ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

帰りの道すがらしあわせそうな灯りをみつけ

2008-12-01 21:55:11 | 



いつもの帰り道、駅から続く賑やかな商店街の、
そちらこちらの店先を眺めながら、
目の前に迫る年末の気配を感じ取り、
僕も心なしかわくわくします。


年末も目前に迫っています。あと1か月です。
そわそわするこの時期ですが、ようやく1年が終わるという安心感、
そして新しい年がまた来るのだという期待感に、
街の喧騒とは裏腹に、僕の心持は穏やかになるのでした。


〝あぁ、またクリスマスが来るんだね〟


民家の続く小さな小道の通りすがりの一角に、
ちらちらと、ほんとうにちらちらと瞬く、
光の綿帽子を見つけました。


近づいてみると、民家の二階のベランダに、
ささやかなクリスマスのイルミネーションが、
やはりちらちらと輝いていました。


〝子供たちはさぞうれしかろう〟


そんなわが子をみる親たちはもっとしあわせだろう。

暗がりの中でちらちらと瞬くそんな光をしばし見ていました。


子供の頃みたクリスマスツリー、学生の頃彼女と見たイルミネーション、
東京でなんども見た光のページェント…・
思い出すことばかりだ。


けれどなにか生きる強い力が湧いてきました。


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