こんなポスターを作っている。

ポスター


もうこれは、ホラーともいえる狂い様ではないか。

・ 新潟知事、東電社長を批判

2015-01-09 20:52:26 | 原発事故
まともな政治をしている泉田知事(新潟県知事)が、東電の社長を批判していると報道されています。
自由経済主義も、単に利益のみに走り出すと、一般社会にとって害が大きくなる過ぎますね。巨大になるとその利益を使って、国会議員を買収し法律を勝手に変えてしまう。弱者に対して裁判に持ち込み、金で権利を勝ち取る。札束を使って、地方自治体を好き放題にする・・・・・世の中、アメリカの行き過ぎに反感を持つものが多くいることも良くうなずけますね・・・日本の東電も全く体質は同じ・・・・官僚の天下り先としての企業だからね・・・・・
以下。転載します。

  ****************************************


新潟知事、東電社長を批判 「原発事故究明に後ろ向き
朝日新聞デジタル 1月6日(火)20時47分配信

泉田知事

会談した新潟県の泉田知事(右)と東電の広瀬社長=新潟県庁


 東京電力の広瀬直己社長は6日、新潟県の泉田裕彦知事と会談した。広瀬氏が柏崎刈羽原発の再稼働に理解を求めたのに対し、泉田氏は「福島第一原発事故の原因究明に後ろ向きだ」と批判するなど、歩み寄りは見られなかった。

 東電は一昨年秋、原子力規制委員会に柏崎刈羽原発6、7号機の審査を申請している。広瀬氏は柏崎刈羽原発の視察も求めたが、泉田氏は「事故原因の究明が不十分社内処分もない。安全の議論のスタートラインに立てない」と応じなかった。泉田氏はこれまで、事故の検証と総括がない限り、柏崎刈羽原発の再稼働を認めない考えを繰り返し表明している。

 東電は7月までに、新潟事務所を新潟総支社に格上げし、約20人いる社員を増やす方針だ。地元自治体や住民の要望などに丁寧に対応していくことで、再稼働へ理解を得たい考えだ。

 東電の2015年3月期決算は、燃料費の抑制などコスト削減の徹底などで最終黒字となる見通し。数土文夫会長は昨年末の記者会見で、年内の電気料金の再値上げは見送る方針を明らかにする一方、柏崎刈羽が再稼働しなければ、16年3月期の黒字確保は厳しくなるとの見方を示している。(古賀大己)
.
朝日新聞社

・ 海外から見た「原発事故後の日本人」 

2015-01-08 03:05:44 | 原発事故
ブログ「泣いて生まれてきたけれど」に、福島原発事故について海外から日本を見た時のコメントが掲載されています。あれほど凄まじい原発事故を起こし、その対応も処理もデタラメな中で、騒ぎもせずに生活している日本人が奇異に写んでしょうね。日本にいる私たちでさえ、この異常さに驚いているのに、海外からはどのように見えているのでしょう。以下転載します。


   *****************************************



@cyclochabumaro
友人のアメリカのテレビディレクターより
「カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏の報道では、
日本政府は嘘をついて国民を被曝させていると報道しているし、
チェルノブイリ以上の人的災害になるだろうといった認識で受け止めている。
日本人が平然と暮らしている意味がわからない。」


@Casey_Matsuoka
「正しく怖がる」の内容を外国人に話すと100%失笑される。
ますます日本の信用は失墜する。
さすがは「竹槍とカミカゼの国」と言われる。
いいかげん、そうした妙な偽善から日本人は脱却しないか?
学者や専門家なら、いかに子供の口に入らないようにするかを考えるのが「人道」というものだ。


@cmk2wl
フランスのテレビ番組で、日本在住フランス人が怒りをぶちまけた。
「ニュースでは“何の心配もいらない、大丈夫だ”と繰り返している。必要なインフォメーションは何もない。
日本人はバラエティー番組を見て笑い転げている場合か?」


@mincorinrin
幼稚園のママさんと、会話の流れで放射能からの避難民だと話したら予想外に理解があり、内部被ばくも気にしていた。
沖縄のママさんにしては珍しいなぁと思ったら、ご主人はやっぱり外国人(米)だった。
どれだけ正しい情報が日本に流れていないかがよくわかる


@AndreasDiego
111221カナダ医療ジャーナル
なにもかも隠蔽してしまう日本文化のもとで、不適切な除染が進められる結果、
日本人は除染する目的とは反対に、かえって非常識な健康被害に晒され、それがますます酷くなり続けています」


@Casey_Matsuoka
ミュージシャンのDELIさんが撮影した郡山の映像(2μSvで花見)、東京の電車内(1μSv)の映像。
アメリカ人達に見せた。
全員が叫び声を上げ、吐き気をもよおす女性も…。瓦礫拡散の話をしたら「日本人は自殺する気か?」と正気を疑う
それが世界の目だ。 


@cameronkeiko
CNNを見た諸国の人々は、日本の食べ物は汚染されていると、もちろん認識するだろう。
CNNjでは、直接日本政府を攻撃はしなかった。
ただ、取材した事実を伝え、政府の発表は信用できない、自分の身は自分で守らなければ
とインタビューした主婦の話を伝えた。
それが、世界の認識なのだ…


@Angama_Market
カリフォルニアの住民が被曝をさけてNZに移住してるとか、全然日本知らないでしょ。
カナダから南米に移住したり。


@Obachan49
政府の言うことを鵜呑みにせず、放射能との闘いを続ける日本人は今日本では少数派。
一年が経過して心が折れそうになっている人も多いと思うが、実は彼らの行動が日本以外では大多数に同意を得る行動なのだ、
ということを伝えなければ。それは世界の常識だよ。
自信を持って、と教えてあげたい。


@yokoching
海外の人は、みーんな、放射脳ですよ。
放射脳は、むしろ、グローバルスタンダードですよ。
みんな放射能の事を学んで、恐れて、判断してる。
それを「放射脳」と呼んで、問題をない事に、
個人のパーソナリティに押し付けようとする事の方が、よーっぽど世界的にも、日本においてもおかしな風潮なんですよ。! 


@hiljaisuus
日本の政府&マスコミの情報隠蔽を欧州で一番怒ってるのが、皮肉にもフランスの原発推進派…だと。
事故対応の誠実さが無いって。
ちゃんと対応してれば良かったのに、と。彼等にとっても今後マズいからだろう。
ソース:上杉隆氏/東京FM「The Lifestyle MUSEUM(120224)」


@AndreasDiego
オーストラリアABCTV
日本政府が伝える放射線量は実際よりもかなり低く、しかも数値がたびたび改められて高くなっていく。
そんなことを繰り返していれば、早く避難していれば避けることのできる癌を発生させて、日本中に癌患者だらけにしてしまう
> 被曝させたくてばら撒き始めました。


@AndreasDiego
WHOのHPは、福島原発事故で放出される放射能による世界の食品汚染拡大への懸念で埋め尽くされている
「高濃度汚染水を海水に流せ」「大気に放出させておけ」は、日本が自国のことしか考慮しない行為で、
いまや世界の厄介者となっています


@AndreasDiego
アーニー・ガンダーセン「9万Bq/kgの汚染シートが見つかった。
環境庁は、1トンのゴミと混ぜて焼却すれば、放射性セシウムは十分薄まると言う。
日本の解決策は世界のどことも違う
米国なら300年間地下に埋めて管理する。
放射性物質は焼却炉の煙突から放出され、焼却灰は東京湾に投棄する


@teatree_ft
死の灰を浴びせられ、死の灰を食べさせられ、死の灰を吸わされ、死の灰を燃やされている。
だけど大半の人は気にせず日常を送る。
これが今、海外から見た「Made in Japan」と揶揄される現実だ。
もはや日本人は世界から尊敬の念を送られる民族ではないことを
肝に命じなくてはならない。


@olivenews
米WP紙は「唯一の被爆国として世界に核廃絶を訴えてきた日本が狭い国土に55もの原発を林立させた核大国になっていた」異常さ
を指摘。
「自分たちが落とされた原爆の何千何万発分にも相当する核物質を原子炉に保有しているのに危機管理ができていなかった」政府
情報を隠蔽しつづけてきた結果だと。


@kikko_no_blog
ワシントンポスト紙 「日本の野田首相は国民の3分の2以上が反対していた大飯原発の再稼働を強行した。これは
『日本の国民はおとなしいので再稼働してしまえば諦めるだろう』と考えたからだが結果は逆だった。
大飯原発の再稼働後、脱原発の声をあげる国民の数は急速に増え続けている

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@teatree_ft
イギリスが日本終了を言及
海外の人のほうが放射能状況に詳しい現状

@saigaisanwa
日本は終わった】英インディペンデント紙。英で久々報道の福島。
原発事故は日本政府が嘘をつく構造だと明らかにした
「近代日本の終焉」「チェルノブイリより遥かに酷い」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@Cmdeccs
ロシア、ウクライナの友人曰く、
まさか、あの真面目で几帳面な日本人が、2,3年後に本当に何も起きないと信じているのが
全くもって信じられないんだそうだ
。もちろん、私も信じられないわ。


@Sebochan
チェルノ事故でウクライナから避難してきた老女と話す機会があった。
日本人と言ったら興奮して「原発は、福島はどうなっているの?300km離れてもダメなのよ!!
父は、何も考えず食べて数年後癌で亡くなった」と。
鬼気迫るものがあった。そして私たちを助けたいと連絡先までくれた。


@Sebochan
元ウクライナ在住の老女は、
日本の原発事故を自国のように心配してて、すぐに1000kmでも避難しなければならない程だと。
瓦礫の拡散や汚染食品を食べるなんてクレイジー、絶対間違っている!
と、怖いほど真剣に言われた。 
今だにチェルノから何も学ばない日本人が大半であることが申し訳ない


@olivenews
チェルノブイリ生存者の声 ナターリアさん「出来るだけ早く逃げて、と。待っていてはだめです。
自分自身を救ってください。政府を信じないで。
だって政府は嘘をつくから。
政府はあなたに真実を知って欲しくはないのです。原子力産業はあまりに強大だからです。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スイスの日本批判が凄まじいらしい
←「絆」という言葉を政府が使って強制的に国民に毒物を食べさせている
( たむごん )
http://bit.ly/H14Ra7 


@Lulu__19
外人「日本人は頭おかしい。東電や政府がメチャクチャやってるのに暴動すら起きないんだから」
http://bit.ly/GFRNFt


@ojirowashiJey
寝る前に素晴らしいニュース!!
ドイツ緑の党が、野田首相に抗議声明文を送った
書き出しは「恥を知れ
http://www.google.co.jp/gwt/x?hl=ja&client=twitter&u=http%3A%2F%2Ft.co%2FEpcobbrH


@kingo999
カナダ医師会が日本政府をボロクソめった斬り
日本政府は平気で嘘をついてきた/チェルノブイリ事故でのソ連政府の対応にはるかに劣る」
http://t.co/JS9PlvFq


@kingo999
海外の人が日本を見た感想のひとつ
日本人は羊と同じだ。されるのを待っている羊。どう見ても自分で自分を救う気がないような人たちに、
同情なんてできるわけがない。」
http://t.co/yattA8fN


@AndreasDiego
「日本政府には、困ったものだ」と声があがり始めています。
原発事故由来の汚染物質をゴミ処理場で焼却させているからです
気流で運ばれ、降雨降雪で汚染を北半球に広がっているのです
http://t.co/rYqwle54 (英語)


「最近、某国へ遊びに行った際、現地空港の検査場で日本人だけ個別にチェックを受けました。
キャリーバッグの中身まで丹念に調べられて……
後からそれが放射線チェックだったと気付いて、自国の危機的な状況を改めて実感させられました。」
a href="http://diamond.jp/articles/-/14123"target="_blank"



‏@hana312310
最後まで必読。日本人として恥ずかしい

@enepare
必見】世界中で抗議運動勃発
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1356.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
安全対策ゼロの大飯原発を強引に再稼動させる野田政権に対して、世界中が怒りの抗議活動を展開しています。






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・ ドイツ緑の党からの抗議文

2015-01-07 22:31:40 | 原発事故
少し古くなりますが、ドイツの緑の党が当時の日本政府に対して、原発再稼動問題に対して抗議声明文を送っていたのが分かりました。日本政府の対応のひどさを、国内のみならず海外からも非難されていたのですね。野田個人としても能力が低いわけですが、官僚による単なるペレット扱いでしょう。誰が首相になろうが、ただの操り人形・・・・
以下転載します。

   ************************************************


Letter of Protest
                抗議声明文

To: Mr. Yoshihiko Noda, Prime Minister of Japan

日本国首相、野田佳彦殿、

“Shame on you, Mr. Noda – listen to your people and act responsibly – Don’t restart Ohi reactors – Come up with a responsible energy policy based on conservation and renewable energy”

野田首相は恥を知れ ―国民の声に耳を傾け、責任ある行動を取れ―

 大飯原発を再稼働するな ―資源保護と再生エネルギーを基本とした政策を責任をもって構築せよ―

Dear Prime Minister,

野田首相、

We protest your decision to restart two nuclear power reactors in the town of Ohi in Fukui Prefecture. We ask you to reconsider and instead impose a moratorium on nuclear power in Japan. We ask you to come up with a responsible energy policy for a Japan without nuclear power and based on energy conservation and renewable energies.

我々は、貴職の福井県大飯町原発二基再稼働決定に抗議する。再起動について再考を求め、代わりに日本国内原子力発電の一時停止発動を要求する。資源保護と再生エネルギーを基本とした、原発のないエネルギー政策構築を要請する。

Here are our reasons:

事由は以下の通りである。

① Your decision is undemocratic. The Japanese public is not supporting you. Many members and parliamentarians of your own party are not standing with you.

貴決定は民主主義から逸脱している。日本国民は貴殿を支持していない。貴民主党内部でも多くの国会議員が反対の立場を表明している。

② The full truth about the meltdown of the three reactors in Fukushima has not been established, yet.

  福島原発三基のメルトダウンについて、未だ事故原因の真相が明らかにされていない

③ The prevailing, temporary safety standards that have been applied by the stress tests and that you referred to when you declared the Ohi reactors to be safe, are insufficient. At present, essential safety measures that are required by the stress tests have not yet been implemented in Ohi. It is not verified whether the reactors can be shut down safely if a serious earthquake were to occur.

  大飯原発のストレス・テストに適用され、かつ同原発安全宣言の際に言及された現行の暫定安全基準は極めて不十分である。現在に至るまで、ストレス・テストに本質的に不可欠の安全対策が実施されていない。もし深刻な地震が起きた場合、原発を安全に停止できるか否かが検証されていない。

④ Any new regime of safety standards must be formulated and overseen by a truly independent Nuclear Safety Agency. This agency has not yet been established, and parliamentary procedures have just been started.

  新たな安全基準制度は、独立した第三者原子力安全機構によって制定され、かつ遵守されなければならない。

⑤ The sharp increase in seismic activities in Japan since the earthquake and tsunami catastrophe of March 11 is alarming. The fact that there are active fault lines in the vicinity of the Ohi reactors, and perhaps even under the site is a major reason of concern.

三月十一日の東日本大震災以降の日本列島の地震活動の激増は、警告を発している。もしかすると原発敷地の直下に存在するかもしれない活断層が大飯原発周辺に複数存在するという事実が、再稼働に対する大きな危惧となっている。

You may reject this letter as an outside interference into the internal affairs of Japan. However, we know since Chernobyl and Fukushima that the fallout of nuclear accidents does not know national borders, but severely impacts the global environment and bears unknown risks to the health of all mankind. We believe it is our moral obligations to voice our concerns to you.

貴職は本状を内政干渉として拒否されるかもしれないが、チェルノブイリ及び福島原発事故以来、原発事故がもたらす死の灰に国境はないこと、地球環境に深刻な悪影響を与えること、さらに人間に不測の健康被害を及ぼす危険等々を我々は承知している。

We also know that our concerns are shared by many people in your country and that a majority of your people does not agree with you. We have high respect for the people of Japan, for their sense of community and service in times of great harm. We believe in their creativity and strong will to overcome these difficult times, and to rebuild a Japan without nuclear power.

我々はまた多くの貴国民が同様の危惧を抱き、国民の過半数が貴職に反対表明していることを承知している。我々は、大災害時の地域社会において共同体連携意識を発揮する日本国民に対して高く敬意を払うものである。我々は、日本国民がこの困難な状況を克服し、原発のない国家を再建されるための創造力と強い意志を発揮されることを信じる。

We, therefore, ask you to kindly reconsider the restart of the Ohi reactors and to declare a moratorium on nuclear power. We ask you to come up with a responsible energy policy for a Japan without nuclear power based on energy conservation and renewable energies.

 我々はここに、大飯原発再稼働を再考願い、原子力発電の一時停止宣言を要求する。

我々は、貴殿に対して、資源保護及び再生エネルギーを基本とした責任あるエネルギー政策を確立されんことを要請する次第である。

Yours sincerely,

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